日産マーチのエンジンがかからない原因・対処法

日産マーチ エンジンがかからない原因 対処法
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本記事では、日産マーチのエンジンがかからない原因と対処法について詳しくご紹介いたします。

コンパクトカーとして1982年に登場した日産マーチは、現在4代目となり35年以上多くの人々に高く評価され続けています。

日産マーチは、丸みを帯びた愛らしいエクステリアと、インテリアにも曲線を強調したデザインを用いることで、柔らかく包み込まれるような室内空間を演出し、その丸く可愛らしいデザインが、コンパクトカーの中でも多くの人気を博しています。

コンパクトでありながらも、空気抵抗の少ない構造なので空力性能も高く、燃費性能が向上しており、使い勝手のいい経済的で機能的な設計となっているのが特徴です。

そんな日産マーチですが、突然エンジンがかからなくなってしまうという非常事態が起こった時にどう対処すればいいのか、よく知らないで過ごしている方も多いかもしれません。

そこで今回は、日産マーチのエンジンがかからない原因と対処法についてお届けしていきますので、最後までお見逃しなく!


日産マーチは、エクステリアとインテリアも丸みを帯びた愛らしいデザインが、今現在コンパクトカーの中でも高い人気を誇っていますね。

日産マーチに限らず、突然車のエンジンがかからなくなってしまうと、どうしても慌ててしまいますが、原因と対処法をよく理解しておくことで、落ち着いて対処して状況をより早く改善することができるので、原因と対処法についての情報を知っておきたいです。

マーチはどんなエンジンを搭載しているの?

日産マーチ エンジンがかからない原因 対処法

日産マーチのエンジンには、軽量かつコンパクトで、燃費性能や環境性能に優れ、静粛性の高い『HR12DE型』が搭載されています。

『HR12DE型』は燃焼性能がよく低燃費を実現し、低中速走行時でのトルクが力強いので、街中でも効率よく走行することができます。

日産マーチのトランスミッションには、スムーズに走ることができる『エクストロニックCVT』を搭載しています。

『エクストロニックCVT』は、変速比幅が大きくなっているので、高速走行時にエンジンを低回転に抑えることで、低燃費に貢献するなど燃費性能に優れており、加速反応が向上しているので、よりスムーズな走行をすることができます。

 

マーチのエンジンの寿命は10年?!

日産マーチのエンジンの寿命についてですが、人によって走行距離なども違ってくるのではっきりとは言えないのですが、10年は余裕で走行できると言われています。

このように使用年数が伸びてきている要因には、技術や安全装備などの向上によって故障や事故が減少していることと、生活の中で車に乗る機会が少なくなってきていること、そして車を走行する回数が減ったことでエンジンやタイヤの消耗が抑えられていることがあげられます。

 

先代のエンジンとの違いは何?

現行の4代目 マーチのエンジンには『HR12DE型』を搭載しており、先代の3代目 マーチのエンジンには『CR10DE型』を搭載しています。

現行の4代目 マーチのエンジンの『HR12DE型』は、ショートストローク型よりも低回転域でのトルク特性が優れていて、扱いやすいエンジンとされますが、高回転域では充填効率や摺動抵抗がの悪化するので出力の低下してしまい、さらに平均ピストンスピードが高くなりがちなので、エンジンへの負担が大きくなります。

先代の3代目 マーチのエンジンの『CR10DE型』は、ロングストローク型に比べて低回転域でのトルク特性が劣り、扱いにくいエンジンとされてしまうのですが、高回転域では充填効率や摺動抵抗の向上も軽微なので出力がアップして、同じ回転数でもエンジンへの負荷は低減されます。

 

同じエンジンを積んでいる車は何がある?

日産マーチと同じエンジン『HR12DE型』を搭載している車種には、

  • 日産・マーチ(K13型)
  • 日産・ノート(E12型)
  • 日産・ラティオ(N17型)
  • 日産・アルメーラ(N17型・タイ向けラティオ)
  • ルノー・パルス

などがあります。


日産マーチに搭載されている『HR12DE型』は、燃焼性能や環境性能に優れているところと、静粛性も高く街中でも効率よく安全に走行することができるのはとてもいいと思いました。

また、技術力の向上や生活スタイルの変化など、いろいろな要因で日産マーチを10年も乗りこなすことができるというのも、とても魅力的だと思います。

 

マーチのエンジンがかからない原因は?

日産マーチ エンジンがかからない原因 対処法日産マーチ エンジンがかからない原因 対処法

日産マーチのエンジンがかからない原因で考えられるものは、

  • バッテリー上がり
  • ガス欠
  • インテリジェントキーの故障
  • セルモーターの故障
  • プラグの故障
  • 燃料ポンプの故障
  • 電気系統の故障

などがあります。

その中でも最も可能性があるのは、プラグの故障だと考えられます。

 

一番あり得るのはプラグの故障!

プラグとは、エンジン内でガソリンと空気を混ぜ合わせて燃やす部品のことです。

バッテリー容量が十分あり、セルは回るのにエンジンがかからないような時は、プラグが消耗しているか、何らかの理由でプラグに大量のガソリンが付着して火を付けづらくしてしまっている可能性があります。

また、プラグが劣化してくると、アイドリングが不安定になったり、停車中にエンジンが震え出したりという初期症状が出てき始め、劣化が進むとエンジン内で着火することが出来なくなり、エンジンがかからなくなりますので、このような場合にはプラグの交換を行う必要があります。

 

プラグの故障の対処法は?

ここでは、プラグの簡単な復旧方法についてご紹介します。

  1. アクセルを奥まで踏み切った状態から、少しだけ浮かした状態にします。
  2. キーをまわして、セルを回し続けます。
  3. 『ガシュシュシュ』というセルの音と一緒に、『ボボッ…ボッ‥ボボッ…』という火がつきかけている音が聞こえる場合があります。音が聞こえてきた場合は、エンジンがかかる可能性が高いです。
  4. アクセルを奥まで踏み切った状態から、少しだけ浮かした状態で、アクセルを戻したり踏み込んだりと上下に繰り返します。この時にセルをまわし続けるとセルモーターが焼き付いてしまうので、10秒ぐらいセルをまわしたら、一度キーを戻し、もう一度キーをまわすようにしましょう。
  5.  うまい具合に火が付くと『ボボボボボボッーーー!!』とエンジンがかかるので、そうなったら、セルをまわすのを止めて、エンジンを空吹かしします。
  6. エンジン内にたまっていた燃料が煙となってマフラーから出てくるので、煙が出なくなるまで空ぶかします。
  7. 煙がでなくなったら一旦エンジンを切って、もう一度エンジンをかけてみましょう。

踏み込んだり戻したりしてもエンジンがかからない時は、プラグをガソリンで湿らせて余計にかかりにくくしてしまうので、少し時間を置いてから再チャレンジしてみましょう。

また、簡単な復旧方法を何度も繰り返してもエンジンがかからない場合は、ロードサービスを呼びましょう。

 

プラグの故障は自分で治すことも出来る?

プラグの故障を自分で治すことは可能です。

車のプラグの交換には、ある程度特殊な工具が必要になります。

  • ソケットレンチ
  • エクステンションバー(200mm)
  • プラグソケット(16mmか22mm)
  • ノーズプレイヤー
  • マイナスドライバー
  • トルクレンチ

 

プラグ交換の手順は?

まずは車のプラグを探します。

基本的にプラグはエンジンの上部についているので、一般的なエンジンであればすぐに分かりやすいです。

最近では、エンジンの真上に、カバーを設けてある車種もありますので、カバーを外していきましょう。

このカバーは、六角レンチで回すタイプや、クリップで固定されているタイプなど様々で、軽自動車などはエアクリーナーのダクトを外して、プラグ交換をするタイプもあります。

カバーを外すと、イグニッションコイルが見えてきます。1つにつき1ヶ所を、10mmのボルトで固定してあるので、全て外していきましょう。

次にイグニッションコイルに接続されているカプラーを外し、イグニッションコイルを抜き取ります。

硬い場合があるので、無理をせずに抜き取りましょう。

また取り付けする際には、装着されていたシリンダーに組付けしなければいけないため、分かりやすく印などをつけておくことをオススメします。

プラグソケットを使って、プラグを外します。最後まで緩んだら、磁石付きのプラグソケットであればそのまま抜き取れますが、磁石付きでない場合はノーズプライヤーを使って抜き取ります。

新品のプラグを取り付けます。

まず古いプラグと新品のプラグを比較し、同じ物かを確認します。

同じ物か確認ができれば、エクステンションバーとプラグソケットで、軽く各プラグを締めていきます。

この後、ラチェットハンドルを取り付けて本締めに入ります。

トルクレンチを使用して締め付けることによって、セットした規定トルクで簡単に締め付けることができます。

続いてイグニッションコイルを外した通りに必ず元に装着されていたり場所に取り付けます。

またイグニッションコイルの組付けには、適度な力で締め付けることが大切です。

最後にカプラーを装着して、カバーがある車の場合は取り付けます。

 

部品はどこで購入可能?

プラグ交換で必要となった以下の特殊な工具は、

  • ソケットレンチ
  • エクステンションバー(200mm)
  • プラグソケット(16mmか22mm)
  • ノーズプレイヤー
  • マイナスドライバー
  • トルクレンチ

カー用品店やamazon・楽天市場などで購入できます。

 

プロに依頼したときの値段はいくらかかる?

バッテリー上がりの時に、最も確実なのはプロのロードサービス(JAF)を呼ぶ方法です。

JAFの料金体系は、昼料金と夜料金に分かれています。

会員だと、プラグ交換代は実費ですが、基本料や作業料は基本的に無料になります。

非会員だと、昼料金は基本料 ¥8,230で、夜料金は基本料 ¥10,290で、プラグ交換代は実費が必要となります。

こうしてみると、緊急事態のときには会員料金のほうがかなりお得になっていますね。


突然エンジンがかからなくなってしまうとつい慌ててしまいますが、このようにエンジンがかからなくなる原因と対処法について知っておけば、いざという時にも対処できるので安心だと思いました。

プラグ故障などで突然エンジンがかからなくなってしまうのは、非常に危険なことなので、そのようなことにならないためにも日常的に車の状態を確認して、日頃から点検をしておくことは非常に大切なことだと思いました。

 

マーチの壊れやすい弱点は他にもある?

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日産マーチの故障しやすい部位には、スロットルボディの不良やエアコンの不調などが多く見受けられます。

 

スロットルボディの不良

日産マーチの故障しやすい部位の一つに、スロットルボディの不良があげられます。

スロットルボディにカーボンが付着してしまうと、エンジンが度々かかりにくくなってしまいます。

このような場合には、スロットルボディの清掃をすると解消します。

普段の生活の中で、車を少ししか走らせないようにしていると、スロットルボディにカーボンが付着し症状が出やすくなるので、たまにたくさん走らせるようにしてみるといいでしょう。

 

エアコンの不調

日産マーチでは、エアコンの温度調整がうまくできないというトラブルが多く見受けられます。

冷房にしても温風が出てきたり、暖房にしてしばらく経っても冷風しか出てこなかったりする場合は、温風と冷風を調節するエアミックスダンパーが故障している可能性があります。 コンプレッサーやヒーター部は正常であることが多く

エアミックスダンパーの内部に付いているフラップを支える軸が経年劣化などによって折れてしまうことがあり、それによって温風や冷風だけしか出てこなくなってしまうようです。

このような場合には、エアミックスダンパーを交換することで解決するようです。


スロットルボディのカーボンの付着で、エンジンがかからなくなってしまうことがあるのですね。

カーボンを付着させないためにも、普段からたくさん走行するようにしようと思いました。

また、エアコンの温度調整がうまくできなくなってしまうと、困ってしまいますね。

エアミックスダンパーを交換することで解消するようですが、いろいろなものを取り外さなければならないため、修理代金がかなりかかってしまうようです。

 

故障は修理するよりも中古車を購入した方がお得な事もある?

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修理代金や、車の相場、登録してから何年経っているかによっても異なってきますが、メーカー保証や中古車ディーラー保証などがある場合は、基本的に無償で修理することができるので、まだ買い替えなくてもいいでしょう。

ですが、保証期間を終えてから何十万と大きな修理代金がかかる故障が出てくるようなら、買い替えたほうがお得かもしれません。

保証期間を終えてからの修理代金は、すべて自分で負担しなければならないので、修理金額があまりにも大きいと負担が大きくなってしまいます。

そうなってくると、故障車を修理するよりも中古車を購入してしまったほうがお得な場合もあります。


保証期間が続いている場合は、まだ故障車から買い替えなくてもいいと思います。

ですが保証期間が切れてから大きな修理代金がかかるような故障をしてしまったら、買い替えたほうがお得というのは、とても納得できました。

車の相場や修理代金などのバランスも考えて、ベストな選択ができたらいいなと思います。

 

新車・中古車を買う時の下取り車を高く売る方法は?

新車・中古車を安く買うには、値引きをしてもらうのが圧倒的に早いですが、あなたに下取り車があるのならば、その車を下取りに出せば更に安く買えますよね。

しかし、ディーラーの下取り金額に騙されてはいけません!!!

ここで注意すべき事は、「ディーラーは下取り金額を低めに見積もっている」という事。

また、


値引きは限界です。その代わり下取り金額に10万円上乗せしたので、これで契約してください!

と言ったセールストークに誤魔化され、あやうく損するといった場面も見受けられます。

やっぱり、1円でも高く下取りに出したいですよね?

そのためにも、ある程度の今あなたの乗っている車がいくらで売れるのか相場を知っておく必要があるのです。

そんな時に役立つのが、かんたん車査定ガイドになります。

そこで、下取りに出したい車を一括査定してもらって買取価格の相場を知ってその見積書を提示して、それより高くしなければ下取りに出しませんとあなたの下取り車を高く売るために交渉する最大の武器となります。

私もディーラーに車を下取りに出した時、ラブ4の初めの提示金額は40万と言われました。

そこで、車買取査定サイトから無料査定をしてもらった結果、57万円という買取金額が出て唖然としました。

あやうく17万円を損するところでした!

その後、私は再びディーラーへ行って車買取査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えたところ、車下取り価格を17万円+1万円UPしてくれました。

初めから相場以上の金額で対応してくれよと思いながらも、車買取査定サイトを知らなくては損するのは当たり前ですね。

だからこそ、下取り買取金額を出してもらう前に、利用していくのを忘れないようにして下さいね。

かんたん車査定ガイドでは、かんたん車査定ガイドで申し込み後、買取相場が表示されます。
 

まとめ

日産マーチ エンジンがかからない原因 対処法

本記事では、日産マーチのエンジンがかからない原因と対処法についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?

日産マーチは、エクステリア・インテリアともに、丸みを帯びた愛らしいデザインが施されていて、コンパクトで燃費性能が優れているところや、使い勝手のよく経済的なところが多くの人からの人気を集めています。

バッテリー上がりなどでエンジンがかからなくなってしまった時でも、このように自分で対処方法を理解しておくことで、冷静に対処することができるというのはとても安心できますね。

日産マーチには、他にも故障しやすい部位などが数多くありますので、日頃から車の状態をチェックして、埃や汚れなどを綺麗にしておくことで、故障を未然に防ぐことができるといいですね。

 

 

かんたん車査定ガイド

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