この記事では、軽自動車のエンジンオイル交換時期について、エンジンオイルの色の目安などをご紹介します。
エンジンオイルの交換時期は、『メーカーの指定の交換時期で問題ない』とか『いや、交換するのはもっと長い期間でよい』など、色々な議論が起こっています。
一般的に軽自動車は普通車よりオイルの容量が少ないので、普通車よりオイル交換時期は早めになります。
とは言われても、どれくらいの時期で交換するべきなのか、迷っているのではないでしょうか。
それでは、軽自動車のエンジンオイル交換時期について、エンジンオイルの色の目安などでご紹介していきますので、最後までお見逃しなく!
ガソリンを入れにガソリンスタンドに行くとスタンドの方が、エンジンオイルのチェックをしてくれることが多かったですが、最近は、セルフのスタンドが増えて、自分で確認しないと分からない場合が増えてきていますね!
車に長く乗るためにも、ご自分で適切な交換時期を把握しておく必要があります!
【目次】
軽自動車のエンジンオイル交換目安の色は?
エンジンオイルの交換時期は、クルマの種類や使用状況によって異なりますが、
エンジンオイルの色を見ることによって交換時期を判断することができます。
エンジンオイルをウエスに垂らしたときに、中心にスラッジと呼ばれる炭素や金属の燃えかすが残り、まわりにオイルだけが広がるようなら、まだオイル交換の必要はありません。
逆に、まわりにスラッジ混じりの真黒いオイルが広がっていくようなら、それはすでに交換しないといけないレベルまで汚れが広がっている状況です。
エンジンオイルの色をチェックする方法は?
エンジンオイルの汚れの確認方法について説明します。
まず確認する際の注意点ですが、エンジンを切ってしばらく経ってから確認をしましょう。
何故しばらくしてからなのかというと、エンジンを切ってすぐはまだ熱をもっているため、手を火傷してしまう恐れがあるためです。
目安としては、エンジンを切ってから15分くらいは待ったほうがいいようです。
汚れの確認方法は、以下の手順で確認します。
『オイルレベルゲージ』を探す
エンジンオイルはエンジンブロックから伸びている『オイルレベルゲージ』を確認することで、簡単にチェックすることができます。
オイルレベルゲージの位置ですが、エンジンルームの中からオレンジ色をしている輪を探してみましょう。
例外もあるようですが、オイルレベルゲージの取っ手はそうなっているケースが多いです。
その取っ手を見つけたら、グッと引き抜きます。
特別な器具なども必要ありませんので、比較的容易に抜くことができます。
オイルレベルゲージの先端を拭き取る
オイルレベルゲージを抜くことが出来たら、次はオイルレベルゲージに付着しているオイルを拭き取ります。
その際はウエスという布きれや、キッチンペーパーを使用するといいでしょう。
その後は、再びオイルレベルゲージをもとの位置に戻します。
再びオイルゲージを抜いてエンジンオイルの色を見る
抜いて、戻して、再び抜いたオイルレベルゲージ先端部に付着しているエンジンオイルを見てみましょう。
そこから汚れ具合を判断していきます。
付着したエンジンオイルを、真白なウエスもしくはペーパータオルに滴らして下さい。
以上がエンジンオイルの汚れの確認方法と汚れ具合の判断方法です。
定期的なチェックをオススメします。
最後に注意していただきたいのですが汚れを判断するにはかなりの経験が必要です。
ですので自分でチェックしてもよくわからない場合は、ガソリンスタンド、カーショップなどで見てもらった方がいいでしょう。
色以外にオイル交換の時期の目安はある?
軽自動車『ガソリン車』のオイルの交換時期や走行距離などについてですが、距離は通常の道路を走行しているときは、1万5,000km、または1年が交換の目安です。
ただし、シビアコンディションと言って悪路走行が多い、走行距離が多い、山道な上り下りの頻繁な走行などの時は距離は7,500km、または6ヵ月を目安に交換することをおススメします。
ターボ車はオイル交換頻度が高い?
ターボ車はノンターボと車と比べると1.5倍くらいのペースでオイル交換した方が良いとディーラで言われているかも知れませんが、実際はどちらもオイル交換するタイミングは変わりません。
ただし、アクセルをよく踏み込んで加速する乗り方をする方は、ターボがかかり、回転数が上がりやすく、オイルの消費量が増えることから、3,000Km以内で交換した方が無難と言えます。
ただ、ターボエンジンは交換を早くすると言う認識でしたが、違ったのですね。
でも、運転の仕方で変わってくると言うことですから、運転の方法に注意しなきゃです。
軽自動車のエンジンの特徴とオイル交換の重要性
軽自動車のエンジンには普通乗用車と違った、特徴があるのかを見ていきましょう。
普通車とはエンジンオイルの交換周期も変わってくるのかどうかについてもご紹介します!
軽自動車は3気筒が主流?
まず、軽自動車エンジンは直列3気筒が主流です。
直列3気筒というのは、3つのシリンダーが順に並ぶレイアウトです。
全長が短くコストも低く抑えることが出来るため、ほぼ全ての軽自動車や一部コンパクトカーで採用されています。
メリットは低価格、部品点数が少なく故障の可能性も減ることです。
また同じ排気量の4気筒エンジンよりもロスが少なく燃費が良いことがあげられます。
デメリットは4気筒エンジンと比較して振動が大きく音もガサツなことです。
つまり質感が悪いという事です。
エンジンによってはアイドリング時のエンジンの振動の抑制技術であるバランサーシャフトが付いており、振動は低減されています。
この場合、特にアイドリング時など4気筒エンジンとたいした違いがないと感じる事もあります。
基本的に3気筒エンジンは実用性最重視のクルマに積まれることが普通なので、アイドリングストップと組み合わせられることも多く、これによって停車中の振動という欠点を感じさせません。
軽自動車のエンジンは高回転で使いがち?
軽自動車の場合、統計的に見れば普通車よりも、早くエンジンが壊れる傾向にあります。
これは、軽自動車の排気量、つまり絶対的なパワー、エンジンの力が普通車よりも非力であることが原因です。
なぜ非力だとエンジン寿命が縮まるのかというと、普通車よりもエンジン負荷が大きいからです。
- 一般道を走行中でも、普通車に比べ同じ速度でもエンジン回転数が高い
- 上り坂、山道などでも、普通車に比べエンジンを回さなければ登っていかない
- 高速道路走行時は普通車に比べエンジンが非常に高回転
つまり、非力であるがために、普通車と同じ速度で走行すると、エンジン回転数を上げざるをえないんです。
エンジン回転数を上げる、またはアクセルの踏む量を増やすということによってエンジンには負荷がかかります。
軽自動車のエンジンの寿命は?
エンジンは機械ですので、普通車であれ、軽自動車であれ、確実に内部は磨耗、金属疲労が蓄積していきます。
ですので、負荷が大きい軽自動車のエンジンは、それが積み重なりトータルの走行可能距離に差が出てしまいます。
しかし、軽自動車だからといって、心配する必要はありません。
現在では機械加工の技術も年々飛躍的に上がっていますので、エンジン自体の精度、耐摩耗性などに優れたものになってきています。
なかなかずっと乗り続けるのは大変でしょうけど、現代の軽自動車は非常に耐久性が高いですからメンテをすれば20万km以上走ると思います。
寿命を延ばすためにはオイル交換が大切?
車の排気量が大きいと、エンジンの耐久性は高くなります。
これは、走行するエンジンの使用回転数が力があるため、低くなり、シリンダの摩耗が、小排気量、高回転エンジンより少なくなります。
しかし、車の排気量が大きいからと言って、エンジンオイルの取り換えをおろそかにすると耐久性は低くなってきます。
オイル交換をしっかり行っていないとオイルがどんどん汚れてしまうので、エンジンの内部にも鉄粉が溜まってしまうことや負荷がかかって点火が悪くなってしまうようなことがあります。
オイルは常にエンジン内部を循環しているものなので、しっかりと交換してください。
またオイル交換をする際にも2回に1回はエレメントも一緒に交換することが大切になります。
これによって常に新しくて綺麗な状態のオイルがエンジン内部を循環することになるので、エンジンに対する負荷もかからず長持ちさせることができますよ。
軽自動車におススメのエンジンオイルの選び方は?
エンジンオイルを大きく分けると3つの種類があります。
- 鉱物油
鉱物油はスタンダードなエンジンオイルで値段は安価なのが特徴です。
- 部分合成油
部分合成油は化学合成油のいいとこどりのオイルで、値段は安い物もあれば中間くらいです。
- 化学合成油
化学合成油とは、オイルの粒子が揃っていて、不純物の少ない良いオイルなので値段は比較的高価です。
またオイルには粘度があってオイルの硬さ、粘度を示す指数は、例えば『0W-20』『5W-40』『10W-60』と呼ばれています。
粘度指数というのは、オイルの温度が40℃、或は100℃で、オイルの流動性(粘度)がどのくらいになるかを数値化した物です。
当然温度が低い状態から高い状態まで性能の変化が少ないオイルの方が、粘度指数が高く高性能なオイルであると言えるので、10W-30よりも5W-30の方が高性能という事になります。
簡単に言えばオイル粘度で燃費が左右されたり、高速道路やサーキット向けのエンジンオイルになってきます。
燃費を重視するのであれば『0W-20』といったオイル粘度で、高速道路でも使用できます。
一般的にカー用品店などでは軽自動車に『0W-20』を推奨してくれるので、そちらで全然問題ありません。
また、エンジンオイルの定期的な交換が車の寿命を左右することも分かりました。
それと、エンジンオイルの粘土によって燃費が左右されるのですね。
オイルメンテを減らせるエンジンの耐久性が高い軽自動車は?
一般的にエンジンの寿命が短い軽自動車ですが、エンジンの耐久性の高い車種を選択することで、エンジンオイルの交換を多少おろそかにしても頑丈に走ってもらう事が出来ます。
そこで、エンジンの耐久性が高いエンジンを積んでいる軽自動車をご紹介します。
今回用いる耐久性品質ランキングには、JD power社が毎年発表している『2017年日本自動車耐久品質調査・Vehicle Dependability Studyの略称VDS』のデータを使用しました。
JD power社は、自動車関係の調査会社として長い歴史があり、ユーザーアンケートを基にクルマの満足度調査などを行う会社です。
自動車会社によっては、このJD powerの調査結果を参考にしてクルマの開発をしているところもあるようです。
全16ブランドの118モデルの車種を調査対象にしたデータになります。
ホンダ N-WGN
ホンダNシリーズの中間車であるN-WGN。
走行燃料消費率は29.4km/L、ターボエンジンの場合は26.0km/Lと、軽自動車の中ではまずまずの燃費を記録しています。
パワーと燃費のバランスが市場に位と言われている車種で、パワーのある軽自動車のなかで比べてみると低燃費で優等生な車といえます。
エネルギーを効率よく使う技術や、ボディーの重量、空気抵抗を徹底的に減らすことでクラストップの低燃費を実現しています。
スバル ステラ
スバル ステラのベースはダイハツの基幹モデル『ムーヴ』です。
新型ステラカスタムRSは、新たに直列3気筒DOHCインタークーラーターボエンジンを搭載していて、最高出力64ps、最大トルク9.4kg-mの高性能ぶりを発揮しています。
ホンダ N-BOX
新型ホンダN-BOXのエンジンは骨格部分からの再設計を実施して、従来のS07A型からS07B型に進化しました。
これまでと同じく自然吸気エンジンとターボエンジンの2種類を用意し、自然吸気エンジンには『VTEC』、ターボエンジンには『電動ウェイストゲート』をそれぞれ軽乗用車で初めて採用したことが大きなトピックとなっています
これにより、吸排気の効率を大きく高め、低速から高速まで軽快な加速性能を発揮しつつ燃費性能も向上させています。
そこで選ばれた車両は、皆さんご存知の車ではないでしょうか。
やはり、人気の車種は耐久性にも表れているのではないでしょうか。
新車・中古車を買う時の下取り車を高く売る方法は?
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しかし、ディーラーの下取り金額に騙されてはいけません!!!
ここで注意すべき事は、「ディーラーは下取り金額を低めに見積もっている」という事。
また、
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あやうく17万円を損するところでした!
その後、私は再びディーラーへ行って車買取査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えたところ、車下取り価格を17万円+1万円UPしてくれました。
初めから相場以上の金額で対応してくれよと思いながらも、車買取査定サイトを知らなくては損するのは当たり前ですね。
だからこそ、下取り買取金額を出してもらう前に、利用していくのを忘れないようにして下さいね。
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ディーラーの下取り買取価格と比較したい方・すぐに相場を知りたい方は、無料ですぐに利用できるのでお早めに利用してくださいね。
まとめ
この記事では、軽自動車のエンジンオイル交換時期について、エンジンオイルの色の目安などをご紹介してきましたが、如何でしたか?
自動車を人間に例えればエンジンは心臓で、エンジンオイルは血液で、ガソリンは食べ物であると言えるのではないでしょうか。
漢方医学の世界には、『万病一元、血の汚れから』という言葉があります。
すべての病気の原因は1つ、それは血の汚れであるという教えがそこにはあるんですね。
人間の血液が汚れれば、色んな病気の原因となると言うことを、車に置き換えても同じことが言えます。
車の不調を招かないためには、定期的にエンジンオイルの点検を行って、常にベストなエンジンの働きを保っておくことが、末永く車を使うことを可能にするのではないでしょうか!
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