この記事では、車を廃車にすべきかどうかの判断基準についてご紹介いたします。
あなたは、今乗っている自分の車を廃車にすべきかどうか悩んでいませんか?
愛着のある車を手放すとなると、手放した後に『もう少し乗れたのでは?』と感じるかもしれません。
車を廃車にしたくても、今の状態で廃車するべきか、廃車にする基準などあまり詳しく知らない方も多いかもしれません。
そこで今回は、車を廃車にすべきかどうかの判断基準についてお届けしていきますので、最後までお見逃しなく!
ですが最近故障が多いので廃車にしようか迷っています。
廃車にする基準が分からずに乗り続けているのですが、簡単な基準があれば知りたいです!
【目次】
車を廃車にすべきかどうか判断するポイントは?
車を廃車にする基準は、車がもう動かなくなってしまったときや、大きな事故で大破してっしまった場合が考えられます。
車を乗り換えるときにも、下取りに出すのか、廃車にするのか悩むことがあると思います。
そこで、ここでは廃車の基準となる各項目について、ご紹介します。
走行距離
過去においては、普通自動車の走行距離が10万キロを超えたら、迷わず廃車にすべきだといわれていました。
しかし、現代ではこの基準はほとんど機能していません。
今どきの車は、10万キロ走ったぐらいで壊れることなどと言うことは、ほとんどありません。
丁寧に手入れをして乗っていれば、12万キロ、15万キロと走っても全然大丈夫といえます。
しかし、そうは言っても、どんな自動車でも機械ですから、いつかは壊れてしまいます。
どんなに丁寧に乗っても、20万キロを超えるとやはりいろいろなところにガタが出始めます。
どうしてもその車に愛着があって、手放すことが出来ない場合でも、廃車するべき走行距離の目安は、20万キロを超えた時期に入ってきた時ではないでしょうか?
修理代のかさむ故障・修理
修理代のかさむ故障は、メーカーや購入店によって保障に含まれている場合もあります。
新車なら購入後3年は新車保証がついてあり、消耗品などをのぞく箇所の修理はディーラーで無償で行える場合が多いです。
そのため、廃車の基準となるのは、メーカーやディーラーの保障期間が過ぎてから発生した故障で、修理代が高い故障になると思います。
修理代のかさむ故障の例としては、機関系の故障やトラブルでエンジンの焼き付きや、オーバーヒートが考えられます。
これらの故障では、車両によって30万円~の修理代が必要になる場合もあり、新車購入の頭金として修理代を入れたほうがトータルでお得になるケースがよくあります。
なので、そのまま修理せずに、車を廃車にするという選択も出てきます。
エアコンの修理
エアコンの故障で一番多いのは、冷却ガスの漏れ、コンプレッサーの故障、冷却ガスの不足などが挙げられます。
ガス不足の場合は、ガスの補充で済みますので、国産車の場合ですと、おおよそ数千円からで済みます。
冷却ガスの漏れについてはどこから漏れているかにもよって、修理の値段も変わりますが、おおよそ数万円とみていていいようです。
エアコンのコンプレッサーは要であって、心臓部の修理となりますが、これが壊れていると、ガスがいくら入っていても車は冷えません。
修理代は数万円から10万円程度がかかるのではないでしょうか。
ライトの修理
ライトも、最近はHIDやLEDなど、明るいライトが増えてきています。
普通の電球ライトであれば、たま切れや、配線不良などで済みます。
しかし、LEDライトなどの場合は、部品ごと交換になる場合があり、高価になる場合があります。
どの程度の故障で、廃車や買い替えたほうがいいのかというと、車のその時の相場、や修理代金、登録から何年たっているかにもよります。
自分がこの故障を直すなら廃車か、買い替えた方がいいかも、と思うようになったら廃車や買い替え時期と言えるのではないでしょうか。
メーカー保証や、中古車のディーラー保証期間を越えてから、修理見積が十数万から20万くらいでる故障であれば、廃車や買い替えの時期かもしれません。
大規模な修理と、買い替えるタイミングが合えば一番の買い替え時期だと思います。
あちこち次から次へと修理していたのでは家計を圧迫することになりかねません。
そのため廃車寸前まで乗り続けるよりも、ある程度乗ったら次の車へというのは良い判断だと言えるのではないでしょうか。
維持費が高く維持できなくなった時
車は所有しているだけでお金のかかる乗り物で、様々な理由から維持費が払えなくなってしまう場合があります。
車の維持費として挙げられるものは車検だけではなく、日々のメンテナンス代やガソリンなど多岐にわたります。
13年超えの車は自動車税・重量税が高くなる
車の維持費で痛い出費となるのは自動車税・重量税です。
これらの税金は登録から13年経つと自動的に値段が高くなります。
例として、排気量1998CC、車両総重量1920Kgの車両の13年超えの自動車税と重量税を13年超えの前と比較しますと、
- 自動車税:39,500円⇒45,400円
- 重量税:32,800円⇒45,600円
重量税の金額の上昇率は実に39%上昇してしまいます。
車検費用が高くなる
また、車検についても、10年目の車検ではメーカー推奨の交換部品があり、その費用で高くなるということがあります。
その部品とは具体的にいえば
- エンジンベルト
- タイミングベルト
- エアコン
- ドライブシャフト
です。
エンジンベルトやタイミングベルトなどの消耗品の寿命が来ていると言えます。
そして、これらの部品の交換費用には3~5万円ほどかかりますから、10年目の車にかかる車検代は、その前に比較してその分高くなると言えます。
事故で大破してしまった時
事故車であっても、買取そのものは可能なようです。
ただし、買取ができるかどうかの重要なポイントになるのは『エンジンがかかるかどうか』という点です。
ですから、エンジンがかからない車に関しては、基本的には金額が付かないと言うことです。
また事故車であれば、査定のチェックも厳しくなる傾向が強く、エンジンが継続して動くのかやハンドル操作に問題は無いのかという点をしっかりと見るようです。
事故車が、大破していて、エンジンがかからず、走ることも出来ず、もし修理に出しても高額な費用が掛かるようであれば、仮に買取業者や下取りに持っていったとしても値段がつく事はありません。
そうなれば、廃車手続きを実施するしかないでしょう。
毎年先進的な装備を付けた車が発売されていますし、やはり、10万キロ走れば買い替えを検討する基準と言えるのではないでしょうか。
エンジン部分など、重要な部品が故障すれば修理代も高額になるし、修理して乗っているよりは買い換えた方が結果的には経済的にお得になりそうですね!
廃車にすべきかどうか悩む原因はお金が嵩むから?
廃車費用を考える際には、レッカー代や解体業者などへの『出費』がかかります。
それらには、車の解体費用や、運搬費用、リサイクル費用なのです。
これらの費用について紹介します。
解体費用
最初に忘れて欲しくないことが、自分で廃車にする際に絶対に欠かせないのが、陸運局での永久抹消登録手続きです。
この手続きを忘れると、次の年も自動車税を払うことになってしまいます。
抹消登録手続きは必ず行いましょう。
この手続き自体には、申請書類の購入にかかる100円程度以外に費用はかかりません。
ただし永久抹消登録をするためには、車を解体して陸運局に解体証明書を提出する必要があります。
車の解体は自分で行うことが出来ないため、専門の解体業者に依頼しなくてはなりません。
そのため、どうしても解体費用が発生します。
依頼する業者や諸条件によって金額は異なりますが、平均的には1万円~2万円程度です。
運搬費用
廃車しようとする自動車が、自走不可能な車の場合はレッカー車で廃車予定の車を運ぶ必要があります。
この運搬費用として5千円から1万円程度が加算されます。
解体費用と運搬費用は業者によってかなり値段が違っていることから、できるだけお得な業者を選んで下さい。
リサイクル料
平成17年以降に新車として購入した車であれば、購入時にリサイクル料金も払っているため、廃車の際に改めて支払う必要はありません。
しかし、それ以前の車については、自動車を解体した際に発生するゴミの処分費用を車の所有者が負担するよう定められているので、自治体の許可を得た解体業者などに支払う必要があります。
金額は車種によっても違いますが、相場は外国車が2万円ほどで、普通自動車が1万円、軽自動車は8千円ほどです。
なお、インターネットで具体的な料金を検索できるサービスもあるので、一度確認することをおススメします。
手続きなども大変で、自分で廃車にするのは難しそうですね。
普通自動車で安くて3万円ほどかかるとなれば、無料で知り合いに譲るという手段もありますね!
廃車にすべきかどうか迷ったらまずは買取の検討がおすすめ!
廃車費用を払わずお金がもらえる処分法として、廃車で処分するのではなく、査定してもらって車を売る方法があります。
自動車に査定額が出たら、廃車費用はかからず、逆に買取金額が受け取れます。
高く買い取ってもらいたい場合には、細かいことはいろいろありますが、2つの重要なことを紹介します。
- 自動車の洗車と掃除をする。
- 車の中の不要な物を片づけておく。
と言うことです。
廃車しようとしている車とはいえ、車両自体の所見の綺麗さは大事ですので、こまめに洗車などをしているだけで査定がかなり変わってきます。
簡単に出来て効果的な方法なので、この2つをまずは実践してみてください!
車検切れの車でも買い取ってもらえる?
車検切切れ車を買い取ってもらえるかという不安があると思いますが、車検切れ車両でも問題なく買い取ってもらえます。
『廃車買い取り専門の会社』に連絡をすると、自宅まで引き取りに来てくれて、くレッカー費用も無料で買い取ってもらえるようです。
また、自分で買取業者に車を持ち込む場合には、仮ナンバーを取得することで、一時的に公道を走ることが可能になるので、その間に業者へ持ち込むことが可能になります。
仮ナンバーの取得費用は1000円程度ですが、取得手続きが面倒ではあります。
ちなみにこれら面倒な廃車手続きを、行政書士などに依頼した場合も、数千円〜一万円程度の費用が掛かってしまいます。
しかし、今はインターネットなどで査定しています。
車検切れの車に限らず、他の普通自動車などもインターネット上で査定をすることができますので試してみてはいかがでしょうか。
事故車でも買取は可能?
事故車でもエンジンが動くようであれば買い取ってもらえます。
日本車は世界の中でもかなり高性能です。
もし、事故車であってもは使えるパーツがあるので買い取ってもらえるようです。
廃車にしようかな、どうしようか?と迷った時は、是非買い取り査定に出すことをおススメします。
廃車するのにはお金がかかりますが、買い取って貰えれば少しでもお金がもらえるので、一石二鳥ですよね!
インターネットで査定が出来るので、廃車にすべきかどうか迷ったらまずは査定してみるのが重要ですね。
新車・中古車を買う時の下取り車を高く売る方法は?
新車・中古車を安く買うには、値引きをしてもらうのが圧倒的に早いですが、あなたに下取り車があるのならば、その車を下取りに出せば更に安く買えますよね。
しかし、ディーラーの下取り金額に騙されてはいけません!!!
ここで注意すべき事は、「ディーラーは下取り金額を低めに見積もっている」という事。
また、
と言ったセールストークに誤魔化され、あやうく損するといった場面も見受けられます。
やっぱり、1円でも高く下取りに出したいですよね?
そのためにも、ある程度の今あなたの乗っている車がいくらで売れるのか相場を知っておく必要があるのです。
そんな時に役立つのが、かんたん車査定ガイドになります。
そこで、下取りに出したい車を一括査定してもらって買取価格の相場を知ってその見積書を提示して、それより高くしなければ下取りに出しませんとあなたの下取り車を高く売るために交渉する最大の武器となります。
私もディーラーに車を下取りに出した時、ラブ4の初めの提示金額は40万と言われました。
そこで、車買取査定サイトから無料査定をしてもらった結果、57万円という買取金額が出て唖然としました。
あやうく17万円を損するところでした!
その後、私は再びディーラーへ行って車買取査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えたところ、車下取り価格を17万円+1万円UPしてくれました。
初めから相場以上の金額で対応してくれよと思いながらも、車買取査定サイトを知らなくては損するのは当たり前ですね。
だからこそ、下取り買取金額を出してもらう前に、利用していくのを忘れないようにして下さいね。
かんたん車査定ガイドでは、かんたん車査定ガイドで申し込み後、買取相場が表示されます。
まとめ
この記事では、車を廃車にすべきかどうかの判断基準についてご紹介いたしましたがいかがでしたか?
自分で廃車するには、お金がかかり手続きも面倒ですが、事故車であれ車検切れの自動車であれ、買取り取業者に依頼すれば査定してくれて、逆にお金をもらえることが分かりました。
それに、車検切れ車両で公道を走ることが出来ない場合も、仮ナンバーを取れば公道を走れますし、インターネットでも廃車業者や無買い取り業者の査定が出来ます。
廃車にすべきかどうか迷ったら、ダメ元でも買い取り業者の査定に出してみるのが良いのではないでしょうか!
かんたん車査定ガイド