エンジンがかからない時にブレーキ硬い場合の原因・対処法

エンジンがかからない ブレーキ硬い 対処法
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この記事では、エンジンがかからない時にブレーキが硬い場合の原因や対処法についてご紹介します。

車に乗っていざ出かけようと思ったときに、ブレーキが硬くておかしいなと感じたことのある方も多いのではないでしょうか?

それもブレーキが硬くなるのは、前回車に乗ってからしばらく時間が経った後。

1~2時間では全く症状が出ないけど、一晩ほど時間を空けると必ずブレーキが固くなってしまっているという方は以外にも多いのではないかと思います。

ブレーキを踏まないとエンジンを始動させることが出来ないので、ブレーキが踏めずにエンジンがかからなくなってしまう方もいるのではないでしょうか。

そんな方へ向けて、エンジンがかからない時にブレーキが硬い場合の原因や対処法についてご紹介します。


車を止めて待っている時にブレーキペダルに足を置いて暇つぶしに踏んでいたらガチガチになってしまってびっくりしたことがありました。

その当時はブレーキの仕組みを全く知らなかったのでブレーキが壊れてしまったのかと焦った思い出があります。

ブレーキを空踏みしていないのにガチガチになってしまっている時は異常が発生している可能性が高いので、早急に対処する必要がありますよ!

車のブレーキの仕組みは?

エンジンがかからない ブレーキ硬い 対処法

ブレーキがどうして硬くなってしまうのかを理解するためには、車のブレーキの仕組みを理解しなければなりません。

教習所では、車のブレーキの種類を3種類を教わりました。

  • フットブレーキ
  • エンジンブレーキ
  • 心のブレーキ

この中でも、ブレーキが固くなってしまう場合に関係のあるブレーキは、フットブレーキになります。

フットブレーキはドライバーが足で踏むブレーキですね。

足でブレーキペダルを踏み込むことによって、4輪に設置されているブレーキ本体が作動して、車の減速・停止を行います。

まずはブレーキ本体の2種類の仕組みについてご紹介します。

 

ディスクブレーキ

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ディスクブレーキは名前の通り、ブレーキディスクをブレーキパッドで挟み込むことで車輪を止める方式のブレーキになります。

車のホイールの内側に銀色の円盤が付いているのを見たことがあると思います。

その銀色の円盤がブレーキディスクになります。

ブレーキディスクの上に重なる形でついている物体をブレーキキャリパーと言います。

ブレーキキャリパーの中にはブレーキパッドが入っており、ブレーキキャリパーでブレークパッドを押し出してブレーキディスクに強く押し付けることで減速させています。

 

ドラムブレーキ

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ドラムブレーキは、ママチャリの後輪や自動車でも後輪にはドラムブレーキを採用している車種があります。

ドラムブレーキの特徴は、値段が安い事。

仕組みは、ディスクブレーキのように回転する円盤を押さえつけるのではなく、回転しているドラム缶を内側からブレーキシューを押し付けることによって制動力を得ています。

ディスクブレーキは外側から、ドラムブレーキは内側からという事です。

値段は安価でありますが、その構造から放熱性が悪く、ハードなブレーキングを繰り返すような使い方に弱いです。

そのため、車を止めるときに大きな制動力が必要になる前輪にはディスクブレーキが採用され、後輪は安価なドラムブレーキを採用する場合が多くなっています。

スポーツカーや大排気量のパワーのある車では、ブレーキ制動力が優先されるので前後ディスクブレーキとなっています。

 

油圧でブレーキパッドを押し付けている!?

ブレーキには油圧の仕組みを使っています。

ディスクブレーキを例にしてみると、ブレーキキャリパーのピストンが押し出されて、ブレーキパッドをブレーキディスクに押し付ける時に油圧によって押し出されます。

ブレーキは、ブレーキペダルからホースでつながっており、その中はブレーキフルードという油で満たされています。

ブレーキペダルを踏み込むと、ピストンが押し込まれて、ブレーキフルードに圧がかかります。

圧がかかると出口であるブレーキキャリパーの方へ圧がかかるので、ピストンが押し出されます。

ブレーキを踏み込んだ力=ブレーキパッドを押し出す力だとすると車は全く止まりません。

1踏み込んだ力を10の力に変える『ブレーキブースター』という機能が付いています。

細かい説明は省きますが、イメージとしてはパワーステアリングのように軽い力で大きな力を出せるようにする機能です。

このような仕組みによって車は止まることが出来ています。


1トン以上ある物体を止めようとしたら相当の力が必要になります。

ブレーキブースターのおかげによって、軽い力であれだけの重量物の動きを止めることが出来ているんですね。

以外にも仕組みはアナログでしたが、どうやったら思いつくのかと感心してしまいます。

 

車を動かそうとしたらブレーキが固い?!どんな症状?

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30代K.T様

30代K.T様

エンジンをかけるときにブレーキを踏んでからスタートボタンを押すタイプの車に乗っています。

週末にしか車に乗る機会が無いのですが、毎週車に乗るたびに、ブレーキがめちゃくちゃ硬くなってしまっています。

力いっぱいブレーキを踏まないとようやくエンジンがかかってくれません。

エンジンがかかってしまえばブレーキは軽くなります。

40代E.A様

40代E.A様

新車で購入してから1年程度の車に乗っています。

車に乗り込んで、エンジンをかけるときにブレーキを踏み込む時に毎回ブレーキがとてつもなく重く踏めない状況になっています。

勢いをつけてガツンと踏み込んでしまえば何とかなるのですが、かなり強くガン!と踏めば何とかなるのですが、ブレーキが固いせいで1発でエンジンがかからない時があります。

特に異常を示す警告灯などはついていないので、不安です。

 

原因と対策は?

一定期間の間、車に乗らなかった場合にブレーキが固くなってしまったという症状がありました。

ブレーキブースターの機能によってブレーキを軽く踏み込むことが出来ているので、ブレーキブースターに異常があるとブレーキが固くなってしまいます。

このせいでエンジンがかからない場合は、とにかくブレーキを強く踏み込んでエンジンをかけてください。

ブレーキランプが点灯する所まで踏み込めばエンジンはかかります。

ブレーキが固くてエンジンがかからない場合にはこの方法で対処するしかありません。

 

普段からブレーキが重い

通常の使用でもブレーキが固い場合は完全にブレーキブースターが壊れてしまっているので早めにディーラーで整備してもらってください。

一定期間開けた後にだけブレーキが硬くなるという場合はすぐに異常が出る可能性は低いと思われますが、ブレーキブースターに異常がある、故障の前兆とも言えますので、ディーラーに早めに見てもらいましょう。

ブレーキは車の機能の中で一番大切な機能ともいえるので、異常を感じたらすぐに見てもらうのが良いと思います。

ブレーキが利かなくなってしまう事ほど怖いことはありません。

実際にブレーキが利かないことが原因の死亡事故も発生しており、死に直結する故障になります。

 

故意に硬くすることも出来る?

エンジンを切った後にブレーキを踏むと徐々にブレーキが固くなって、ガチガチになってしまいます。

ブレーキブースターはエンジンが動いている時の負圧を利用した装置なので、エンジンが停止していると負圧が発生せずにブレーキブースターの恩恵を受けることが出来ません。

エンジンを切ってから数回は、ブレーキブースター内に負圧が残っているので軽い力で踏み込むことが出来ますが、ブレーキを踏むたびにブレーキブースター内が大気圧に満たされていきます。

ブレーキブースターが大気圧で満たされるとブーストを受けることが出来ないので1対1の力でブレーキを踏み込む必要が出てきます。

本来必要な力を体験することが出来るので、試してみても良いかもしれません。

エンジンをかければブレーキは元の柔らかさに戻りますよ!


いざ出かけようと思ったときにブレーキが固まっていたら相当焦りますよね。

頑張って踏み込んでエンジンをかけてしまえば元通りになりますが、エンジンをかけるまでも踏み込めない位になっている時もあります。

ブレーキランプは少し踏み込んだだけで付くので、その場所まで頑張って踏み込んでくださいね!

 

ブレーキブースターの交換費用はいくら?

エンジンがかからない ブレーキ硬い 対処法

ブレーキブースターに異常が出てしまった際の交換費用が気になるところですよね!

ブレーキブースター本体はネットショッピングでも販売されており、整備の腕に自信のある方であればご自分で交換することも出来る部品になります。

商品単体の相場は5千円~1万円程度となっております。

更に、ブレーキブースターを交換する際にはブレーキフルードも交換することになるのでブレーキフルードの交換費用も掛かります。

これをディーラーで依頼した場合には、ブレーキブースターの交換が2万~3万円、ブレーキフルードの交換が5千円~となっています。

ブレーキは命に直結する重要なパーツですので、少しでも不安がある方はディーラーなどの信頼できる整備士にお任せするのが安心です。

 

新車保障で修理できる可能性もある?

ブレーキブースターが壊れてしまい、交換することになると最低でも5万円程度トータルでかかってしまいます。

痛い出費ですよね。

ですがあなたの車が新車で購入して3年以内であれば新車保障を受けることが出来るかもしれません。

得にブレーキに関係する故障は重大な故障になるので保証が適応しやすくなります。

保証で修理できる可能性もありますし、ブレーキの異常をそのままにしておくのは非常に危険なので1度ディーラーに見てもらってくださいね。


購入した側からしてみれば、命にかかわる重要な部品が壊れたんだから無料で修理してもらいたいですよね。

メーカーの新車保障が切れてしまっても特別保証の範囲に入る可能性もありますので、とにかく一度ディーラーに持って行くことが大切になりそうですね。

中古車で購入した場合も年式が新しければ新車保障を継続することも出来るので、購入した中古車店で聞いてみてください!

 

新車・中古車を買う時の下取り車を高く売る方法は?

新車・中古車を安く買うには、値引きをしてもらうのが圧倒的に早いですが、あなたに下取り車があるのならば、その車を下取りに出せば更に安く買えますよね。

しかし、ディーラーの下取り金額に騙されてはいけません!!!

ここで注意すべき事は、「ディーラーは下取り金額を低めに見積もっている」という事。

また、


値引きは限界です。その代わり下取り金額に10万円上乗せしたので、これで契約してください!

と言ったセールストークに誤魔化され、あやうく損するといった場面も見受けられます。

やっぱり、1円でも高く下取りに出したいですよね?

そのためにも、ある程度の今あなたの乗っている車がいくらで売れるのか相場を知っておく必要があるのです。

そんな時に役立つのが、かんたん車査定ガイドになります。

そこで、下取りに出したい車を一括査定してもらって買取価格の相場を知ってその見積書を提示して、それより高くしなければ下取りに出しませんとあなたの下取り車を高く売るために交渉する最大の武器となります。

私もディーラーに車を下取りに出した時、ラブ4の初めの提示金額は40万と言われました。

そこで、車買取査定サイトから無料査定をしてもらった結果、57万円という買取金額が出て唖然としました。

あやうく17万円を損するところでした!

その後、私は再びディーラーへ行って車買取査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えたところ、車下取り価格を17万円+1万円UPしてくれました。

初めから相場以上の金額で対応してくれよと思いながらも、車買取査定サイトを知らなくては損するのは当たり前ですね。

だからこそ、下取り買取金額を出してもらう前に、利用していくのを忘れないようにして下さいね。

かんたん車査定ガイドでは、かんたん車査定ガイドで申し込み後、買取相場が表示されます。
 

まとめ

エンジンがかからない ブレーキ硬い 対処法

この記事では、エンジンがかからない時にブレーキが硬い場合の原因や対処法についてご紹介してきましたが、如何でしたか?

ブレーキは車の走る曲がる止まるの中で一番重要な要素になります。

走行中にブレーキが突然効かなくなってしまって事故を起こしてしまったら大変なことになってしまいます。

自分の命もそうですし、相手がいれば人の命を奪うことにもなってしまいます。

ブレーキに異常を少しでも感じたらディーラーへ持って行って点検してもらうようにしてくださいね!

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