今回は、アコードハイブリッドが売れない理由や、実際の売れ行きを販売台数の推移と共に検証してご紹介します。
アコードは5ナンバーから出発して、今やホンダでも上から3本の指に入る上級車に出世した車です。
価格も発売当初からは考えられないほど、高価な車となりました。
そのアコードも立ち位置は上がっているものの、国内での販売は伸び悩んでいるようです。
ホンダ渾身の車なはずですが、どうして売り上げが伸びないのでしょうか。
それでは、アコードハイブリッドが売れない理由や、実際の売れ行きを販売台数の推移と共に検証してお届けしていきますので、お見逃しなく!
なぜ日本では、そんなにファンがすくないのでしょうか。
それともファンはいるけれども、買わない理由があるのでしょうか。
【目次】
アコードハイブリッドが売れない理由は?
出典:https://minkara.carview.co.jp/car/honda/accord_hybrid/
アコードハイブリッドが、大きく販売を伸ばせない理由はどこにあるのでしょうか。
どうも、皆さんの口コミをみていると、何か共通点があるようにも見えてきました。
今までのアコードの歴史も考えて、検証してまいります。
アコードは高すぎる?
圧倒的な意見として、アコードの400万円という価格はあまりにも高いという意見があります。
最新のハイブリッドシステムを搭載しているといっても、ユーザーに納得してもらえなければ買い手はつきません。
そのシステムに費用がかかったためか、内装や防音への不満が多く見られ、他の部分に手をかけていないように思われています。
確かにミドルセダンの高級車を名乗るには、物足りなく価格も高く感じてしまうのは仕方ないでしょう。
今はモデルチェンジで価格にも差が開いたクラウンも、一時は数十万程度の差で購入できたため比較対象にされていました。
クラウンの仕上がりには到底及ばないというのが、ユーザーからのたくさんの意見でした。
もともとはミニセダンだった?
自動車販売台数の歴史を見てみると、アコードの名前が2008年より前では、中大型セダンの分類から消えています。
もちろん、その前から販売されているアコードですから販売数がゼロという事は考えられません。
アコードは、2008年までは『小型セダン』の分類に属していた車なのです。
現在でこそ、3ナンバーが当たり前で、一時はクラウンと競ったようなこともありましたが、もとを辿るとそういう歴史が見えてきます。
対するクラウンは当時より王道のど真ん中を走ってきた車ですので、最近になってアコードの価格が近くなり、ライバルとして取り上げられることも多くなりましたが、クラウンファンにとっては、その歴史からも許されざる事なのです。
現在も、多くの批判が聞かれるのも、こうした日本人の脳裏に焼き付いた歴史があるからでしょう。
高級セダンになりきれていない?
そうした背景もありますが、実際の装備などをみても、他の上級ミドルセダンには追い付いていないのも現実です。
パワートレインやハイブリッド機能等では、そこそこ追い付いた感じを受けますが、内装や細かなインテリアや外観などを含めて、物足りなさを大きく感じてしまいます。
インスパイア等もなくなり、アコードが押し上げられて上にはレジェンド位になってしまったホンダでは、致し方ないとおもいますが、アコードには荷が重いのかもしれません。
下記に販売台数の推移を書きますが、クラウンがアコードよりもかなり価格帯も上を行っていた時から、クラウンの方が販売台数もかなり上を行っています。
これだけ価格とランクだけが上がってしまったアコードに、価格に見合う価値を見出せないのが、販売の伸びない本当の理由と言って良いでしょう。
アコードハイブリッドはアメリカで売れ行きが好調なの?
出典:https://matome.naver.jp/odai/2146298835371263801/2146299153872022503
日本で不振のアコードも、十数年に渡りアメリカでは相当数を販売しています。
その数を見れば、日本での販売が馬鹿らしくなるのも理解できますが、ユーザーが納得できないのには、それなりの理由があり、いずれはアメリカでも同じように愛想をつかされるのではと心配にもなってきます。
アメリカでの販売の歴史をみていきましょう。
アメリカでは年間30万台が販売されている?
日本では、カムリの販売台数の半分も売れていないアコードですが、アメリカではアコードの人気は上々のようです。
アメリカでは、カムリと人気を2分しているようで、年間30万台をコンスタントに販売しています。
アメリカ本土に工場も置いて生産しており、ラインナップも豊富に売られています。
アコードの大きすぎる車体がアメリカでは丁度良い事と、アコードの加速の良さがアメリカのハイウェイの交通事情に合っているようです。
日本からアメリカへの販売にシフトした?
日本での販売台数を見れば、アメリカの1%程度にしか満たないので、ホンダもアメリカ向けを中心として生産も販売もシフトしているようです。
そうした事からも、日本のユーザーの意見には耳を貸さないところもあり、今後のアコードには心配も付きまといます。
対するトヨタは自国から足場を固めて、欧米、アジア、各国へと手を広げています。
決して売れないから投げやりにすることは無く、なぜ売れないのかを考えて前向きな行動をとっています。
ここに世界のトヨタと、ホンダの差があるといってもウソではないでしょう。
技術的な進歩では引けを取っていないのかもしれませんが、それを使いきれない弱さとスピードに欠けるホンダの鈍さが目立つようです。
アメリカでも販売不振が見え始めた?
上手く狭い日本市場から抜け出し、販売好調のアメリカに拠点を移そうと考えたアコードですが、フルモデルチェンジ後の10代目アコードの販売に陰りが見えは始めたようです。
試行錯誤を繰り返している他車と比べると、ホンダのアコードはハイブリッドを追加ラインナップしたものの大きな変更も無くモデルチェンジを敢行しました。
確かに外観や内装に手を加えてはいますが、大きな性能の進歩は無く期待外れになったようです。
価格だけは高騰したようですから、ユーザーがついてこないのも仕方のないことでしょう。
今更値下げは考えられませんから、早めのマイナーチェンジで巻き返しを図らないと、アコードの存続自体にも関わってくるでしょう。
世界中でセダン離れが起きているのも事実ですが、ライバルのカムリが順調に販売を伸ばしている事からも、アコードの販売不振は別の部分に理由があると考えられます。
やはり高級車としてアコードが定着できるのか、とても疑問に感じるところです。
でも値上げばかりでは、アメリカでの売り上げも頭打ちになるかもしれませんね。
実際に10代目アコードは販売開始から思ったように実績が上がっていないようです。
アコードハイブリッドの売れ行きが悪いのか販売台数は何台?
出典:https://blog.goo.ne.jp/genbatiryaku/c/b9a9c5f7cbd3502d4905c18838cef14b
アコードの売り上げの実態を販売台数をもとに検証してまいります。
上限のあった年には何が起きていたのかも、合わせて考えてまいります。
アコードの日本での販売台数推移
年間販売台数の推移になります。
販売年 | 年間販売台数 | 月平均販売数 | FC・MC |
2019年 | |||
2018年 | |||
2017年 | 3,248台 | 271台 | |
2016年 | 4,270台 | 356台 | 16年5月 MC |
2015年 | 3,108台 | 259台 | |
2014年 | 7,587台 | 632台 | |
2013年 | 11,099台 | 925台 | 13年6月 FC |
2012年 | 1,209台 | 101台 | |
2011年 | 1,500台 | 125台 | |
2010年 | 1,045台 | 87台 | |
2009年 | 2,586台 | 216台 | |
2008年 | 2,350台 | 196台 | 08年12月 FC |
2007年 | 4,624台 | 385台 | 小型セダン扱 |
2006年 | 7,411台 | 618台 | 小型セダン扱 |
2005年 | 7,582台 | 632台 | 小型セダン扱 |
※2008年間ではアコードは小型セダンの分類にあった。
クラウンの10分の1しか売れていない?
最近まではアコードのライバルとしても挙げられたクラウンですが、実はアコードを相手にもしていない事がわかります。
2018年にクラウンはモデルチェンジを行い、価格でもまたアコードに差を広げました。
では売り上げはというと、アコードより70万円以上も高いクラウンが、アコードの10倍以上の販売台数を記録しています。
高くても相応の価値があるとユーザーが認めている証拠です。
同じトヨタのカムリも、アコードの3倍以上の販売数はキープしています。
アコード側としてはライバルと見ていたトヨタの2台も、価格は同等であっても人気は倍も10倍も違うという事実です。
それでも、2010年から2012年までのどん底を見れば良いのかも知れませんが、ホンダの筆頭高級セダンの販売がこれでは、ホンダ自体のあり方にまで問題が及びかねません。
確かに軽自動車部門でN-BOXが孤軍奮闘しているようですが、利益の薄い軽自動車では、ホンダ全体を引き上げる力もないでしょう。
またN-BOXも守りに入った感じを受けるようになってきました。
今後の他車の出方では、皆で牙城を崩しにきていますから、いつまで持ちこたえられるのかも心配です。
是非アコードに踏ん張ってもらい、ホンダの底力を見せて欲しいところです。
フルモデルチェンジでアコード復活?
アメリカで不振が噂される、10代目アコードが2019年中にも日本での発売の発表があるかもしれません。
日本で売れずにアメリカにシフトして、アメリカで売れないのに日本で売れるはずがないと思うのが普通ですが、今後の海外販売への不信奪回の足掛かりにする為にも、ここはひと踏ん張りして頑張っていただきたく応援しています。
10台目の節目を迎えたアコードは、何としてもこの機会にユーザーの心をガッチリとつかんで欲しいところです。
きっかけさえ掴めば技術も能力もあるホンダですから、走っていけるはずです。
やはり地元日本での販売で勝ち残れなければ、他でも同じ結末が待っているはずです。
持っている時術を注ぎ込んで、ニューアコードが販売されることを期待しています。
月に100台も売れなかった時もあるアコードと、10倍以上の売り上げを誇るクラウンを比べるのも不可解ですね。
フルモデルチェンジでは、何とか巻き返して欲しいけど、アメリカでも不振だそうなので心配ですね。
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まとめ
出典:http://matome.naver.jp/odai/2137178657296821801/2137213782077623903
今回は、アコードハイブリッドが売れない理由や、実際の売れ行きを販売台数の推移と共に検証してご紹介してきましたが、如何でしたか?
アコードが売れていないのは事実であり、その理由はアコード自体にあると言っても良いでしょう。
早く価格に見合う姿を見せなければ、もっとアコード離れは進んでしまいます。
フルモデルチェンジは良い機会なので、ここで注目を集めて日本でも流行ってほしいですね!
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