ディーラーの12ヶ月点検は義務?忙しい場合はどうすればいい?

ディーラー 12ヶ月点検 忙しい
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今回は、ディーラーの12ヶ月点検では何を点検するのか、忙しい時は受けなくても良いのかについてご紹介します。

新車を購入すると1年後に、ディーラーから12ヶ月点検のお知らせが来ることが多いと思います。

ですが、車検に比べてあまり認知度の低い為、受けていない方も半数以上いらっしゃるようです。

半数以上受けていないのなら、ディーラーに行くのは忙しいし受けなくても良いの?と思ってしまいますよね。

どうして12ヶ月点検が必要なのか、受けなかった時の罰則があるのかも気になりますよね。

それでは、ディーラーの12ヶ月点検では何を点検するのか、忙しい時は受けなくても良いのかについてお届けしていきますので、お見逃しなく!


新車を購入してから1ヶ月点検、6ヶ月点検とあり、更にオイル交換などの日常メンテナンスと加えると意外とディーラーに出向くことも多いですよね。

その上12ヶ月点検もとなると忙しい方だとめんどくさくなってしまいがちだと思います。

行った方が良いのはわかっているけど、めんどくさいな…と思われる方もいらっしゃると思います。

ディーラーで実施する12ヶ月点検では何をするの?

ディーラー 12ヶ月点検 忙しい

まず12ヶ月点検にはどのような意味があるでしょうか?

安全性の為はもちろんですが、どうして必要なのか理解しておきましょう!

 

絶対に受けないといけないの?

12ヶ月点検は、法律で車の使用者に義務付けられています。

車検は基本的に2年に1回ですが、2年に1回では防ぎきれない故障もありますよね。

その為、安全なカーライフを送る為には1年に1回の点検を行うのがベストと考えられています。

その為12ヶ月点検が義務とされています。

ですが、12ヶ月点検を受けなかったとしても罰則はなく、実際半数以上の車が12ヶ月点検を受けていません。

 

12ヶ月点検の点検項目は?

12ヶ月点検ではどのような項目をチェックしてもらえるのでしょうか?

 

室内点検

  • ブレーキペダルの遊びと床板のすき間
  • パーキングブレーキの引きしろ(踏みしろ)
  • ブレーキの効き具合
  • クラッチペダルの遊び、切れたときの床板とのすき間(MT車のみ)

 

エンジンルーム点検

  • エンジンオイルのもれ
  • トランスミッション、トランスファの油量・油もれ
  • ファンベルトのゆるみ・損傷
  • パワーステアリングベルトのゆるみ・損傷
  • ブレーキマスタシリンダの液もれ
  • 点火プラグの状態、点火時期、ディストリビュータキャップの状態
  • バッテリターミナルの接続状態
  • 排気の状態
  • エアクリーナーエレメントの状態
  • 冷却水のもれ

 

下まわり点検

  • ブレーキホース、パイプの液もれ、損傷、取付状態
  • ホイールシリンダ、ディスクキャリパの液もれ
  • エキゾーストパイプ・マフラー・遮熱板のゆるみ・損傷

 

外まわり・足まわり点検

  • ブレーキドラムとライニングのすきま
  • ブレーキシューの摺動部分とライニングの摩耗
  • ブレーキディスクとパッドのすきま、パッドの摩耗
  • タイヤの状態/空気圧・亀裂・溝の深さ等
  • ホイールナット・ボルトのゆるみ
  • プロペラシャフト・ドライブシャフトの連結部のゆるみ

受けない方も多い12ヶ月点検ですが、重要な点検に一つのようです。

車検と車検の間は2年間空いてしまいますし、間でこれだけ詳しく点検してもらえるのは安全なカーライフにはかかせません。

 

ディーラーの12ヶ月点検は忙しい時は受けなくても良い?

ディーラー 12ヶ月点検 忙しい

必ず受けなくてはいけないのかどうか、受けない場合には罰則はあるのか、誰しも疑問に思っている事ですよね。

まず12ヶ月点検の意味をご紹介します。

 

ディーラーで受けるのが義務なの?

12ヶ月点検はその名の通り『点検』です。

その為、ディーラー、整備工場、カーショップだけでなく自分で行っても問題ありませんのでディーラーで12ヶ月点検を受けることは『義務』ではありません。

ですが、『忙しい』から受けないと言うのや受けなくても良いと言うのは少し違いますよね。

安全なカーライフにはとても大切な事です。

 

メーカー保障が受けられなくなる?

12ヶ月点検を受けていないとメーカー保障を受けられない可能性があります。

つまり、本来なら保証されるべき内容でも12ヶ月点検を受けていなければ保証対象外になり保障を受けられないということです。

その為、不要な出費がふくらんでしまうことも考えられます。

 

法的責任が重くなる可能性も?

万が一、12ヶ月点検を受けていないと、整備不良によって事故に繋がる可能性が十分ありうると言う事です。

もし、そのような事故が起きてしまった場合、もちろんドライバーの法的責任が追及されてしまいます。

『12ヶ月点検を受けていれば避けられた事故』と判断された場合、法的責任が重たくなる可能性があるのです。


罰則もなく、一見受けなくてもデメリットはないの?と思いがちですが、保障を受けられない場合やもしもの時に責任が大きくなってしまう場合もあります。

これは12ヶ月点検を受けておかなくてはいけませんね。

 

ディーラーで12ヶ月点検を受けた時の時間や費用はどのくらい?

ディーラー 12ヶ月点検 忙しい

ではディーラーで12ヶ月点検を受けると、どのくらいの時間や費用が掛かるのでしょうか?

 

待ち時間は1時間半程度!

ディーラーで12ヶ月点検を受けると約1時半ほどで終わる事が多いようです。

ですが、点検する整備工場が混雑している場合などは時間がかかることがありますし、もし点検で不調が見つかった場合は更に時間がかかってしまいます。

また、混雑している場合は整備士や作業ピットの空き待ちもありますので、待ち時間が長くなってしまうこともあります。

 

12ヶ月点検は受けられる期間が決まってる?

ディーラーなどから12ヶ月点検を知らせるハガキが送られてくると思いますが、そこにも12ヶ月後が期限のように書かれていることが多いです。

車検ははっきりと期限が決まっていますが、12ヶ月点検にははっきりとした期限は決まっていません。

その為、1~2ヶ月超えて入庫させても全く問題ありません

 

必要な費用の目安は?

点検の費用は10,000円~15,000円くらいが目安です。

軽自動車や普通車など、若干の差はありますが目安は変わりません。

軽貨物は若干高くなる傾向のあるメーカーもあります。

しかし、新車購入時など、メンテナンスパックなどに加入していれば無料な場合もあります。

もちろんながら、不調や交換部品があった場合は更に部品代や工賃は必要となってしまいますが、その場合はその都度説明があると思います。


12ヶ月点検をディーラーで受ける際の時間や費用の目安がわかったと思います。

ですが、オイル交換などと比べると若干時間もかかりますし、忙しい方には手間に感じてしまうこともあるのかもしれません。

その場合はどうしたら良いのでしょうか?

 

どうしても忙しい場合にディーラーの12ヶ月点検を早く終わらせる方法は?

ディーラー 12ヶ月点検 忙しい

12ヶ月点検の重要性はご説明してきましたが、最近忙しいし、車の調子も良いし、罰則がないなら受けなくても良いか~なんてまだ思われている方はいませんか?

車の調子は、詳しい方でないと小さな不具合には気づきにくい場合もあります。

やはりプロの目で見てもらい、お墨付きをもらわないと、絶対安心と言うわけにはいきません。

どうしたら、忙しくても点検を受けられるか考えてみましょう!

 

事前予約をして待ち時間を減らそう

どの作業をディーラーに依頼するにも共通することですが、12ヶ月点検事前に予約しておきましょう。

ディーラーでは、もちろん飛び込みの依頼の場合もある程度対応が出来るように整備士の作業日程は組まれていますが、やはり土日など混雑する日はかなりの待ち時間を要してしまいます。

どうしても車の作業となると、1件当たりの作業時間も30分程度は少なくともかかる事が多いですし、重なるとかなりの待ち時間ですよね。

忙しい中、来店しても待ち時間が長いとうんざりしてしまうと思います。

ですが、事前に予約しておくことで、その日の整備士の作業日程に組み込まれ予約時間にはすぐ作業が始められるように準備されていると思います。

せっかくのお休みですから点検後の予定もあるかもしれませんし、無駄な時間なく効率よく受けたいですよね。

 

引き取り・納車を依頼すれば待ち時間なし!

これは知られていない方も多いのではないでしょうか?

ディーラーへの作業依頼は、来店するもの!と思われている方も多いと思います。

ですが、店舗によっては自宅など希望の場所へ引き取りに来てもらい、また作業後に持ってきてもらうと言うサービスを行ってくれる店舗があります。

これはディーラーによって行ってくれる店舗と、そうでない店舗もありますし、また有料の店舗もありますのでまずは確認が必要です。

ですが、引き取り・納車が可能であれば職場に引き取りに来てもらい、作業後に納車しておいてもらう事でご自身が勤務中に点検を行ってもらうことも可能です。

その間、もし代車の空きがあれば代車を借りておくことも可能かもしれません。

私の知っている店舗では、点検の待ち時間に用事がある為、担当営業マンが外回りに行くついでに送っていき、また迎えに行ったなどと言った話も伺ったこともあります。

このような融通を利いてくれる店舗もありますので、担当営業マンや整備の受付にご相談してみるのも、お勧めです。


ディーラーも店舗によってサービスが異なりますが、意外と皆さんが思っているより敷居が高くない店舗も多いのも現状です。

まずは、事前に問い合わせてみましょう。

 

新車・中古車を買う時の下取り車を高く売る方法は?

新車・中古車を安く買うには、値引きをしてもらうのが圧倒的に早いですが、あなたに下取り車があるのならば、その車を下取りに出せば更に安く買えますよね。

しかし、ディーラーの下取り金額に騙されてはいけません!!!

ここで注意すべき事は、「ディーラーは下取り金額を低めに見積もっている」という事。

また、


値引きは限界です。その代わり下取り金額に10万円上乗せしたので、これで契約してください!

と言ったセールストークに誤魔化され、あやうく損するといった場面も見受けられます。

やっぱり、1円でも高く下取りに出したいですよね?

そのためにも、ある程度の今あなたの乗っている車がいくらで売れるのか相場を知っておく必要があるのです。

そんな時に役立つのが、かんたん車査定ガイドになります。

そこで、下取りに出したい車を一括査定してもらって買取価格の相場を知ってその見積書を提示して、それより高くしなければ下取りに出しませんとあなたの下取り車を高く売るために交渉する最大の武器となります。

私もディーラーに車を下取りに出した時、ラブ4の初めの提示金額は40万と言われました。

そこで、車買取査定サイトから無料査定をしてもらった結果、57万円という買取金額が出て唖然としました。

あやうく17万円を損するところでした!

その後、私は再びディーラーへ行って車買取査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えたところ、車下取り価格を17万円+1万円UPしてくれました。

初めから相場以上の金額で対応してくれよと思いながらも、車買取査定サイトを知らなくては損するのは当たり前ですね。

だからこそ、下取り買取金額を出してもらう前に、利用していくのを忘れないようにして下さいね。

かんたん車査定ガイドでは、かんたん車査定ガイドで申し込み後、買取相場が表示されます。

ディーラーの下取り買取価格と比較したい方・すぐに相場を知りたい方は、無料ですぐに利用できるのでお早めに利用してくださいね。
かんたん車査定ガイド
 

まとめ

ディーラー 12ヶ月点検 忙しい

今回は、ディーラーの12ヶ月点検では何を点検するのか、忙しい時は受けなくても良いのかについてご紹介してきましたが、如何でしたか?

12ヶ月点検は義務ではありますが、罰則などはありませんので実際受けていない方も多いです。

忙しいから、お金がかかるからと言って無視しても良いわけではありません。

安全な運転、メーカーからの適切な保障を受ける為には大変重要な点検ですので、受けるようにしましょう!

かんたん車査定ガイド

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