今回は、セルが回るのにエンジンかからない場合の原因と対処法をご紹介します。
このような状況に陥った時に、知らず知らずのうちに、やってはいけない事をしている場合がたくさんあります。
これをすると、簡単に治るものも直らなくなったり、別の個所を傷めることにも繋がりますので注意しましょう。
まずは深呼吸して、状況を確認してから行動した方が、結果的にはかなり早く簡単に処置できる場合が多いので、急ぐ気持ちを抑えてくださいね。
さあこれから、セルが回るのにエンジンかからない時の原因と対処法をご説明しますので、最後までお見逃しなく!
特に時間に追われていると、エンジンをかける事しか頭になくなって連発してしまいます。
そんなに頻繁に起こる事じゃないから、説明を聞いても忘れちゃうんですよね。
【目次】
セルは回るけどエンジンかからない時に絶対やってはいけない事!
出典:http://funluce.com/?p=626
まずは、焦らず冷静にすすめていきましょう。
この場合はいくつかの原因が考えられ、状況を細かくチェックすると原因が断定できる事もあるので、落ち着いて音や内部計器の状態を見てみましょう。
最初に、やってはいけない項目をチェックしていきます。
連続してセルモーターを回す
冬場にエンジンがかからない時、出勤時など慌ててエンジンをかけようとして何度も繰り返しセルモーターを回す事ってありませんか。
これが、やってはいけない事の最初の1つです。
連続してセルモーターを回してしまうと、車のバッテリーの電力がなくなってしまい、
バッテリー切れ、別の言葉で『バッテリー上がり』の状態になってしまいます。
ただし、バッテリーはその性質上、5分~10分経過するとある程度回復しますので、エンジンをかけなおすときは、5分から10分おきに数秒だけセルモーターを回してみるようにしてください。
数十秒でも連続でセルモーターを回すとすぐバッテリーが切れてしまいますので、原因が分かるまで控えてください。
キュルキュルとセルの回る音がしていたのに、カチカチとしか鳴らなくなったら要注意です。
寒い時期に連続して始動を試みる
エンジンのピストン内には、燃料への点火装置の役割を果たす点火プラグがあります。
この点火プラグがガソリンで湿っていると点火しづらくなります。
これが俗に言う『プラグかぶり』です。
点火できずに火が飛ばないとエンジンはかかりません。
寒い時期等にエンジンがかからないからと言って、何度もエンジンを始動して点火を試みると、この点火プラグがガソリンで湿ってしまい悪循環に陥ってしまうのです。
もし、全くエンジンがかからなくなってしまったら、30分から60分ぐらい車を放置すると点火プラグが乾くので、再びエンジンを始動させてみてください。
連続の始動は禁物です。
せっかくエンジンがかかっても、短時間で止めてしまう
かからないエンジンも何度も始動させることによって、かかるようになる事があります。
ですが、こうした状況のバッテリーはかなり消耗していると考えられます。
消耗したバッテリーは車を走行させることで充電されますが、せっかくエンジンをかけても走行が短いと、消耗したバッテリーを十分充電することができずに、次にかけようとしたときにはエンジンが全くかからないという事態に陥りかねません。
エンジンがかかったからといって安心してすぐにエンジンを止めず、なるべく充電の為にエンジンをかけ続けることが大切です。
最低でも30分はエンジンをかけて、バッテリーが充電するのを待ちましょう。
ガソリンを送らなければエンジンがかからないと思ってたけど、プラグにガソリンがかかりすぎると逆にエンジンは始動しなくなるんですね。
バッテリーは充電されないとまた同じ状況に戻ってしまうから、安心したらダメですね。
セルは回るけどエンジンかからない時の原因は?
出典:https://www.zurich.co.jp/car/useful/guide/cc-if-gasoline-runs-out/
では、セルは回るけどエンジンかからない時の原因はどこにあるのでしょう。
原因が分かれば一安心です、対処法もありますから次の行動が見えてきます。
車の仕様でガス欠に気が付かない場合もある?
ガス欠なんてそんな、と思う方も多いでしょうが、実は原因の中でも多い部類になりますので、必ず確認してください。
エンプティランプがつかない車種もある?
いくらセルモーターが回っていても、ガソリンがなければ、エンジンはかかりません。
燃料メーターをチェックしてみてください。
まれに燃料メーターでは残量があるように見えてもタンクに燃料が入っていない事があります。
特に古い車に多く見られ、燃料計の故障で針がemptyのところまで下がりきらずに、実はガス欠だったということもありえますので、ここも敢えて確認してください。
ちなみに『emptyランプ』いわゆる燃料残量警告灯は、どの車にもついてます。
警告は三角形の中にビックリマーク『!』が点灯し、エンジン始動時に毎回警告されます。
警告灯が点滅してもある程度の走行が可能な状態ですから、すぐにガス欠になるという事ではありませんが、早めに給油するようにしましょう。
対処法は?
ガス欠が原因とわかれば、ガソリンを補充すれば良い話です。
しかし、実際に車が動かないわけですから、どうにかしてガソリンを手に入れて補充しなければなりません。
簡単なのは、加入しているJAFなどのロードサービス、現在は任意保険のサービスでもやっているようでので、連絡して給油をお願いしてください。
車を買ったディーラーや整備工場でも持ってきてくれると思います。
なお自分でガソリンスタンドから少量でも持ってこようとすると、携行缶というガソリン専用の容器を買わされたりするのでご注意を。
ガソリンスタンドでは、ポリタンクにガソリンは入れてくれません。
スパークプラグの調子が悪い?
消耗品であるスパークプラグは、モノによっては寿命はおよそ2~3年程度です。
車検時に見てくれているとは思いますが、イレギュラーは起こります。
自分で修理することは出来る?
プラグ自体が寿命であれば、自分でも交換する事ができます。
ただし、ある程度の知識と道具と時間は必要になりますので、全てをお金に換算すればプロに頼んだ方が安全で安価と考えます。
もし、プラグ自体ではなく点火装置に不具合があるのなら、よっぽどの知識が無い限り修理を依頼するのが得策です。
開けて見てプラグではなくシステム異常だと言う事であれば、最初から頼んでおけばよかったという事にもなりますので、原因がわからないときはケチらずに、診てもらいましょう。
修理・交換の費用はどれくらい掛かる?
簡単に修理を依頼しましょうと言いましたが費用等が気になりますね。
費用についてはプラグ交換のみの工賃で、2,500円~30,000円とされています。
書き間違いではありません、3万円です。
なんでそんなに開きがあるかというと、簡単に交換できるものから、高級車のように部品をたくさん外さなければいけない車まであり、面倒な車は工賃が高くなるのです。
参考にオートバックスのピット作業内容を見ると、プラグ交換工賃は税込み540円~となっています。
これはプラグ1本の工賃ですから、かける交換本数が工賃の合計です。
プラグを買ってもらうのを前提にしていますので、そんなに高い金額ではありません。
ただし『~』という部分が注意で、車種や構造による手間で料金が変動するという事です。
普通の軽自動車等でしたら、540円で間違いないと思いますが、先に確認しましょう。
プラグは大体1本3,500円くらいでしょうか。
但し、プラグの本数が車によって異なります。
通常の交換では、4~6本の交換が多いと思いますが、プラグを12本使用している車もありますので、1本3,500円といっても本数が多いと結構な金額になりますね。
プラグの交換て言われても、どこにプラグがあるのかわからないし、点火装置とかって、電気や火花が出そうだから怖くて触りたくないです。
プラグって車によって使用本数が違うから、交換する時も車によって金額が大きく変わりますね。
実はバッテリー上がりでセルが回っていない事?
出典:http://www.bangalowatport.com/buusutarkeble
まだバッテリーは大丈夫と思いこんでいて、実はバッテリーが上がっていたという事も多くあります。
あくまでバッテリーの寿命も目安ですから、車との相性もあるようで、思った以上に早くダメになるバッテリーもあるようです。
バッテリーはパーツの中では高価な部類に入り、保証も付いたりしていますので確認してください。
期間内であれば無料で新しいものと交換してくれる場合もあります。
まずは、エンジンがかからない原因の大きな1つですから、疑ってかかりましょう。
バッテリー上がりを調べる方法はある?
バッテリーの電圧を測ることで、バッテリーが弱っているかを判断できます。
電圧を測るには専用のテスターが必用であり、数千円で販売されているようです。
因みに、バッテリーの正常の電圧は、エンジン停止時が12.5V前後エンジン始動後が13.5V前後とされています。
エンジン停止時に、12.0Vぐらいか、それを下回るようなら交換時期なので、バッテリー交換が必要になりますね。
また、バッテリーが弱ってくると、ライトが暗くなってきたり、パワーウインドの動きが遅くなってきたりと、電気系統の弱りの症状が出る場合もあります。
その場合はすぐにガソリンスタンドや量販店へ持っていき『バッテリーチェックして下さい』と頼みましょう。
今は殆どの車関係店舗で『無料で測定』をしてくれますので利用してください。
定期的なバッテリーチェックは緊急事態を未然に防ぐ最高の方法です。
無料でやってくれるのでしたら遠慮せずに何度も見てもらいましょう。
バッテリー上がりの対処法は?
近くに車をもっている友人がいる場合には救援車として来てもらい、ケーブルでつなぎバッテリーを充電する方法があります。
その場合はブースターケーブルが必要となるのと、誤った繋ぎ方やケーブル自体の破損で火災や火傷、最悪の場合は爆発までと、大きな危険性をはらんでいますので充分に注意して下さい。
ブースターケーブル自体は2,000円前後から販売していますし、ケーブルを持っている方も多いので、遠慮せずにお借りしましょう。
また車に詳しい人は、ケーブルももっていたり、繋ぎ方や注意事項も知っておられる方が多いので、ここぞとばかりお願いしましょう。
この方法は、知り合いや近所に適当な人がいれば費用が一切かかりませんので、リーズナブルな一般的な対処法となっています。
他の方法では、バッテリー充電器がというものが販売されています。
大体5,000円くらいで販売されているようです。
もし用意してあれば自分一人で対応できる便利なツールです。
この場合は、自分の車にあった充電器を選ぶ事と、ものによっては充電に時間がかかってしまう場合もある事を覚えておきましょう。
充電器では、満充電になっても充電を続けると過充電となり、良くない影響を引き起こすので注意も必要です。
自動で停止してくれるものであれば不安はありません。
バッテリーがあがったら、知識のある知り合いにお願いするのも早くて安く済む方法ですね。
定期的にバッテリーチェックしてもらえば、事態は未然に防げますね。
エンジンかからない時は、自分で治そうとせずにロードサービスを呼ぶのが得策!?
出典:https://insurance.rakuten.co.jp/inlife/daily/accident-20160913
電気系統に触る事は。車に詳しくない方や初心者にとっては不安な事でしょう。
こういう時のためにJAFに加入したり、任意保険で特約に組み込んだりしているわけですから、遠慮せずに『ロードサービス』を利用しましょう。
なお会員になっていなかったり、保険に加入していないと、相応の料金を取られますので、加入していない方はご注意下さい。
任意保険のロードサービス
加入している自動車保険にロードサービスが付帯されているのなら、まずはそのサービスを利用するのがいいでしょう。
ガス欠やバッテリー上がり等には無料で対応して貰える場合もあります。
契約している保険会社のサポート内容をよく確認してみてください。
確認ができなければ、電話で確認してみましょう。
24時間稼働していますし、ナンバー、名前、電話番号等で調べてくれるはずです。
JAFのロードサービス
こういった緊急時にはJAFのロードサービスに頼むのが一般的です。
JAFの会員になっていない場合は有料となってしまいますのでご注意下さい。
料金はどれくらい掛かる?
上記の内容位であれば、JAF会員になっていれば無料でやってくれます。
もちろん応急処置までですので、後できちんと専門店で点検してもらって下さい。
ちなみにバッテリー上がりでは、JAF会員になっていない場合は、『基本料金8,230円+作業料として4,650円の合計12,880円』位はかかるということですから、ご参考まで。
せっかく加入して会費を払っているんだから使った方がいいですね。
会員でないと結構な料金がかかってしますんですね。
新車・中古車を買う時の下取り車を高く売る方法は?
新車・中古車を安く買うには、値引きをしてもらうのが圧倒的に早いですが、あなたに下取り車があるのならば、その車を下取りに出せば更に安く買えますよね。
しかし、ディーラーの下取り金額に騙されてはいけません!!!
ここで注意すべき事は、「ディーラーは下取り金額を低めに見積もっている」という事。
また、
と言ったセールストークに誤魔化され、あやうく損するといった場面も見受けられます。
やっぱり、1円でも高く下取りに出したいですよね?
そのためにも、ある程度の今あなたの乗っている車がいくらで売れるのか相場を知っておく必要があるのです。
そんな時に役立つのが、かんたん車査定ガイドになります。
そこで、下取りに出したい車を一括査定してもらって買取価格の相場を知ってその見積書を提示して、それより高くしなければ下取りに出しませんとあなたの下取り車を高く売るために交渉する最大の武器となります。
私もディーラーに車を下取りに出した時、ラブ4の初めの提示金額は40万と言われました。
そこで、車買取査定サイトから無料査定をしてもらった結果、57万円という買取金額が出て唖然としました。
あやうく17万円を損するところでした!
その後、私は再びディーラーへ行って車買取査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えたところ、車下取り価格を17万円+1万円UPしてくれました。
初めから相場以上の金額で対応してくれよと思いながらも、車買取査定サイトを知らなくては損するのは当たり前ですね。
だからこそ、下取り買取金額を出してもらう前に、利用していくのを忘れないようにして下さいね。
かんたん車査定ガイドでは、かんたん車査定ガイドで申し込み後、買取相場が表示されます。
ディーラーの下取り買取価格と比較したい方・すぐに相場を知りたい方は、無料ですぐに利用できるのでお早めに利用してくださいね。
まとめ
出典:https://www.photolibrary.jp/img260/201025_2076616.html
今回は、セルが回るのにエンジンかからない時の原因・対処法をご紹介してきましたが、如何でしたか?
原因はわかりましたか?また、作業は上手くいきましたか?
とにかく、こういう事態になったら、まず落ち着く事が大切です。
ゆっくりと考えてから行動した方が、後々も安全で総合的には早く解決できる結果となる事が殆どです。
やってはいけない事と、すべき事を判断して、利用できるものや頼れる人にお願いしましょう!
かんたん車査定ガイド