今回は、実燃費が悪いと評判のノートe-POWERについて実際の燃費はどうなのか?について詳しくご紹介していきます。
ノートe-POWERに限らずどの車でも、カタログ値と実燃費に乖離があるのはよくあることですが、ノートe-POWERの実燃費が悪すぎるという声も聞かれます。
はたして、本当の実燃費はそれほどまでに悪いのでしょうか?
ライバル車の実燃費と比較しながら、客観的に見ていきますので、これからノートe-POWERを購入しようか迷っている方は、実際の評判を見ながら参考にしてみてはいかがでしょうか。
それでは、実燃費が悪いと評判のノートe-POWERの燃費は実際どうなのか?についてごお届けしていきますので、最後までお見逃しなく!
【目次】
ノート e-POWERの実燃費ってどれくらい?悪い?
軽自動車やミニバンと並び、日本市場ではもはや外すことの出来ない重要なジャンルとなっているコンパクトカー。
そんなコンパクトカーにおいて、日産 ノートは2005年に初代モデルが登場し2012年秋から現行となる2代目が販売されています。
ノートは日産のコンパクトカーの歴史では最も浅いものの、日産のコンパクトカーとしては売れ筋であり同社の中核的な存在へと成長していますよね。
日産ノートは初代、現行モデルともにボディサイズはコンパクトカーとしては比較的大きめです。
ノートは室内の広さや外観スタイルの良さをセールスポイントにするなどホンダのフィットに近いコンセプトを持っており、2代目ノートはハイブリッドを除くコンパクトカーとしては販売台数トップを誇っています。
だが、前述のとおり日産にはコンパクトカーのハイブリッドモデルがこれまで存在しないことが泣きどころでもあったのです。
ノートはハイブリット専用車ではない?
ノートはガソリン車としては標準的な燃費を誇るとともに、1.5リッター並の動力性能を持ちながら燃費にも優れるスーパーチャージャーを搭載するグレードも設定されています。
しかし、やはりトヨタアクアやホンダフィットハイブリッドなどハイブリッドカーへのユーザーの注目度は高いこともあり、日産では現状を打破すべく11月2日に“ノートe-POWER”を名乗るハイブリッドモデルがラインナップに追加されています。
日産ノートe-POWERは、アトキンソンサイクル化や燃料を噴射するインジェクターを2本とするなどの高効率化を図った1.2リッター3気筒エンジンを発電機を回すためだけの発電専用として使い、発電機で起こした電気によりモーターを動かしタイヤを駆動するシリーズハイブリッドと呼ばれるハイブリッドカーです。
これまでのハイブリットシステムとは別物?
シリーズハイブリッドは、日本車ではホンダのアコードハイブリッドとオデッセイハイブリッド、またプラグインHVという違いはあるが三菱アウトランダーPHEVといったいくつかの採用例があります。
ノートe-POWER以外のシリーズハイブリッドは、速度域が上がると電気よりエンジンで駆動した方が効率(燃費)に優れることに着目し、クラッチを介してエンジンで直接タイヤを駆動する走行モードを持つが、ノートe-POWERはこの走行モードを持たないのです。
その理由としては、日産ノートはコンパクトカーであるため高いスピード域で走る頻度はそれほど多くないと考えられ、エンジンで直接タイヤを駆動するためのクラッチの装着コストや重量増といったデメリットを考慮すると、コンパクトカーであるノートには理に適ったハイブリッドシステムを搭載していると言えるでしょう。
ノートe-POWERの実燃費はどうなの?
平均実燃費、平均燃費達成率を整理してみました。
燃費 | ノート(2WD) [e-POWER] |
ノート(2WD) [ガソリン] |
ノート(2WD) [スーパーチャージャー] |
カタログ燃費 | 34.0km/L | 23.4km/L | 26.2km/L |
実燃費(平均) | 19.5km/L | 15.6km/L | 16.9km/L |
燃費達成率 | 57.3% | 66.5% | 64.6% |
それぞれのエンジンのカタログ燃費差は2.8〜10.6km/Lとなっていますね。
平均実燃費ではe-POWERが他のエンジンより約3km/L高いです。
評判ほど実燃費は悪くない?
燃費に大きく関係している燃費達成率は、ガソリン車が66.5%、スーパーチャージャー車が64.6%、e-POWERは57.3%という結果になっています。
これは全車種の平均燃費達成率73.1%と比べて10〜15%程悪い数字ですが、めちゃくちゃ悪いというわけではありません。
特に達成率が悪いと言われているハイブリッドカーの代表的な車種でも
- プリウス⇒約7割
- アクア⇒約6割
このぐらいです。
なので、ノートe-POWERの燃費達成率約6割という数値はハイブリッド車の中では平均的な数値のようです。
もちろん燃費性能もよく、カタログ値(JC08モード燃費)で34.0km/L(e-POWERメダリスト/e-POWER X)となっています。
ノート e-POWERの実燃費をライバル車と徹底比較
出典:https://gazoo.com/impression/w0000136364.html
ノート e-powerのライバル車との比較をしていきます!
実際に使った時の燃費を紹介しているので、皆さんも参考になるはずです。
グレード | 駆動 | JC08燃費 (km/l) |
---|---|---|
S
|
FF
|
37.2
|
X
|
FF
|
34.0
|
4WD
|
28.8
|
|
メダリスト
|
FF
|
34.0
|
4WD
|
28.8
|
ガソリンとe-powerはどちらがいいの?
ノートガソリン車 VS e-POWERという同じ車で比較してみましょう。
なお、新車買い換え時期は平均7.7年(92.4ヶ月)となっていることを前提条件としており、何年間も同じ車に乗り続けるようなことは現実的ではありません。
日本自動車工業協会(JAMA)が2018年4月9日に公開した『2017年度 乗用車市場動向調査』の調査結果によると、新車を購入してから次の車の買い替えまでの平均期間は『7.7年』となるようです。
そのことから『7.7年乗ると仮定した場合、1ヶ月何km以上走る人にとって、e-POWERはお得といえるのか?』を考えていきます。
往復50㎞以上の通勤はノートe-POWERがおすすめ?
50km以上をマイカー通勤をする人には『e-POWER』がお得になりますね。
結論から言うと地方に住んでる方や、通勤に車を利用する人にとっては、e-POWERがお得になりそうです。
具体的な数字を入れて考えると、自宅から勤務先までの距離が片道50km程度ある人がお得になると言えます。
他社のライバル車と比較してみた
ノートe-POWERはコンパクトカーという一番メジャーなジャンルに入るため、ライバル車が多いですよね。
このジャンルでの大きなライバルとなるのは、アクアとフィットでしょう。
ガソリン車の場合は?
- フィット(ガソリン):15.36km/Lkm
- ノート(ガソリン):14.42 km/L
ハイブリッド車の場合は?
- アクア(ハイブリッド):24 km/L
- フィット(ハイブリッド):23.54km/L
- ノートe-POWER:20.54 km/L
どちらも実燃費の点でもかなりの性能を打ち出していて、高燃費となっています。
同じ条件ではノートe-POWERは21キロ程度ですので、燃費という点ではライバル車に軍配が上がる結果となっています。
ただ、販売価格や車のサイズ、居住性という総合的な面で見ると、ノートe-POWERがもっとも売れているというのが事実です。
ファミリーカーとしても最適で、とてもバランスが取れており、利便性や運転性能ではノートの方が上回っていると言えるでしょう。
ノート e-powerの実燃費を向上させるには?
フットブレーキの使用を抑える
ブレーキペダルの使用頻度を少なくすることが重要ですね。
ハイブリッド車の場合はブレーキペダルで減速するとバッテリーが充電されるが、ノートe-POWERはそのよう充電は行われず、普通のガソリン車と同じようにブレーキパッドによる摩擦で減速します。
しかし、アクセルペダルを戻した時には、回生発電が行われバッテリーへの充電が行われるため、ノートe-POWERではブレーキペダルをなるべく使わないで、アクセルペダルで停止するように心がけると燃費も向上するでしょう。
エコモードを効果的に使用する
e-POWERドライブのエコモードを活用することも重要です。
e-POWERドライブでは、エコモードを選択できますが、これを選択すると加速を抑えて電気を無駄に消費しないシステム制御となっています。
さらに、アクセルペダルを戻した時の回生発電も強くなり、バッテリーへの充電量も増えます。
高速道路で速度を出し過ぎない
モーター走行の弱点なのだが、高速道路での定速走行におけるエネルギー効率はガソリンエンジンと比較して相対的によくないのです。
速度を出し過ぎすぎると空気抵抗も増え、モーターのエネルギー消費効率も悪くなるので、速度を控えめにしたほうが燃費は向上するでしょうね。
ノート e-POWERの評判が悪いって本当?口コミまとめ
大手サイトや雑誌では良いことばかり書かれているので、逆に、ノートe-POWERに欠点もあるのではないか?と気になる方も多いと思います。
実際に購入しようと考えると、自分の車の悪いところも事前に把握しておきたいですよね。
そこで、ノートe-POWERの燃費、価格、外観、内装、走行性能、乗り心地などに欠点がないか調査してみました。
デザイン性はおおむね高評価?
口コミでは約6割の人がエクステリアを『良い』と支持しています。
ノートe-POWERのエクステリアに満足した人は
- 全体的なバランスが良い
- 飽きがこない
- 高級感がある
主にこの3点を評価しています。
高級感もあり、スタイリッシュなデザインが総合的に高い評価を得ています。
時代の先を行っているデザインです。
圧倒的な加速も満足?
新型ノートe-POWERに搭載された大容量モーターは日産リーフと同じものを採用しており、最高出力80kW(109馬力)、最大トルク254Nmを実現しています。
このクラスではかなりの高出力で、アクセルを踏むとモーターからのダイレクトなパワーが伝わるため、スムーズで素早い加速が可能となっており、CMでも「一踏み惚れ!」とアピールしていますね。
実際に体感すると癖になる方が多いようで、皆さんもノートの虜になるかもしれませんよ。
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まとめ
今回は、実燃費が悪いと評判のノートe-POWERについて実際の燃費はどうなのか?についてご紹介してきましたが、如何でしたか?
しかし、実際にライバル車のアクアなどと比較しても、とても悪いという印象はなかったので、ノートe-POWERを購入しようとしている人にとっては安心材料になったかもしれないですね。
また、ガソリンタイプとe-POWERタイプのノートを比較してきましたが、年間でかなり走行するユーザーでないと、価格差を取り返すことができません。
なので、自分の使用する頻度に合わせたチョイスが必要になってきそうですね!
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