今回は、ディーラーローンの金利と銀行ローン金利の違いや、総支払金額にはどのくらいの差が出るのか比較してご紹介していきます。
最近では新車となれば軽自動車でも150万円以上の支払いが必要になっています。
ですので一括で支払う余力のある方は良いでしょうが、一般の方ではローンを組んで支払いされるのが普通でしょう。
たった1%の金利の違いでも100万円単位でお金を借り入れれば、支払い終わるまでに10万円以上も多く支払うことになってしまいます。
特にディーラーでのローンと銀行で組むローンでは、もっと金利が違ってきます。
実際にどの程度の金利の違いがあり、総支払額がどのくらい多くなるものなのかを調べてみたいと思います。
それでは、ディーラーローンの金利と銀行ローン金利の違いや、総支払金額にはどのくらいの差が出るのか比較してお届けしていきますので、お見逃しなく!
なんで銀行の金利は低いんですかね。
銀行の方が得なら、みんなディーラーローンは使いませんよね。
【目次】
ディーラーローンの金利と銀行ローン金利を比較!
出典:https://車の査定.jp/what-to-do-with-a-replacement-car/
実際にディーラーローと銀行の金利がどの位になっていて、差がどの位あるのかみていきましょう。
ディーラーローンの金利は4%以上?
ディーラー各社や、借り入れの金額、キャンペーンの実施などの条件により、全てのディーラーで金利も異なるのですが、一般的には『4%~7%』の金利が相場とされています。
メーカーや買う車種によっても金利が変動することもあるので、直接交渉の時に尋ねてみましょう。
借り入れ金額が多くなれば金利は下がり、借り入れが少なくなれば金利が上がるのが普通です。
借入金額がかわっても同じ程度の収益が見込めるような金利のシステムになっています。
ですから、軽自動車を購入する場合と、ミニバンクラスの購入では金利にも差が出ることになり、4~7%などと幅があるのも、そういった理由からです。
銀行ローンの金利は?
金利の低い順に、大手銀行の金利を比較してみました。
最近では、店舗型ではないネット銀行の金利が低いのが目立っています。
店舗に人を置かないだけ、人件費がかからない分、金利を抑えることができるようです。
金融機関名 | 種類 | 金利 |
三菱UFJ銀行 | 店舗型銀行 | 1.720%~2.975% |
住信SBIネット銀行 | ネット銀行 | 1.775%~3.975% |
楽天銀行 | ネット銀行 | 1.9%~14.5% |
ジャパンネット銀行 | ネット銀行 | 2.5%~18% |
イオン銀行 | 店舗型銀行 | 3.8%~8.8% |
りそな銀行 | 店舗型銀行 | 3.975%~4.475% |
三井住友銀行 | 店舗型銀行 | 4.48% |
みずほ銀行 | 店舗型銀行 | 5.88% |
ゆうちょ銀行(スルガ銀行) | 店舗型銀行 | 6.00% |
セブン銀行 | ネット銀行 | 14.0%~15.0% |
マイカーローンの金利はなぜ低いの?
借り入れをする場合には保証人などを立てるのが一般的になります。
特に大きな金額を借り入れる場合には、返せない場合のリスクも考えて、貸す側は本人が払えない時には保証人に支払ってもらう事でリスクを回避できます。
少額のカードローン等では、個人の勤め先や収入を調べることで、支払い能力を査定して支払えると判断すれば貸し出すという方法でリスクを回避しています。
この場合には保証人も必要ありません。
マイカーローンの場合にも保証人がいらないのが普通です。
なぜかというと、支払えない場合には買った車を差し押さえてリスク回避ができるからです。
よって買い手側も、ローンの支払いが終わるまでは事実上は自分の名義になっている新車も、借り手が半分は持ち主になっているような感じになります。
ですから、買い手が車を売ったりしなければ、大きな損失は避けられるため、マイカーローンの金利が低くなっているということです。
新車が担保になっていると考えれば、分かりやすいでしょう。
支払えない場合は、車を取り上げるという事ですか。
ローンが終わるまでは、自分の車ではないみたいですね。
ディーラーローンの金利が銀行ローン金利と比較して高い理由は?
出典:http://smile.re-agent.info/blog/?p=5263
ディーラーローンに比べて銀行のローンの方が金利が低いのはご存知の方も多いでしょう。
その理由を考えていきましょう。
銀行は審査が厳しい?
ディーラーローンより銀行でのマイカーローンの方が審査が厳しいのはご存知かもしれませんが、審査が厳しいという事は審査を通った人は信用がある、つまり返済する能力が充分にあると判断されているという事です。
逆に審査が緩いという事は、返済能力が無い可能性の人にまで貸し付ける事になります。
そういったリスクを金利で補うために、金利を高く設定することもあるのです。
例えば100万円を100人の人が借り入れたとして、1%の金利だったとしましょう。
100人全員がキチンと返済してくれれば、何の問題もありませんが、例えば100人のうちの1人が支払い不能になったとすると100分の1、つまり1%の回収ができなくなると考えることもできます。
1%の金利と合わせて他の99人が支払えば、得にはならないものの1人分は何とかなる計算になるという訳です。
これが金利4%となれば4倍の支払い不能者に対応できるとも考えられ、4人が支払えなくても大丈夫という理屈になるのです。
厳密には違いますが、このように審査が甘くリスクが大きい分だけ利息を上乗せするということもあり、銀行では逆に審査を厳しくしてリスクを減らし、金利は減らしても返済が滞らない条件を整えるという事になります。
審査では何を調べるの?
審査の内容は、借り入れる人の『属性』を調べます。
属性とは、借り入れる人の財産や勤め人ならば勤め先や勤続年数、役職なども含みます。
また年収や他での借り入れがないかなど、プラスの財産だけでなくマイナスの財産も調べる事になります。
これらを中心に調査が進められ、それぞれの基準に従って、返済能力が審査されると言う事です。
ディーラーは直接お金を貸さない?
もう1つディーラーローンの金利が高い理由は、ディーラーローンと言っても貸し出しているのは全くの別会社だということです。
ディーラーが窓口になっているものの、事実上はクレジット会社などが貸し出す事になるので、審査もクレジット会社が行います。
ディーラーでは新車購入者に必要事項を書いてもらい、そのデータを送ってクレジット会社に審査をしてもらって結果の連絡を待つだけです。
ですから、新車販売とローンの販売を同時進行で行うのが普通で、銀行のローンに比べるとスピードも格段に速くなります。
ディーラーではローン会社に変わって窓口業務を行うこともあり、ローンを組んでもらうと、後でローン会社からバックマージンを受け取るのが普通になっています。
このお金も金利に上乗せされると考えられるので、やはり直接窓口業務をする銀行の方が金利は低くなるということにもなります。
ディーラーさんへのバックマージンも金利に上乗せされているようですよ。
手続きが簡単な分、リスクも大きくなるから、リスク分の金利を上乗せしているんですね。
ディーラーと銀行の金利を比較すると総支払額にはいくらの違いが出る?
出典:https://www.f-l-p.co.jp/knowledge/5825
金利の違いで支払い額にどの位の影響が出るのか、例をあげて見てみます。
100万円と200万円を借り入れた場合の例!
例えば100万円を金利2%で5年払いで借り入れた場合の支払い総額は『105万円』位になります。
これが金利5%になった場合には支払い総額は『113万円』になります。
上記は月々の支払いが、18,800円程度でボーナス払いなしでの計算例です。
では同じように200万円を借入れた場合を見て見ます。
金利2%では総支払額は『210万円』位になります。
金利が5%の売位の支払い総額は『226.5万円』位になってきます。
支払い額も、38,000円弱となりそれなりの収入も必要になってきます。
金利が3%違うと、これだけ支払額に影響がでてくるのです。
これは、単純に比較するため条件を揃えて算出しましたが、普通は支払い金額や支払い回数『年数』、やボーナス払い併用などと、各々で条件が違うので利息の支払いや、支払い総額もかわってきますが、金利が低いことにこしたことはないとお分かりいただけたと思います。
銀行ローンの方が金利が低いからお得?
金利だけを見て比べれば、支払い総額に直結するので、銀行ローンの方がお得でしょう。
しかし、銀行での審査が厳しい事は前述しましたが、そのために用意するたくさんの書類も必要になります。
極端に言えば、ディーラーローンであれば、運転免許証があれば書類に会社名などを記入して、その日の内に必要な書類を用意できることもあります。
まして新車購入時には、そういった書類を用意したり、書いたりしますので、いっぺんに済ますことも可能です。
また銀行では審査が終わるまで数日を要する事もありますので、簡単に早く済ませたいのであれば、断然ディーラーローンの方が良いということになります。
支払い金額を少なくしたいのであれば銀行ローン、早く簡単に手続きしたいのであればディーラーローンと考えても良いでしょう。
付け加えれば、ディーラーローンの方が審査が甘いので、銀行ローンで審査が通らない場合には、ディーラーローンでは審査で通る場合も多くあります。
状況に応じて考えてみて下さい。
銀行での金利の境界線は100万円?
貸し付け額が大きくなるほど、金利は低くなるのが普通ですので、30万円借り入れるのと300万円借り入れるのでは、金利は全く異なります。
300万円を12%の金利で借りた場合、5年で返済すると支払い総額は『400万円』を超えることになります。
100万円以上の利息を支払う事になるのです。
これが5%のディーラーローンだったとすると、支払い総額は『340万円』位となり、その差は60万円にもなってしまいます。
因みに、金利が2%の銀行ローンだったなら、総支払額は『315万円』となり、金額が大きくなると、金利の差で支払い総額に大きな金額差が出るので、一定の金額以上では金利が下げられるようになっています。
銀行での最初の境界線は『100万円』が普通でしょう。
ですから、99万円の借り入れと、101万円の借り入れでは金利が大きく異なる場合があります。
長くローンを組むのがイヤだと思って、借入額が100万円を切ってしまうと、大きな金利を乗せられることがあるので気を付けた方が良いでしょう。
もし自己資金がある場合には、最初は大きな金額で低金利で借り入れておき、自己資金に貯金などをプラスして、あとで繰り上げ返済をするなどの方法もあります。
但し、繰り上げ返済については、細かく規定が設けられている場合もあるので注意が必要です。
まずは金利を考えて、借り入れの額も少なくすれば良いというものではないと、理解しておきましょう。
金利の境界線があるようだから、それを意識しないと大きな損をする事にもなりますね。
借り入れの時に、繰り上げ返済のことなども確認しておいた方がいいですね。
新車・中古車を買う時の下取り車を高く売る方法は?
新車・中古車を安く買うには、値引きをしてもらうのが圧倒的に早いですが、あなたに下取り車があるのならば、その車を下取りに出せば更に安く買えますよね。
しかし、ディーラーの下取り金額に騙されてはいけません!!!
ここで注意すべき事は、「ディーラーは下取り金額を低めに見積もっている」という事。
また、
と言ったセールストークに誤魔化され、あやうく損するといった場面も見受けられます。
やっぱり、1円でも高く下取りに出したいですよね?
そのためにも、ある程度の今あなたの乗っている車がいくらで売れるのか相場を知っておく必要があるのです。
そんな時に役立つのが、かんたん車査定ガイドになります。
そこで、下取りに出したい車を一括査定してもらって買取価格の相場を知ってその見積書を提示して、それより高くしなければ下取りに出しませんとあなたの下取り車を高く売るために交渉する最大の武器となります。
私もディーラーに車を下取りに出した時、ラブ4の初めの提示金額は40万と言われました。
そこで、車買取査定サイトから無料査定をしてもらった結果、57万円という買取金額が出て唖然としました。
あやうく17万円を損するところでした!
その後、私は再びディーラーへ行って車買取査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えたところ、車下取り価格を17万円+1万円UPしてくれました。
初めから相場以上の金額で対応してくれよと思いながらも、車買取査定サイトを知らなくては損するのは当たり前ですね。
だからこそ、下取り買取金額を出してもらう前に、利用していくのを忘れないようにして下さいね。
かんたん車査定ガイドでは、かんたん車査定ガイドで申し込み後、買取相場が表示されます。
ディーラーの下取り買取価格と比較したい方・すぐに相場を知りたい方は、無料ですぐに利用できるのでお早めに利用してくださいね。
かんたん車査定ガイド
まとめ
出典:https://kuruma-ex.jp/driven/article/post-6388
今回は、ディーラーローンの金利と銀行ローン金利の違いや、総支払金額にはどのくらいの差が出るのか比較してご紹介してきましたが、如何でしたか?
ディーラーと銀行での貸し付け金利を比較しましたが、おおむねは銀行の方が金利は低いようです。
その中でもネット銀行では窓口の手続きでなく、ネット上で自分で行うため、金利が低く設定されています。
単純に金利が低い方へ心が動きますが、それぞれ一長一短ありそうです。
いろんな要素を考慮して、損をしない、無理をしない、安全なローンで車を購入しましょう!
かんたん車査定ガイド