この記事では、日産セレナのエンジンがかからない原因と対処法についてご紹介します。
日産セレナは日産自動車が販売する車で、1991年6月に初代が発売されて現行モデルである5代目が2016年7月から販売され、人気のベストセラーミニバンです。
大人気の日産セレナですが、エンジンがかからなくなったら困ってしまいますよね。
そんな場合はどうしらいいのでしょうか?
それでは、日産セレナのエンジンがかからない原因と対処法についてお届けしていきますので、最後までお見逃しなく!
人も荷物もたくさん運べて便利な車ですのものね。
今は大丈夫でも、日産セレナのエンジンがかからなくなったときの対処法について、知っていても損はないですね。
【目次】
日産セレナはどんなエンジンを搭載しているの?

セレナは日産自動車が販売している、ミドルサイズのミニバンです。
セレナは日産自動車を代表する車の1台であり、広い室内や燃費の良さも相まって長きにわたって人気を集めている車です。
シャープなデザインでスタイリッシュな印象で、年代を問わずに受け入れやすいデザインが特徴的です。
セレナ e-POWERのハイブリッドシステムバッテリーは何?
セレナe-POWERのハイブリッドシステムのバッテリーはリチウムイオンバッテリーを搭載しています。
ハイブリッドカーのバッテリーは『ニッケル水素バッテリー』と『リチウムイオンバッテリー』の2種類が主流をしめています。
1つめの『ニッケル水素バッテリー』ですが、安価であり放充電の制御が単純であるメリットがあります。
その反面、バッテリーをしっかり使い切る前に充電を開始してしまうと、残量のバッテリー容量を記憶してしまい、きちんとフル充電ができずにバッテリーに残量があっても、電圧が低下してしまう『メモリー効果』という弱点があります。
2つめの『リチウムイオンバッテリー』の特性としては電力の容量が多いので本体の小型化が可能であったり、バッテリー残量にかかわらず継ぎ足し充電が可能な為、減った分だけ充電して使えるためにスマホやタブレットなど身近な家電に良く使われています。
ですが電圧の制御回路が複雑なために過充電などによってバッテリーの発熱や膨張、最悪の場合は火災等の危険があります。
日産セレナのエンジンの寿命は20年?!
現行のC27型セレナや先代C26型に搭載されるMR20DD型エンジンは、3代目のC25型のセレナ搭載されていたMR20DE型エンジンを直噴化したエンジンです。
そのベースとなっているC25型セレナもまだまだ街で元気に走っているようですので、きちんとメンテナンスをしていれば20年くらいは十分に使用できるのではないでしょうか。
先代のエンジンとの違いは何?
現行のC27セレナと先代のC26セレナは同じエンジン形式MR20DD型エンジンを搭載していますが、細部は異なっているようです。
1つ目はピストン形状の変更で圧縮比が11.2から12.5への引き上げられている。
2つ目はオルタネーターなどの補機類を駆動するベルトのテンショナーに『デュアルアーム・テンショナー』を採用しエネルギーロスの低減を図っているようです。
3つ目は、エンジンシリンダーボアに鏡面加工を施し、フリクションを減らして燃費向上につながる改良をしているようです。
上の3つ以外にも細かな変更があるようですが、エンジン型式に変更はないので小改良のようです。
同じエンジンを積んでいる車は何がある?
- 同じ日産から発売されているエクストレイル
- セレナのOEMでスズキから発売されているランディ
- アライアンスを形成しているルノーから販売されているタリスマン
にも採用されているようです。
長持ちするためには、定期的なメンテナンスは欠かさずに!
自分の使い方にあわせて、エンジン車かハイブリッドが選べるのが嬉しいポイントですね。
日産セレナのエンジンがかからない原因は?

エンジンがかからない時に考えられる理由はざっくりと以下のものがあります。
- インテリジェンスキーのトラブル
- バッテリーあがり
- セレクターレバーがPの位置になっていない
- スターターモーターの不良
- 燃料ポンプの故障
- オルタネーターの故障
オルタネーターとは、エンジンの回転を原動力として利用して、カーナビゲーションやスマホの充電など電装部品に使う電源を発電する装置のことです。
電装部品は車にとっては欠かせないものですが、オルタネーターを回転させることによってエンジンのエネルギーが失われるので、燃費にかかわる重要な部品の1つです。
一番あり得るのはバッテリー上がり!
最近の車はカーナビゲーションを始め、オーディオやスマホ、タブレットの充電、自動ブレーキやレーンキープアシストのためのセンサー類など、昔の車と比べて電気の使用が多くなっています。
そのために、各メーカーはバッテリー容量を大きくしたり、効率のよい発電ができるように対応はしていますが、昔も今もエンジンがかからない理由の一番はバッテリー上がりです。
さきほどもご説明しましたが、エンジンの回転を動力にしてオルタネーターで発電しているので、走行状態や電装品の使用状況によって、電気の発電量と使用量とのバランスがバッテリーの状態を大きく左右します。
バッテリー上がりは、気温が低い冬場ではバッテリー液の温度が下がってしまい、発生しやすいのは一般的ですが、バッテリー液の温度には問題のない夏場もバッテリー上がりが多いのです。
夏場のバッテリー上がりの原因は、エアコンの使用による増大した電気使用量に対して、発電量が不足気味になってしまうことが考えられます。
特に、夏場はお盆の帰省や行楽で渋滞が発生しやすく、エンジン回転が上がらずに、普段以上に発電量が不足気味となってしまい、使用量をカバーできなくなるためにバッテリー上りの発生頻度が多いようです。
バッテリー上がりの対処法は?
バッテリー上がりの対処法は、夏場の渋滞中には不必要な電力を使用しないように気をつけたり、冬場の場合にはボンネットにカバーをかけたりして過度に冷えすぎないようにしましょう。
バッテリーが上がってしまった場合には、市街地であれば最寄りのスタンドや修理工場に充電やジャンプスタートをお願いしたり、郊外の場合であればJAFにレスキューを依頼するのが良いのではないでしょうか。
季節を問わず、バッテリーが上る前には、セルモーターの力が弱くなるなどの前兆があるので、バッテリーが弱くなってきたかな?と思ったら、早めの交換が1番確実な対処法となります。
バッテリー上がりは自分で治すことも出来る?
単純なバッテリー上がりであれば、バッテリーが上がっていない車と接続しジャンプスタートして簡単に直すことができます。
普通車同士であれば問題ありませんが、大型車や一部のSUVはバッテリーの電圧が異なる場合もありますので注意が必要です。
接続は、救助車のプラス→バッテリー上がり車のプラス→バッテリー上がり車のマイナス→救助車のアース(車体)となります。
この方法を行ってエンジンがかかっても、すぐにまたバッテリーが上がってしまう場合はバッテリー本体の劣化が考えられますので、新品に交換しましょう。
部品はどこで購入可能?
バッテリーやジャンプスタートのために使用するブースターケーブルの購入は、カー用品店や車を購入したディーラー、オンラインショップでも購入できます。
バッテリーは日産セレナの場合、グレードにより使用バッテリーがことなりますが30,000円前後、ブースターケーブルは2,000円前後で購入可能です。
プロに依頼したときの値段はいくらかかる?
上がったバッテリーをブースターケーブルで接続して再始動する場合は、JAFでは12,800円で夜間や距離が遠い場合は、追加料金がかかるので作業依頼をする場合は確認しましょう。
バッテリーの交換を依頼する場合はバッテリー代金と交換工賃込みで5万円前後となります。
ディーラーや修理工場などに依頼しても、同じくらいの値段になるようです。
エンジンのかかりが悪くなってきたら、注意しましょう。
実際にバッテリーが上がってしまったら自分でも直せそうですね。難しかったらプロに相談ね!
日産セレナの壊れやすい弱点は他にもある?

日産セレナは年齢層を問わずに人気の車種で、いまなお売れ続けているロングセラーモデルですが、故障は多いのでしょうか?
1つめはCVTのトラブル
CVTはエンジンの動力を効率よく伝達するトランスミッションのことです。
昔からあるATとは構造が異なっていて、金属ベルトとプーリーを利用して、無段階に変速ができるのでスムースな加速ができ、燃費にも貢献してくれています。
CVTの特徴である金属ベルトが原因の故障が多いようです。
2つめはスターターモーターからのオイル漏れ
エンジンを始動させるためには欠かすことのできない、エンジンスターターモーターからのオイル漏れが多いようです。
車に詳し方であれば、モーターなのにオイル漏れ?と思ってしまいますよね。
実際には、モーター本体に塗布しているグリスなどの油脂類が溶け出してオイル状になるようで、セレナのエンジンルームの構造がトラブルを多く発生させる原因になっているようです。
CVTやモーターなどは、自分では直すのは難しそうですね。
修理となると、高額になりそう。
故障は修理するよりも中古車を購入した方がお得?!

故障やトラブルが出始めるということは、それなりの年数を使用しているということなので、どこか1か所故障やトラブルが発生しはじめると、他の部品も劣化や破損の恐れが考えられます。
CVTやスターターモーターなどの車にとって重要かつ高額な部品が壊れ始めるということは、その車が耐用年数に達しているのかもしれません。
使用期間や走行距離など、愛車の状態に応じて修理して乗り続けるのか、または買い替え時なのか?考えてみてはいかがでしょうか。
スターターモーターの交換・修理には5万円前後かかるみたいですよ。
修理して愛車を長く乗り続けるのか、修理代金を次の愛車に使うのか、故障の程度や修理金額と相談して決めてみては?
新車・中古車を買う時の下取り車を高く売る方法は?

新車・中古車を安く買うには、値引きをしてもらうのが圧倒的に早いですが、あなたに下取り車があるのならば、その車を下取りに出せば更に安く買えますよね。
しかし、ディーラーの下取り金額に騙されてはいけません!!!
ここで注意すべき事は、「ディーラーは下取り金額を低めに見積もっている」という事。
また、
と言ったセールストークに誤魔化され、あやうく損するといった場面も見受けられます。
やっぱり、1円でも高く下取りに出したいですよね?
そのためにも、ある程度の今あなたの乗っている車がいくらで売れるのか相場を知っておく必要があるのです。
そんな時に役立つのが、かんたん車査定ガイドになります。
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私もディーラーに車を下取りに出した時、ラブ4の初めの提示金額は40万と言われました。
そこで、車買取査定サイトから無料査定をしてもらった結果、57万円という買取金額が出て唖然としました。
あやうく17万円を損するところでした!
その後、私は再びディーラーへ行って車買取査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えたところ、車下取り価格を17万円+1万円UPしてくれました。
初めから相場以上の金額で対応してくれよと思いながらも、車買取査定サイトを知らなくては損するのは当たり前ですね。
だからこそ、下取り買取金額を出してもらう前に、利用していくのを忘れないようにして下さいね。
かんたん車査定ガイドでは、かんたん車査定ガイドで申し込み後、買取相場が表示されます。
まとめ

この記事では日産セレナのエンジンがかからない原因と対処法についてご紹介してきましたが、如何でしたか?
現在5代目となった日産の大人気ミニバンのセレナですが、トラブルの報告はあるものの、どの車にもつきものの故障ですし、普段と違う音や匂いを感じたら、無理に走行しないようにしましょう。
愛車に不調を感じたら、すぐにディーラーや修理工場にチェックしてもらい、きちんとメンテナンスをしてれば長く乗れる車だと思います。
ここまでの記事の内容が、お役に立てれば嬉しいです。
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