今回は、キューブZ12のエンジン始動が弱い不良の原因や対策についてご紹介します。
愛らしい顔でおなじみの日産キューブは、今も多くのユーザーから愛され続けています。
特徴ある箱型のデザインは、移動する部屋のようで、『どこでもドア』をイメージしたともいわれています。
そんなキューブですが、エンジン始動時の不具合が沢山報告されています。
良い車だからこそ、エンジンに不安を抱えたまま走行するのは嫌ですよね!
それでは、キューブZ12のエンジン始動が弱い不良の原因や対策についてお届けしていきますので、最後までお見逃しなく!
街中ではたくさん走っている車です。
キューブのブームから、四角い形の車が増えたんじゃなかとも思います。
人気車で販売台数も多いキューブのエンジンが不調という事は、たくさんのユーザーが困っているという事ですね。
【目次】
Z12キューブのエンジンが始動しない時は『クランク角センサー』が怪しい?
出典:http://falcon-r-f.com/?p=230#respond
一部の報告ではエンジンの始動不具合は『クランク角センサー』と指摘されています。
クランク角センサーはクランクの角度を検出してECUに伝えるものです。
クランク角センサーが壊れているとエンジンはかかりません。
どんな症状が出るの?
スパークプラグに電流が共有されないために着火されずエンジンがかからなくなる。
駐車場から車を出そうとエンジンをかけて、少し走ったところで走行中にエンジンが停止した。
などの報告があるように、センサーに不具合が出ると信号が伝わらず、エンジンがかからなくなる事があります。
クランク角センサーの修理費用はどれくらい?
日産ディーラーにて、修理をしてもらった場合は、修理料金は部品代と技術料を合わせて15,800円だったとの報告があります。
但し、程度の差や各ディーラーでも多少の差があると思いますので、事前に確認された方が良いでしょう。
ヒューズが飛んでいる場合もある?
ヒューズが切れるということは、電気制御に異常をきたし、他の部位までの被害を食い止める為に、ヒューズが切れて電気の供給をストップさせるのです。
電気の供給が止まってしまうとエンジンは始動しませんから、エンジンがかからないという事が起こります。
ですから、ヒューズ切れによってエンジンが始動しなくなる事は充分に考えられます。
但しヒューズが切れたという事は、どこかで異常が発生したということですから、ヒューズボックスでどのヒューズが切れているかを確認し、異常個所を正常に戻す必要があるという事です。
単にヒューズの交換で直ったと楽観せず、異常の元を確認しましょう。
ヒューズの交換は自分でもできる?
一般に言うところのヒューズは、グローブボックスの裏側にありますが、今回のような動力系のヒューズは、ボンネット内にあります。
キューブのヒューズボックスもボンネット内、左ライトの後ろ辺りにあります。
外してみると裏側に沢山のケーブルとヒューズが組み込んであります。
通常のライト切れ等の原因がヒューズであったなら、自分でグローブ裏のヒューズを簡単に交換できますが、動力系のケーブル等はたくさんのヒューズの中から切れたヒューズを探す必要があります。
またヒューズにも種類があり、アンペア等の確認が必用で同じものと交換することになります。
ヒューズ自体はカーショップなどで、1個300円程度で手に入るものです。
知識のある方であれば問題なくできるでしょうが、大切な配線がヒューズ付近には、たくさんありますので、分からなければプロに依頼する事をお勧めします。
日産の説明でも、ボンネット内のヒューズの交換は届け出るように、と言っていますので、ディーラーに直接持っていっても良いと思います。
場合によっては無料でやってもらえるでしょう。
ヒューズが切れているかはヒューズを抜かないと分からないから、自分でやるのは不安ですね。
そんなに高価なものでないなら、逆にお願いして交換してもらった方が安全ですね。
Z12キューブはBCM不良でエンジン始動が出来ない場合もある?
出典:https://minkara.carview.co.jp/userid/454811/car/934488/1899158/note.aspx
BCM・ボディコントロールモジュールが原因で、エンジンが始動できなくなる事もあります。
BCMとは、車両内の各種の利便機能および必要なアラームを制御するコンピュータです。
ワイパー、ルームライト、ウィンカー、テールランプ、キーレス、セキュリティ等、様々な電装品を制御しているコンピュータと思ってください。
これが不具合を起こすと通信が未完成になり、ライトは点灯するがエンジン掛からないとか、ワイパーは勝手に動くがエンジンがかからないなどのケースが起こる事があります。
電気系統を制御する重要な役割を持つユニットですから気を付けないと危険ですね。
故障する原因は何?
キューブのBCMは助手席足元にありますから、何らかの原因でここにあるユニットに影響を与えると電気系統に大きな不具合を起こす事になります。
例えば、ダッシュボードにジュースをこぼした位の原因で、この事象が起きたとの報告も入っています。
他にも、粗悪なLED電球に変えた事でBCMに余分な電気的負荷をかけてしまい、ユニットを壊す又はショートさせてしまうといった事例があるようです。
BCMが故障するとどんな症状が出る?
電気系統を制御する装置ですから、制御が効かないと勝手にライトが点灯したり、ワイパーが動いたりと、電気で始動するものが勝手に作動したりします。
また、スイッチをいれても点かない、動かない等、同様に電気系統に不具合が現れます。
ついには、電気信号が伝わらなくなるために、エンジンが始動しなくなる事も起こります。
保証修理してもらうことは出来る?
新車保証での対象にはなるようです。
経年やメーカー側に非が無い場合は保証が効かないと思っていいでしょう。
しかし、あまり故障が起こる部分ではないので、一応確認だけはしてみましょう。
保証でなくとも、何かメーカーの不具合が報告されているかもしれませんので、確認するだけしてみて下さい。
修理費用は?
修理費用は、キューブのBCMの本体が、定価17,700円(税抜)となっていますので、プラス工賃になります。
工賃は多少の幅はあるでしょうが、5,000円程度だと思います。
いきなりパワーウインドが動かなくなったり、ライトが点かなくなってもBCMが原因なんて思いつきませんね。
電気系統の部品だから、壊れると思わぬことが起きるんですね。
簡単に安いLEDと交換するのも怖い事だと知りました。
Z12キューブはエンジン始動不良でリコールも行われている?
出典:http://carlandking.jp/%EF%BD%8E%EF%BD%89%EF%BD%93%EF%BD%93%EF%BD%81%EF%BD%8E%EF%BD%9A12キューブ%EF%BC%88エンジン始動不良コ/
2010年に日産は、キューブの電気装置に不具合が判明したことから、リコールを届け出ています。
不具合の内容は、エンジン制御用電源リレーで、リレーに内蔵されているダイオードの製造方法が不適切なため、導通不良となる恐れがあります。
そのままの状態で使用を続けると、エンジン始動不良や走行中にエンストする恐れがあります。
対処方法とそしてエンジン制御用電源リレーを対策品と交換してくれます 。
2017年に電源分配器のリコールも行われている?
また、2017年にもリコール届けがされています。
内容は、電源分配器の基板において、回路基板の製造時に不要な半田が付着した状態で防湿材がコーティングされたものがあり、使用過程においてコーティングに亀裂が発生することがあります。
そのため、高湿環境下において電極間の微細な導通が発生して電極成分が移動し、短絡回路が形成されると、短絡電流の発熱によって、最悪の場合、車両火災に至るおそれがあります。
改善の内容として当該電源分配器を良品と交換します。
日産では2011年には、リコールではありませんが、無償修理の届け出が出されています。
内容を抜粋しました。
インテリジェントキー付き車において、電動ステアリングロック内にある導通不良により、ステアリングの作動異常を検知して安全回路が作動し、エンジンが始動しなくなる恐れがあることが判明いたしました。
このため、電動ステアリングを対策商品と交換させていただきます。
これは、リコールではなく『サービスキャンペーン』と言われ、無償修理の対象になります。
原因の『電動ステアリングロック』とは?
『ステアリングロック』とは、盗難防止用装置です。
盗難防止のため、キーを抜いた状態でハンドルを回そうとするとロックがかかってハンドルが動かなくなる機能の事です。
エンジン始動スイッチの機能や、シフトレバーがPの位置にあるとき以外でキーが抜けないことなどの安全機能にも対応しています。
また、近年増加傾向にあるスマートエントリー&スタートシステムに対応した商品として、電気信号で作動するタイプのステアリングロックもあります。
このプッシュスタート式に対応したのが『電動ステアリングロック』になります。
リコールのほかに、改善対策とかサービスキャンペーンていう無償修理対応の不具合もあるんですね。
安全対策の為のステアリングロックが故障すると動かなくなるなんて矛盾してそうですが本当に起こるんですね。
z12キューブの壊れやすい弱点は?
出典:https://www.diylabo.jp/basic/basic-37-2.html
これまでの事を考察しただけでもキューブが『電気系統』において不具合が多い、つまり
『弱点』であることが明らかになりました。
ワイパーが動かなくなる
キューブではワイパーの故障が多いと言われています。
使用中に突然止まったり、スイッチをいれても動かないなどと、雨天時にこういう状況になったら非常に恐ろしく危険です。
特に高速走行時などに起こったらと考えるだけで、ゾッとします。
原因はワイパーの動きを制御する基盤等にあるのですが、基盤だけの交換はできないのでワイパー部分を構成しているユニット丸ごとの交換になります。
ユニットと工賃を合わせて4万~5万円程度はかかるかもしれません。
パワステが突然に効かなくなる?!
パワステが突然に効かなくなってしまう事も報告されています。
小さな力でハンドルを動かすためのパワステが効かなくなるということは、ハンドルが急に重くなるということです。
簡単に重くなると言っても通常に比べると格段に重くなるので恐ろしい状況です。
原因は、パワステ用のモーターに負荷がかかって一定の温度になると、モーターを保護する機能が働いて給電停止してしまうことにあると言われています。
修理はプログラムを書き換えるだけなので費用自体は5千円程度で済むと思います。
しかし、突然、ハンドルが石のように重くなって動かない状況は、こちらも危険で恐ろしい状態が目に浮かびます。
ワイパーやパワステがいきなり効かなくなったら慌ててどうなるか恐ろしいです。
CVTとかオルタネータとかの故障もあるみたいで、普段は殆ど触らない場所なので不具合があっても自分では分かりづらいですね。
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あやうく17万円を損するところでした!
その後、私は再びディーラーへ行って車買取査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えたところ、車下取り価格を17万円+1万円UPしてくれました。
初めから相場以上の金額で対応してくれよと思いながらも、車買取査定サイトを知らなくては損するのは当たり前ですね。
だからこそ、下取り買取金額を出してもらう前に、利用していくのを忘れないようにして下さいね。
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ディーラーの下取り買取価格と比較したい方・すぐに相場を知りたい方は、無料ですぐに利用できるのでお早めに利用してくださいね。
まとめ
出典:http://hiratads.blog31.fc2.com/blog-entry-864.html
今回は、キューブZ12のエンジン始動が弱い不良の原因や対策についてご紹介してきましたが、如何でしたか?
キューブには『電気系統に弱い』という一面があり、不具合が多い事がわかりました。
電気系統と一言でいっても、ライトが暗い程度のものから、エンジンが止まる、ハンドルが効かない等と、危険をはらむものまで多岐にわたっています。
既に、リコールやサービスキャンペーンの届け出を行ったものもあり、今お持ちの方はご確認のうえ、対象であればすぐに修理する事をお勧めします。
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