今回は車のエンジンがかからない、カチカチ音がなってしまった時の原因・対処法についてご紹介していきます。
家を出る時、出先でエンジンをかけようとした時に車が動かない!そんな経験長年車に乗っていたら一度は経験するものです。
そんな時何が原因で動かないのか、また自分で対処できるものなのかどうか知っていれば落ち着いて動くことが出来ます。
そして、原因をすぐに突き止めることが出来れば簡単に治すことが出来る可能性もあります。
そこで今回は、お持ちの車のエンジンがかからないでカチカチ音がなるだけになってしまった時の原因・対処法について詳しくお伝えしていくので最後までお付き合いください。
車の知識がないとエンジンが止まってしまうと自分ではどうしようもないと諦めるしかないです。
いざという時に自分で対処できるように知識を持っておくことで安心して運転することができるはずです。
エンジンがかからない!カチカチ音がする場合の原因・対処法は?
車のトラブルで一番困るのはエンジン自体がかからないことではないでしょうか?
その中でもキーを回したり、スターターボタンを押した際にカチカチ音がなるだけでエンジンがかからない事がエンジントラブルでは圧倒的に多いです。
そんなカチカチ音だけが響いてエンジンがかからない時の対処法についてご紹介していきます。
カチカチ音がする原因はセルモーターが回っていない?
まずはカチカチ音がしているものの原因はセルモーターです。
セルモーターとは、エンジンを始動する際に使われるモーターでキーを回した時に正常であれば『キュルキュルキュル』という音がなってエンジンがかかります。
このセルモーターからカチカチという音しかせずにエンジンがかからない時の原因の9割は『バッテリー上がり』にあると言われています。
バッテリー上がりが起きることによってエンジンの始動に必要な電流が流れずセルモーターがカチカチ言うだけでエンジンがかからなくなってしまいます。
バッテリーが上がったらどうすればいいの?
いざバッテリーが上がってしまった時にどうすればいいのでしょうか?
バッテリーが上がる原因にはバッテリーの寿命が来ている場合とバッテリーは壊れていないけどバッテリーが上がってしまってるパターンがあります。
バッテリーの故障の場合でもバッテリー上がりでも共通してしなければいけないのはバッテリーの充電です。
バッテリーの充電を行いエンジンを一度かける必要があります。エンジンさえかかればエンジンを止めるまでは走ることが出来るのでバッテリーの故障であっても近場のディーラーや車屋まで走らせて修理に出すことができます。
バッテリー充電の方法としては、ブースターケーブルを使って救援の車とバッテリー同士を繋げる方法があります。
ブースターケーブルには赤と黒の端子があり、それぞれを両方の車のバッテリーとエンジンの金属部分に繋いで充電すればエンジンをスタートできます。
そもそもどうしてバッテリーが上がるの?
バッテリーが上がる原因として考えられる要因としては、ヘッドライトを付けっぱなしの状態にしていたり半ドアにしっぱなしにしている時に良く起こります。
バッテリーが上がる以外にエンジンがかからなくなる要因としてオルタネーターの故障が考えられます。これもよく起きがちなトラブルです。
バッテリーが上がるというのはバッテリー内の電気がない状態になってしまうことで十分な残量を確保できなくなってしまったり放電され続けることで起きます。
もちろんバッテリーは使い続ければ寿命を迎えてバッテリーが上がりやすくなってしまいますし、オルタネータの故障も経年劣化によって悪くなるものなのでこまめに点検し寿命を察知できるようにしておくべきでしょう。
オルタネーターって何?
オルタネーターとは電気を作る発電機のような役割をもった電装品です。
エンジンの力を利用し、オルタネーターを回転させることで発電をします。
原理は自転車を漕いで電気を発電させる仕組みを思い出していただけるとわかりやすいかと思います。
車を動かすのに電気は必要不可欠であり、この発電ができなくなると自動車は動かすことができなくなってしまいます。
厳密に言えば、エンジンのスタートにはバッテリーの電力を使いエンジンがかかってしまうと今度はオルタネーターの電気を使ってエンジンを動かしたり電気を付けたりします。
他にもエアコンを付けることにも利用されなくてはならない存在です。
バッテリーを交換したり、十分に充電したのにエンジンが起動しない場合はこのオルタネーターの故障を疑ったほうがいいでしょう。
オルタネータの寿命は何年ぐらいなの?
このオルタネーターの寿命はどれくらいなのでしょうか?
一昔前までは10万キロを超えて来たところで交換するのが一種の目安と言われてきました。
大体故障するタイミングも10万キロ前後が多いので寿命はそれぐらいを見ておくのがいいと思います。
しかし、ここ5年以内くらいに作られた車になってくるとオルタネータの耐久性が向上していることで倍の20万キロほどは壊れずに使えるという報告もあります。
それでも運転の仕方や整備の仕方によって寿命は大きく変動するのでこまめに点検をし、その度にバッテリーとオルタネーターのチェックは入念にするようにしておきましょう。
オルタネーターの交換費用は故障の具合によって金額が変わってきます。
もしもベルトやベアリングの交換だけであるなら高くても1万円以内で修理出来ると思います。
しかし消耗が進みオルタネーター毎交換するとなった場合、費用は10万円くらいかかってしまいます。
冬はバッテリーが上がりやすいって本当?
バッテリーは冬になると上がりやすくなります。それはバッテリーが気温の低下によって性能を落としてしまうという性質を持っているからです。
外気の温度が常温の場合新品であれば性能を100%発揮できるのですが、外気温が0度近くまで落ちると新品でも80%、数年使用したものであれば65%近くまで性能が落ちてしまいます。
これはバッテリーに入っている液温が下がる事で起きてしまいます。
冬の寒い日はエンジンがかかりにくくなるのはこれによって起きているので、エンジンオイルが気温で固くなってしまい結果バッテリーへの負担は大きくなりバッテリー上がりが起きてしまうようです。
バッテリー上がりを防ぐ方法はある?
バッテリー上がりを防ぐ方法としては、1つ目にバッテリーの充電を心がけることです。
もちろん車に頻繁に乗っていることに越したことはありませんが、最低でも道路で走るなら10分以上、アイドリングで30分位は行うようにしてください。
逆にアイドリングの時間が短いと逆効果になってしまいます。
5分以内でのアイドリングの場合、エンジン始動にかかる電気の量よりアイドリングの電気量の方が少ないので逆に電気を失ってしまうことになります。
2つ目は定期的なバッテリー電圧の計測です。
バッテリーの充電がどれくらいあるのかを知っておくことでバッテリー自身の寿命や残量を知ることができるので危険を事前に察知することができます。
バッテリーの正常値は基本エンジン停止時で12.5Vくらい、エンジン始動中であれば13.5Vくらいだと言われていますのでこの数値を目安に確認してください。
バッテリー電圧の測定を行うのに必要な道具はテスターと呼ばれる計測器で、カー用品店に行けば数千円で購入出来ます。
また、ガソリンスタンドで無料で測ってくれる所が多いので積極的にガソリンを入れた際などに確認するようにしましょう。
バッテリーの交換費用はいくら?
バッテリーを交換するのに必要な費用はどれくらいになるのでしょうか?
JAFなどのロードサービスに頼む場合、非会員の場合、一般道路で15,000円くらいの費用がかかります。
高速などの道路では30,000円近く取られることもあるので意外に高額です。
会員であれば無料になるのですが、問題が起きてしまってから入会しても料金は払わないといけませんので、事前に会員になっておく必要があります。
入会する場合、年会費と入会金が必要になります。入会するのに2,000円、年会費が4,000円の合計6,000円がかかります。
バッテリー交換は自分でもできる?
バッテリーの交換は自分で行うこともできます。
そのためには自分の車についているバッテリーを把握しておく必要があります。
交換を行う事自体は自分でできるのですが専門的な知識が必要な箇所がいくつかあります。
正直バッテリーを交換する事態までの故障であればディーラーにお任せすることをオススメします。
ネット等で『簡単に行える』という記事をよく見ますが、実際は少し難しいです。
記事を読んだ感想としては、初心者にとっては扱うのが大変だと思いました。
バッテリー上がりはその中でもかなり多く対処も簡単な部類に入るので知識を入れておいたほうがいいですね!
バッテリーの故障は交換が必要ですが、やっぱり自分で交換するのは怖いです。間違えてしまうと他の部品にまで影響がでるかも知れませんし。
カチカチ音は限界寸前?車は壊れる前にするべき事とは?
車の修理に関してよくあるのが、一箇所修理したらそこから次々悪いところが出てきてしまうといった事例です。
車の故障が出てくるのは普通に乗っていると8万キロを超えた辺りから急に増えてきます。
最初は簡単な不具合くらいのものだったものが段々と重い症状になってくる事が多いです。
経年劣化はある時いきなり全部壊れるのではなく蓄積されたものが徐々に表に出てきます。
一箇所悪くなっているという事は交換をしていない限り他の部品も同じだけ劣化しているので次々悪い部分が表に出ちゃうんです。
そうなると修理費用もバカにならなくなってきてしまい、いっその事売りに出して新しい車を購入したほうが得なんじゃないかと考えが及ぶのです。
しかし、実際車は壊れる前に売ってしまったほうがいいのでしょうか?
壊れてしまった車と修理して乗れる状態にしてから売るのではどちらがお得になるのかきになりますよね?
故障している車も売れる?修理してから売るのはどうなの?
そもそも故障している車は売れるのでしょうか?
答えは『売れる』です。故障していても車の買い取りは行ってくれます。
しかも故障を修理してから売るよりも故障をそのままで売ったほうがお得になります。
その仕組みは修理に出した際の車屋さんの利益と買い取り業者が修理をした時では金額が全然違う部分にあります。
故障した状態で車を売るのと修理してから車を売るのでは確かに買い取り金額に差は出ますが、修理に出した時にかかるお金には修理をした車屋さんの利益が上乗せされています。
しかし修理せずに売った場合はその利益は上乗せされませんし、買取業者は業者間で修理を依頼するので私達が修理に出すよりも安価で修理ができるのです。
なのでそのまま買い取りに出したほうが私達にとってはお得になります。
なんだか壊れた車なんて買い取ってくれてもかなり金額が下がってしまうしだったら直したほうがいいのかと普通思ってしまいますよね?
このからくりを知っていれば車を買い替えたり売ったりする時は無理に修理はしないほうがいいですね!
新車・中古車を買う時の下取り車を高く売る方法は?
新車・中古車を安く買うには、値引きをしてもらうのが圧倒的に早いですが、あなたに下取り車があるのならば、その車を下取りに出せば更に安く買えますよね。
しかし、ディーラーの下取り金額に騙されてはいけません!!!
ここで注意すべき事は、「ディーラーは下取り金額を低めに見積もっている」という事。
また、
と言ったセールストークに誤魔化され、あやうく損するといった場面も見受けられます。
やっぱり、1円でも高く下取りに出したいですよね?
そのためにも、ある程度の今あなたの乗っている車がいくらで売れるのか相場を知っておく必要があるのです。
そんな時に役立つのが、かんたん車査定ガイドになります。
そこで、下取りに出したい車を一括査定してもらって買取価格の相場を知ってその見積書を提示して、それより高くしなければ下取りに出しませんとあなたの下取り車を高く売るために交渉する最大の武器となります。
私もディーラーに車を下取りに出した時、ラブ4の初めの提示金額は40万と言われました。
そこで、車買取査定サイトから無料査定をしてもらった結果、57万円という買取金額が出て唖然としました。
あやうく17万円を損するところでした!
その後、私は再びディーラーへ行って車買取査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えたところ、車下取り価格を17万円+1万円UPしてくれました。
初めから相場以上の金額で対応してくれよと思いながらも、車買取査定サイトを知らなくては損するのは当たり前ですね。
だからこそ、下取り買取金額を出してもらう前に、利用していくのを忘れないようにして下さいね。
かんたん車査定ガイドでは、かんたん車査定ガイドで申し込み後、買取相場が表示されます。
ディーラーの下取り買取価格と比較したい方・すぐに相場を知りたい方は、無料ですぐに利用できるのでお早めに利用してくださいね。
かんたん車査定ガイド
まとめ
今回はエンジンがかからない、そしてカチカチと音がしている時の原因・対処法についてご紹介してきましたが如何だったでしょうか?
エンジンの急な故障におどおどと焦ってしまう必要がないことがわかりましたね?
エンジンの止まる要因で一番多いバッテリー周りの点検は特にこまめに行いましょう。
事前に一番起きやすい不具合の対処をしておくことで普段の生活でも安心して車に乗ることができます!
かんたん車査定ガイド