今回は、アコードハイブリッド用バッテリーの寿命や容量についてご紹介します。
ハイブリッドバッテリーの寿命も気になりますが、バッテリーの容量も気になります。
バッテリーの容量増加に伴うメリット等も知りたいものです。
また、単純に容量を増やす事が、バッテリー性能を高めるのかも疑問に思うところです。
それでは、アコードハイブリッド用バッテリーの寿命や容量についてお届けしていきますので、お見逃しなく!
最近のバッテリーは小型化されているみたいですけど、容量は変わっていないんですかね。
アコードのハイブリッドバッテリーの特徴とかも知りたいですね。
アコードハイブリッド用バッテリーには寿命がある?
出典:http://autoprove.net/2013/07/36689.html
アコードハイブリッドにはリチウムイオンバッテリーが使われています。
別な視点から、アコードハイブリッド用バッテリーの寿命を見てみたいと思います。
リチウムイオンバッテリーが使われている?
現在のアコードハイブリッド用のバッテリーは『EHW5』というリチウムイオンバッテリーが使われています。
前のモデルまでは『EH5』という同じリチウムイオンバッテリーでしたが、新規開発により、7%の小型化と17%の軽量化を実現しました。
ハイブリッド車にとって100㎏以上もあるバッテリーの軽量化は、燃費に直結する重要な要素であり、小型化によってスペースを有効活用することが可能になります。
リチウムイオンバッテリーが主流になったのはなぜ?
当初のプリウス等に使用されていたバッテリーは、ニッケル水素バッテリーで、 安全性や 品質管理、あと重要なコストの面で優れていたため使用されていました。
但し、トヨタもこの頃からリチウムイオンバッテリーの研究に取り組んでいましたが、採用にはいたりませんでした。
ホンダはバッテリーのユアサと共に『ブルーエナジー』という会社を立ち上げ、リチウムイオンバッテリーの開発に取り組み、ハイブリッド車に搭載してきました。
小型化と軽量化が実現されたリチウムイオンバッテリーは、各社がそれに移行する事により、コストダウンに繋がり、現在ではニッケル水素バッテリーと同等の金額で生産されるようになり、殆どのハイブリッド車にリチウムイオンバッテリーが使用されています。
リチウムイオンバッテリーには危険もある?
リチウムイオンバッテリーには高温になるという特性と、温度上昇による発火や爆発の危険性があります。
そのため、リチウムイオンバッテリー搭載のハイブリッドには、空冷の為の換気口のようなものがバッテリー付近に設置されているのが普通です。
この通気口を塞ぐと熱がこもってしまい、危険を伴ったり、バッテリーの劣化を招くため注意が必要です。
そのため、リチウムイオンバッテリー搭載車は衝突時の危険性が大きくなります。
リチウムイオンバッテリーを搭載車における衝突安全性のハードルをかなり高く設定しているのは、車室内空間を守るためというよりもバッテリーを守るためのものです。
また当初はコスト高という最も大きな問題がありましたが、大量生産と技術革新により、これは解決されたと言って良いでしょう。
アコードのリチウムイオンバッテリーの寿命は曖昧?
バッテリーは、徐々に劣化して新品時の半分程度の容量に減った時点で、寿命とされます。
実際にバッテリーの寿命と言っても小さなバッテリーを大量に接続した集合体ですので、集合体を形成する小さな1つがダメになって交換というケースが殆どのようです。
劣化により、正極と負極に使われている物質が少しずつ消耗し、充電できる電気量と放電できる電気量が減少していき寿命の領域に至ると言う事です。
この新品時の半分になる寿命の時期が、メーカーでは車の寿命と同じ位だろうと、曖昧な言い方をしているようです。
特にリチウムイオンバッテリーの寿命が短い事は無いようですね。
使用方法や使用頻度にもよるから、ハッキリとした寿命は言えないんですね。
アコードハイブリッド用バッテリーの容量はどのぐらい?
出典:http://www.ototrends.net/honda-accord-battery/
容量が大きい方がいいの?
EV車『電気自動車』の場合には、バッテリー容量が大きければ充電無しでの走行距離が延びるため、どれだけ容量を増やせるかが問題になります。
しかしハイブリッドの場合は、走行中に充電をしたり蓄電した電力で走行したりの繰り返しになるので、EV走行距離を延ばす事とハイブリッドとしての機能向上とは無関係になります。
それよりも重要なのは、充電と放電がスムーズに行われるように電荷を減らしてあげることが大切になります。
ある程度の容量が無ければ、充放電の繰り返しが多くなりすぎるので問題にもなりますが、相応の容量さえあれば電荷を減らすことで燃費向上が狙え、この充放電の凝り返しに耐えうることも、ハイブリッドバッテリーとしての重要事項となります。
アコードのバッテリーの容量はどれくらい?
アコードハイブリッドのバッテリー容量は、 1.30kwhとなっています。
容量だけみれば、特に大きな容量には感じませんが、プリウスとほぼ同様の容量になっています。
他のハイブリッドバッテリー車の容量も記載しておきます。
・Toyota Prius : 1.31kwh
・Toyota AQUA : 0.94kwh
・Toyota CAMRY : 1.59kwh
・Toyota CROWN ATHLETE : 1.50kwh
・Toyota CROWN Royal : 1.50kwh
・Toyota SAI : 1.59kwh
・Toyota Priusα : 1.04kwh
・Toyota PriusPHV : 4.46kwh→8.8kwh『新型』
・HONDA FREED : 0.58kwh
・HONDA FREED Spike : 0.58kwh
・HONDA INSIGHT : 0.58kwh
・HONDA INSIGHT EXCLUSIVE : 0.58kwh
・HONDA CR-Z : 0.68kwh
・HONDA ACCORD hybrid : 1.30kwh
・HONDA ACCORD PHV : 6.70kwh
・HONDA FIT3 hybrid : 0.86kwh
・Audi A6 hybrid: 1.30kwh
・BMW ActiveHybrid3 : 1.35kwh
・BMW ActiveHybrid5 : 1.35kwh
・BMW ActiveHybrid7L : 1.35kwh
バッテリー容量は単純比較できない?
プリウスとプリウスαを例に、種類の異なるバッテリーの容量を比較してみます。
バッテリーはセルという小さい電池の集合体であり、それぞれのセルの数を表記します。
プリウスα:リチウムイオン電池は56個、容量5Ah『1時間率容量』、
プリウス:ニッケル水素電池は28個、容量6.5Ah『3時間率容量』です。
このスペックの表記だけを見ると、全く異なる性能に見えます。
まずはセルの数ですが、数だけをみるとリチウムイオン電池の方が2倍積んでいるように見えます。
記載はありませんが、セル単位の電圧は、ニッケル水素電池は7.2Vで、リチウムイオン電池は3.6Vです。
それぞれ28個、56個を積んでいるということですから、掛け算をすれば
7.2V×28=201.6V
3.6×56=201.6V
となり、種類は違いますが、バッテリーパック全体では同じ電圧ということなのです。
測定方法が違う?
ではなぜ電圧が同じ201.6Vなのに容量の数値が違うのかというと、ニッケル水素電池とリチウムイオン電池の測定方法が異なるからです。
ニッケル水素電池に使われる『Ah』という容量表記は、満充電の状態から、空になるまでの様子を示したものです。
但し、空といっても普通とは意味が違って、これ以上は電気を取り出せないというところ『放電終端電圧』が空というで、ここに至るまでの時間と電流『アンペア』をかけたものが容量になります。
一般的には、ニッケル水素電池では8.4Vからスタートして6.0Vになるまでを計測し、リチウムイオン電池の場合は4.2Vからスタートして2.7Vを終端として計測しているでしょう。
このように計測基準が異なために、単純比較はできないということです。
AhとWhの違いは?
どちらも乾電池やバッテリーの容量を表す際に用いられますが、多少意味合いが異なります。
アンペアアワーが電流と時間の積算値であるのに対し、ワットアワーは消費電力と時間の積算値となります。
Ahは、一般的な乾電池や鉛蓄電池、モバイル機器バッテリーの容量を表す際に用いられ、 Ahを『取り出したい電流の大きさ・A』で割ることで、その電池の使用時間を求めることができます。
例えば、12V 100Ahの鉛蓄電池では、10アンペアの放電を10時間行えるということになります。
一方のWhは、リチウムイオン二次電池『充電型』の容量を表す際に用いられ、 Whを『使用する消費電力・W』で割ることで、その電池の使用時間を求めることができます。
先の『12V 100Ahの鉛蓄電池』の場合は、『容量が1200Whの鉛蓄電池』と言えるので、 40Wの電力なら30時間、60Wの電力なら20時間、120Wの電力なら10時間使用することが出来る容量と考えられます。
容量を増やす方法はある?
リチウムイオンバッテリーは、小さなバッテリー単体の『セル』の集合体となっており、セルの数が多い程バッテリーの容量は大きくなります。
乾電池をいくつも繋げた大きな集合体を想像していただければ良いでしょうか。
ですから、セルの数を増やせば単純にバッテリー容量は大きくなります。
因みにアコードのハイブリッド用バッテリーは72個のセルが内蔵されています。
但し、増やせば体積は大きくなりバッテリーを内蔵する場所に困ります。
また、セル1つも軽いものではなく、増やせば車重が10㎏単位で増えて100㎏以上増える場合もあります。
車重の増加は燃費や走行性能にも関わってきますので、全体のバランスも考えて容量を増やす事になります。
アコードは燃費を良くする為にリチウムイオンバッテリーにしたのでは無いって言ってましたね。
放電能力が高いから、瞬発的な大きな電力で大きな力が出るからじゃないですか。
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まとめ
出典:https://voice-mediajapan.com/category/carnews/honda
今回は、アコードハイブリッド用バッテリーの寿命や容量についてお届けしてきましたが、如何でしたか?
アコードではバッテリー容量を増やしてもスペースを最小限に抑える事が可能なリチウムイオンバッテリーを使用しています。
このバッテリーはメーカーのお墨付きで、長寿である事は間違いないようです。
但し、あくまで一般的な使用と条件のもとでのことですから、過酷な状況や乱暴な扱いによって寿命が短くなることも充分に考えられます。
キチンとしたメンテナンスを施さなければ、どんなに性能の良い物でも壊れてしまうことでしょう。
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