この記事では、エンジンブレーキから異音がする場合の原因・対処法について詳しくご紹介します。
自分の乗っている車から聞いたことがないような音がする時はありませんか?コレって結構びっくりしますよね。
明らかに何かしらの異常がある状態で車を走らせるのは嫌ですし、出来れば原因と対策は打っておきたいところです。
どんな症状があってどう対策ができるかについて学んでいざという時のための備えをしておきましょう。
それでは、エンジンブレーキから異音がする場合の原因・対処法についてお届けしていきますので、最後までお見逃しなく!
車から異音がしてしまった経験は、長く乗っていれば一度は経験すると思います。
そんな時に冷静に対処できるかどうかは事前に対処方法や症状について知っているかで変わりますよね?
特にエンジンやブレーキまわりは運転に支障をきたす可能性があるので気になります。
エンジンブレーキから異音がする3つの原因は?

エンジンブレーキから何かしらの異音がしている時、車の中では何がおきているのでしょうか?
症状と原因について代表的なものをピックアップしていきます。
それぞれの症状と原因から対策方法をご紹介しますので参考にしてみてください。
『キンキン・カンカン』等高い音が出る
症状としては走行している時に加速が鈍ります。他にも水温計が上昇したり、油圧警告ランプが点滅します。
原因はエンジン冷却液が不足していることによって起きるオーバーヒートの末期の状態です。
このオーバーヒートは初期の段階では『カリカリ』と音が出るので注意が必要です。
エンジンの冷却水(ラジエーター液)はエンジンを冷やす役割を担っているためにこの液が不足しているとエンジンが熱くなりすぎてしまいオーバーヒートを起こしてしまいます。
対処方法は?
そのまま運転するのは非常に危険なのですぐに車を停車したほうが良いでしょう。
エンジン音再始動はせずに助けを呼んでください。助けを呼んでいる間に冷却水のチェックを行います。
もしも冷却水が残っているならばエンジンはつけたままで、冷却水が漏れているか残量が不明な場合はエンジンを止めてください。
また、ボンネットは非常に熱くなっているので火傷には十分に注意してください。
修理費用はいくらかかる?
ラジエーター含む部品全てを交換となると大体15万円前後の費用がかかってしまいます。
もしも放置をしすぎてエンジンがだめになっていた場合費用は40万円近くまで上がってしまいます。
自分で交換したり修理したりするのはほぼ不可能だと思いますのでディーラーさんに相談しましょう。
アクセルを踏むと『ゴロゴロ』と重い音が出る
症状としては急に車のパワーが落ちたり、燃費の悪化が現れてきます。
走行中には油圧警告ランプが点滅するので気づくことができるはずです。
原因はエンジンオイルが不足していることによる潤滑不良です。エンジンの金属部品が摩擦熱で溶けてしまっています。
そもそもエンジンオイルは金属同士の動きを円滑にして温度を下げる目的を持っています。エンジンオイルが枯渇するとエンジンが内部の摩擦で出る金属粉をエンジンが吸収してしまい、走行が困難になってしまいます。
対処方法は?
この症状が出たときには車には乗らずにすぐに停車して助けを呼びましょう。このまま走り続けるとエンジンに負荷がかかってしまい、壊れてしまえば高額な交換が必要になってしまいます。
しかしこのエンジンオイルの劣化は初期段階だと気づきにくいです。目に見えてパワーの劣化や燃費の悪化が見られる頃は末期状態になっている可能性があるので修理代は覚悟が必要です。
そうならないためには、エンジンオイルのこまめなチェックが必要です。
基本的にエンジンオイルは車種によって交換時期が異なるものですが、おおよそ5,000km毎に交換するのが普通です。
実際ちょっと頻度は高いですが、これくらいの頻度で交換していけば確実にエンジンオイルの劣化でのエンジン故障は避けられます。
修理代金より全然安いのでこまめにチェックして交換していきましょう。
修理費用はいくらかかる?
修理に関しては自分で行うことも可能です。その場合エンジンオイルの料金2,000円~4,000円くらいの金額で済みます。
オイルの交換はガソリンスタンドやカー用品店に依頼しても同じ金額で行ってくれるので手っ取り早くガソリンスタンドにガソリンを入れにいったついでに入れてもらうのもありです。
1つ注意点として、エンジンオイルの交換はできれば同じお店で行っていった方が良いです。理由としては過去のオイルの交換の記録や状態を知ってもらっている所で交換するのをおすすめします。
ブレーキ時に『キーキー』という音が出る
ブレーキを掛けた時にキーキー音がでてしまっている時は注意が必要です。
原因はブレーキパッドやブレーキシューが摩耗していることだと考えられます。
ブレーキパッドとはタイヤと一緒に回転するブレーキディスクをブレーキパッドで包んでその摩擦を利用して減速させるものです。車を減速させるのに必要な部品なので摩耗が進むとキーキーと軋んだ音がします。
ブレーキシューはブレーキを踏んだ時にブレーキをきちんとかけるための部品でブレーキをかけた時にブレーキシューがブレーキライニングをドラムに押し付けて摩擦力で減速させます。
ディスクブレーキにはブレーキパッド、ドラムブレーキにはブレーキシューが使われています。
ブレーキが壊れてしまうともはや車には乗れませんので、このような音がなっている時はなるべく車には乗らずに助けを呼びましょう。
対処方法は?
もしも音が出てしまったら車を運転するのは危険です。そのまま走っていると急にブレーキが効かなくなってしまう可能性があり大変危険です。
こうならないためには定期的にチェックして交換をきちんとしましょう。交換の時期はブレーキパッドの場合大体3万~4万km毎に、ブレーキシューの場合は5万~7万kmを基準に交換しましょう。
対処にはチェックと交換しか方法はないです。摩耗を食い止めることは難しく経年劣化していくものなので普通に乗っていても摩耗していきます。
ただ、無理な急ブレーキを繰り返したり、下り坂でブレーキを多用するのもあまり良くはありません。
チェックの方法としては車のホイールを外してブレーキキャリパーの点検用の窓からパッドの残量を確認できます。
修理費用はいくらかかる?
修理は自分で行うことが非常に難しい箇所になります。
ブレーキは車の命なので知識がない状態で自分で行うのはかなり危険なので必ずディーラーに持っていくなどして修理は依頼するようにしましょう。
ブレーキパッドの本体はおよそ普通車で各8,000円ずつで購入できます。
軽自動車の場合は7,000円程で買えます。
工賃が大体5,000円くらいかかりますので全部で15,000円以上はかかります。
ブレーキシューの場合は部品代で各2,000円から購入できます。
ブレーキパッドよりも安いですし工賃もは4,000円くらいです。
工賃含めても全部で8,000円ほどで交換が可能です。
ブレーキの異音にもたくさんの種類があるみたいですね。どんな音が出るかによって原因も症状も違うので注意が必要ですね。
ブレーキは車の命なので何か問題がでると走行が出来なくなるので常にチェックが必要だとわかりました。
異音がした時にエンジンブレーキ以外に疑うべき箇所は?

エンジンから異音がした際に疑うべき場所としてはファンベルトが考えられます。
このファンベルトの劣化によってキュルキュルと音がなっている可能性があります。
キュルキュルという音はエンジン始動時に甲高い音でなるためすぐに気づくことができるはずです。
キュルキュルという音がしたらファンベルトの異常?
ファンベルトとはエンジンを冷やすラジエーターのファンを回すためエンジンの力を伝えるためのベルトをファンベルトと言います。
他にもオルタネーターやエアコン等を駆動するためのベルトもあり、それが複数のベルトで賄っている場合もあればファンベルト一本で賄っている場合もあります。
キュルキュル音がなる原因はゴムの劣化や、張力の不足によって起こります。
ゴムの劣化は経年劣化によって起こります。使い続けると摩擦で摩耗していきます。
摩擦熱やエンジンからの熱を受けてゴムが硬化することでおきます。
張力の不足はベルトの緩みによって起きます。ベルトが劣化で緩んでいる場合寿命の可能性がありますので交換が必要です。
ファンベルトが壊れるとどうなるの?
ファンベルトが壊れてしまうと温度の調節ができないために温度の調節ができなくなってしまいエンジンがオーバーヒートしてしまいます。
他に劣化が進むごとに車のエンジンがかかりにくくなってしまったり、バッテリの上がり、変ドライとが点滅する等のトラブルを引き起こすこともあります。
また、ファンベルトの故障によりパワーステアリング周りに不具合が起きるとハンドルが重くなってくる事が予想されます。
ファンベルトの交換周期は?
ファンベルトの最適な交換時期はおよそ5万kmを経過したあたりから交換するようにしましょう。
走行距離が5万kmを超えてキーキーと音がなりだしたら交換の合図なのですぐに交換が必要になります。
普段から定期点検を行っていればファンベルトの交換時期だけを気にしなくても不具合が出ている点はでてくるので点検はこまめに行うようにしましょう。
ファンベルト交換は自分でもできる?
ファンベルトのチェック自体であればエンジンルームを開けてベルトの張りのチェックや切れている部分がないかを見ることで確かめることはできます。
しかし交換そのものを自分で行うのは専門的な知識がなければ難しいでしょう。
交換するには工賃を含めておよそ1万円~3万円の金額をみておけば問題ありません。
交換せずに調整するだけで済めばさらに金額は安くなります。
ハイブリッド車からキーン音がする時の原因は?
このキーンという耳鳴りのような音はモーター、もしくはインバーターから出ている音です。
モスキート音と呼ばれ年配の方には聞こえない周波数で出ていることがあることから整備に出した時に気づかれない事が多いです。
この音がなっている時はモーターのバッテリーに寿命が近づいていたり、何かしらの不具合が出ている時に鳴る事があるようです。
これはハイブリット車に搭載されているモーターの方で起こるのでハイブリット車に乗っていると聞こえる事があります。
このキーンという音はハイブリット車のバッテリーを交換する事で解決することが多く、逆に言えばバッテリーの寿命や不具合で異音が出ていることが多いとも言えます。
このバッテリーの寿命や不具合は、燃費が悪くなってくるくらいの症状しか出ないため音に気づかなければそのまま気づかずといった事も起きてしまいます。
しかし燃費が悪くなっても特に走行に問題が出るわけでもないのでわかっていてそのままにしているオーナーもいるようです。
ハイブリッド車のバッテリー寿命は?
ハイブリット車のバッテリーの寿命はおよそ15~20万kmと言われています。
普通のガソリン車の場合10万kmだと言われていたので遥かに長い距離がハイブリット車は設定されており、交換する機会があまりないので忘れられる事が多いです。
初代のプリウスなど古いハイブリット車は10万kmくらいで寿命が来ていたようですが最近のハイブリット車は進化しているので寿命は年々伸びているようです。
最新のハイブリット車のバッテリーだと25万kmもったという報告もあります。
ハイブリッドバッテリーの相場は?
ハイブリット車のバッテリーは車種によって値段が変わってきますが、およそバッテリーだけで10万円前後はします。
現行の車種だともう少し高額になり13万円近くする場合もあるようです。
それに工賃を含めると大体15万円あれば交換は可能です。
ハイブリット車のキーンという音については知り合いから聞いたことがあります。子供が耳鳴りがすると言ってた事からわかったと聞いて驚いた記憶があります。
ハイブリット車のバッテリーの寿命の長さは魅力的ですし多分交換前に買い換える事がほとんどだと思いますのでそこまで気にしなくていいかもしれません。
ただ交換の費用も高いので交換前に買い換えるようにしたほうが良いかもですね。
新車・中古車を買う時の下取り車を高く売る方法は?

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しかし、ディーラーの下取り金額に騙されてはいけません!!!
ここで注意すべき事は、「ディーラーは下取り金額を低めに見積もっている」という事。
また、
と言ったセールストークに誤魔化され、あやうく損するといった場面も見受けられます。
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あやうく17万円を損するところでした!
その後、私は再びディーラーへ行って車買取査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えたところ、車下取り価格を17万円+1万円UPしてくれました。
初めから相場以上の金額で対応してくれよと思いながらも、車買取査定サイトを知らなくては損するのは当たり前ですね。
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まとめ

今回は、エンジンブレーキから異音がする場合の原因・対処法について詳しくご紹介してきましたが、如何でしたか?
エンジンの異音には色々な原因が隠されています。この主な原因を知っていればなにかしらの異音がした時に最適な対処が出来ます。
特に気をつけたい箇所は『ラジエーター液』『エンジンオイル』『バッテリー』この3つです。
エンジンに変な音や違和感を感じたら上の3つを疑ってみましょう。
しかし定期的なメンテナンスをきちんと行えば問題は中々起きないと思いますのでしっかりと定期メンテナンスをしていきましょう。
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