本記事では、新型スープラの仕様比較とおすすめのグレードはどれ?について詳しくご紹介していきます。
2019年の新型車の中で手も話題性の高さが目立っているのが、トヨタが誇る「スープラ」ではないでしょうか。
そんな新型スープラは、3L直列6気筒と2Lの直列4気筒エンジンをフロントに縦置きし、後輪を駆動するFRスポーツクーペなんですよね。
トランスミッションは8ATのみで、シートは2シーターだけ。
キャビンの後半はラゲッジスペースとなっているわけですが、そんな新型スープラには3つのグレードがあるんです。
そこで新型スープラの仕様比較とおすすめのグレードはどれ?について詳しくお届けしていきます。
【目次】
新型スープラの3つのグレードの仕様比較!
スープラかっこよいなああああ🥺💕
ぜんっぜん車に興味なかったけど
彼氏の影響ってすごいな😂(笑)
近くのカローラにたまにおるけど
乗ってみたい!(助手席)#トヨタスープラ #新型スープラ pic.twitter.com/bfk5goGOYD— ゆい (@yuichi_s5) November 21, 2019
トヨタのスープラは1978年に登場したモデルであり、国内仕様は『セリカXX』の車名で発売されていることからもわかるように、そのベースは『セリカ』なんですよね。
セリカのフロントセクションを伸ばし、直列6気筒エンジンを搭載したモデルがスープラの元祖というわけです。
以後、先代となる4代目モデルまで一貫して直列6気筒エンジンを縦置きしており、リヤタイヤを駆動するFRモデルのみというラインアップだったんです。
セリカは4WDモデルを設定しましたが、スープラはかたくなに直列6気筒+FRでした。
そして今回登場したのが、5代目の“GR”スープラです。
当然、6気筒エンジンが積まれています。
ご存じのように今回のスープラは、BMW『Z4』とのプラットフォーム共有などが行われています。
スープラ開発当時は、トヨタとBMWはすでに提携関係にありました。
トヨタはBMWと協力し、なにかクルマを作れないかと模索しているうちにその流れは自然とスープラになったということなんです。
その1つの理由は、当時スポーツ系の直列6気筒エンジンを持っていたのはBMWだけだったからなのだそう。
どんなクルマにするか? という話し合いの中でBMWはオープン2シーターのZ4を、トヨタは2シータークーペのスープラをという話になりました。
その際ひとつの大きな決定事項があり、日本や欧州での使い勝手を考えると全幅は1900mmに達しないことでした。
そしてその全幅で、ホイールベース/トレッド比を1.5程度となるようにすること、この2つが決められたうえで開発は進められました。
その後、さまざまな紆余曲折を経てひとつの大きな決断が成され、初の4気筒エンジンの採用となりました。
先代にあたる80系ではRZ系はターボ、SZ系は自然吸気という区分けでした。
しかし今回の新型はRZ系は6気筒、SZ系は4気筒となっています。
2リットル4気筒ターボの中間グレード258馬力の「SZ-R」
GRスープラ SZ-R pic.twitter.com/8KTNcFiC2I
— 元テッツァ@猿人 (@Altezzadoridori) May 25, 2019
タイヤはフロントが255/40ZR18、リヤが275/40ZR18という組み合わせになっています。
今回のスープラには「標準」と「スポーツ」の2つの走行モードがあり、あえて「エコ」は設定されていません。
SZ-Rの場合は、スポーツモードにするとエンジン・ミッション・ステアリング・サスペション・LSDのセッティングがスポーティとなります。
この状態で走るとアクセルに対するエンジンのレスポンスが鋭く、サスペションは固く、ディファレンシャルのロック率が高まります。
とくに秀逸さを感じるのがコーナリング時の動きであり、ステアリングを切ったと同時にフロントはスッとインを向きます。
そこからアクセルを踏み込んでいくとインを向く傾向はさらに強まり、グイグイ曲がっていくんです。
スープラのホイールベース/トレッド比は、びっくりするくらいにキビキビした動きを引き出すことができるバランスとなっています。
かつては直進安定性に問題を生じるものが多かったですが、今はさまざまなデバイスで直進安定性を確保できてしまいます。
以前は基本性能で直進安定性の高いクルマを作り、それをいかにして曲げるかを考えており、4WSなどはその代表格と言えます。
しかしスープラはその逆を行き現在のテクノロジーがあるからこそ、曲がりやすいキビキビしたクルマを作りそれを真っ直ぐ走らせるように仕上げたという特徴があります。
3リットル直列6気筒ターボの本命である「RZ」
新型スープラのRZ置いてあった😆 pic.twitter.com/eQIjdzdnWz
— ユウキ@AQUA GR (@yuuki_AQUA_GR) August 3, 2019
大注目の6気筒モデルは、「RZ」。
エンジンは3リットル直列6気筒ターボで、340馬力を発生できます。
ホイールは19インチとなり、タイヤはフロントが255/35ZR19、リヤが275/35ZR19となっています。
タイヤの扁平率は異なりますが、幅は同じなのでトレッドも同寸となっています。
エンジンのパワフルさはSZ-Rをはるかに上まわっており、その吹け上がりのよさも格段に良いと言えます。
定評のあるBMWのストレート6はターボ化されても、精密機械のように正確に回る感覚は魅力的です。
コーナーへのアプローチターンインでは、SZ-R同様にスッとキレイにノーズがインを向きますが、若干のノーズの重い印象があります。
さらにステアリングを切った状態でアクセルを入れていくと、わずかながらアンダーステア傾向を示し、ノーズが外側に引っ張られるような感覚を覚えるようです。
というのもRZは、フロントが重いからなんです。
SZ-Rは前/後荷重が730kg/720kgですが、RZは780kg/740kgというように差が大きいんです。
この若干の重量差がクルマの動きを左右しており、ハンドリングの軽快さはRZよりもSZ-Rが上となっています。
最もナチュラルで扱いやすいボトムグレードの「SZ」
新型スープラよきだねぇこれSZーR魅力的(`・ω・´) pic.twitter.com/ClfEakOdmw
— 零濫@ふわましゅぼでぇ (@reiran_alc018) March 10, 2019
最後はボトムグレードとなる「SZ」です。
搭載エンジンは2リットル4気筒ターボでSZ-Rと同じではありますが、出力は197馬力に抑えられているんです。
とはいっても、リッター100馬力のエンジンなので十分にパワフルなんですよね。
レスポンス的にはSZ-Rと同様ですが、高回転でのトルク感は少し劣る印象です。
タイヤはフロントが225/50R17、リヤが255/45R17となっています。
少しだけ雑談的になってしまいますが、RZとSZ-Rのフロントトレッドは1595mm、対してSZは1610mmとタイヤの細いSZのほうがトレッドが広くなっています。
これはトレッドの計り方が左右タイヤの中心から中心までの距離であるからなんです。
タイヤの外側から外側の距離を(タイヤ幅が正確な数字と仮定して)概算すると、RZとSZ-Rは1850mm、SZは1835mmとなります。
SZには可変ショックアブソーバーもLSDもつかないので、スポーツモードにした際に切り替わるのはエンジン、ミッション、ステアリングのみなんですよね。
17インチタイヤだと動きが緩慢かと思うかも知れませんが、そんなことはありません。
ハンドリングに関しては、SZがもっともナチュラルで扱いやすいといえます。
SZはチューニングベースを考えているというのですが、タイヤサイズはこのままでも十分です。
あとは好みのダンパー&スプリングを組み、コンベンショナルな機械式LSDを入れ、エンジンをちょっとチューニングすればいいといったところでしょう。
なぜタイヤを太くしないのかについてですが、それはスープラが曲がりやすく機敏なハンドリングを目指したからなんです。
ガチガチにグリップし、コーナリング中にアクセルをいくら踏んでも破綻しないようなセッティングは、スープラの目指したものとは違うのかもしれませんね。
その一方で、ハードウエアとしてはかなり魅力的なスープラ。
トヨタが、左ウインカーレバーのクルマを国内で販売することについてはすこし賛同できないところではありますよね。
新型スープラのおすすめのグレードはどれ?
テイン開発スペースに「新型スープラ(A90)」が入庫中!
試作ダンパーの仕様確認を行っています。
続報をお楽しみに♪#tein #車高調 #スープラ #GRスープラ #A90 pic.twitter.com/6uScoKKW19— TEIN, inc. 株式会社テイン (@TEIN_INC) November 21, 2019
3グレードの性格を端的にいえば、SZは前述のように手を加えるベース車に最適といえます。
また4気筒ターボながら、4代目のA80型に似た懐かしい運転感覚を味わえてしまいます。
A80型も電子制御の機能を最小限度に抑え、ドライバーのコントロール領域を広げていましたからね。
SZ-Rはターボのクセが少し強い印象を受けますが、機敏に良く曲がり、峠道を積極的に走る使い方が似合う印象があります。
RZは直列6気筒らしくエンジンの回転感覚が上質で、低回転域の駆動力も高いので、高速道路を使った長距離移動にも適するのではないでしょうか。
危険回避の能力が優れているので、高速道路を走行中に、アクシデントに遭遇した時の安心感も高いといえますよね。
一般的にスポーツカーは運転を楽しむクルマとされていますが、万一の時の安全性が高いというメリットもありますよね。
またグレード間の価格差は、前述のように100万円刻みとなています。
SZとSZ-Rの価格内訳を大雑把にいえば、メカニズムと装備の価格換算額が75万円、残りの25万円はターボエンジンをチューニングした対価ということになります。
SZ-RとRZは、装備やメカニズムの違いが25万円相当で、75万円がエンジンの2気筒/1リットルを加えた対価と考えれば良いかもしれません。
だからこそ、選びやすいグレード構成になっていると言えますよね。
グレード同士を比べると、互いに優劣はあまり感じられず、それぞれ違った魅力を備える印象を受けます。
自分に適したスープラはどれなのか、グレード選びの段階から大いに楽しめる悩ましい3グレードであるのは間違いなさそうです。
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かんたん車査定ガイド
まとめ
初めてみた新型スープラ pic.twitter.com/frZndJfVDD
— YUHKI (@KAYAK_ISLIFE10) November 6, 2019
新型スープラの仕様比較とおすすめのグレードはどれ?について詳しくお届けしてきましたがいかがでしたか?
3つのグレードを比べてきましたが、どのグレードも優劣がつけがたいだけにどれにするのか悩ましいところ。
それぞれに違った魅力があるだけに自分の好みのスープラが、どれなのかクレー度選びの段階からわくわくが止まりません。
今回ご紹介したグレードの特色や、実際に試乗してみて自分の好みはどれなのかを徹底的に選んでみるのも良いかもしれませんね!
かんたん車査定ガイド