今回は、2019年最新の新型アコードハイブリッドの実燃費が悪いという評判は本当なのか、その理由についてご紹介します。
新型アコードハイブリッドは、ミドル級セダンでは随一とも言われる燃費を誇ります。
それがウリでもあるだけに日本ではガソリン車の販売は無くハイブリッドの2グレードのみの販売にもなっています。
ですが、その新型アコードハイブリッドの実燃費が悪いという評判があるようです。
本当のところはどうなのか真実に迫ってみたいと思います。
それでは、2019年最新の新型アコードハイブリッドの実燃費が悪いという評判は本当なのか、その理由についてお届けしていきますので、お見逃しなく!
その燃費が悪いなんて、どういう事か意味がわかりません。
ホンダのハイブリッドはトヨタのハイブリッドとは基本的な構造が違うって聞いたけど、関係があるんですかね。
【目次】
2019年新型アコードハイブリッドの実燃費は悪い?
出典:http://white-splash.blogspot.com/2013/08/blog-post_11.html
本当に新型アコードハイブリッドの燃費が悪いのかを、カタログ燃費から追いかけて、検証してまいります。
カタログ燃費は悪く無い?
新型アコードハイブリッドのカタログ燃費は、2つのグレードで異なり、JC08モード燃費では、LXが31.6km/ℓでEXが30.0km/ℓとなっています。
この数値は、ミドル級のセダンでは飛び抜けた燃費であり、価格が高いにもかかわらず人気もある1つの要因が、この高燃費になっています。
実燃費はどのくらい?
では実燃費はというと、走り方や環境によって燃費は変化するので一概には言えませんが、一般的な平均値では『21.0㎞/ℓ~22.0㎞/ℓ』との報告が多いようです。
アメリカからの報告も20.0km/ℓ以上ということで、ほぼ一致しています。
この数値はライバルであるカムリより良いとの報告もあります。
カタログ燃費と実燃費がかけ離れているの?
実燃費の目安は、カタログ燃費の6~7割が標準とされているので、実燃費がカタログ燃費に対して大きく劣っている事実はないようです。
ではなぜ、そのような評判が起きているのでしょうか。
実燃費も20㎞/ℓを超えているようだから、悪い数字ではないですね。
アメリカでもハイブリッドの燃費は評判が良いみたいなので、何かの間違いですかね。
2019年新型アコードハイブリッドの実燃費が悪いという評判は本当?
ほとんどノーマルモードでかつトータル1000kmほど走行しました。
燃費は20km/Lを下回ることはなかったです。
運転も燃費を意識することなくだったので、この数値はかなりのものだと思います。
なお、総給油量は50リッター程度だったので、満タンでECONオンであれば余裕で1000kmを超える旅行が出来そうです。
カタログ上は30km/Lですが、無意識に運転していてはそこまでは行きません。
逆に意識して走れば、一般道で25km/Lは行くかと思います。
しかし、それではストレスが溜まり過ぎます。
意識しない運転でも、前車の2~3倍走ってくれているので十分満足しています。
それもプレミアムではなく、レギュラーガソリンなのでとても助かります。
その分特に夏や冬のエアコン使用時の短距離走行では燃費16-18がみられることはあります。
エコ車ではないのでストレスなく走行できることを優先して走っていると思います。
ただゴルフで2人と2バックで30km『うち高速25km』では23超えてきます!!
このクラスでこの数字はなかなかないかと。
またエアコン使わない時期の一般道路も20-22ぐらいで推移します。
車の燃費お知らせ機能にて、エアコン要らない時期に燃費走行で25キロ/L。
冷房で20-22キロ。暖房がいる時期はエンジン止まらなくなるので、17-18キロ/Lくらい。
カタログスペックの30キロを出す方法は見当たりません。
2019年新型アコードハイブリッドの実燃費が悪いという評判の理由は?
出典:https://www.canstockphoto.nl/duim-zoals-symbool-op-bespreken-6542612.html
では、なぜそのような評判がおきるのか、その理由を新型アコードハイブリッドの構造等から考えてみました。
今までとは違う新しいハイブリッドシステムが原因?
アコードのハイブリッドの技術はトヨタのプリウス等のハイブリッドシステムとは全く異なる仕組みとなっています。
トヨタのハイブリッドは、蓄電した電気でモーターを回し、エンジンとモーターの両方を駆動力として併用するものです。
アコードのハイブリッドシステムは電気自動車の発想に近く、エンジンは発電のみに使用し、駆動は発電した電力だけで行い、モーターのみでの走行となっています。
車の中にガソリンを燃料とする発電所があり、そこで発電してEV車に電力を供給するシステムのようにイメージしてもらえば良いでしょうか。
EV車の中に充電のための発電機関を設置したようなもので、今までのハイブリッドとは根本的に発想と仕組みが違うということです。
アコードハイブリッドの『i-MMD』シリーズ型ハイブリッドシステム
アコードに採用されている次世代ハイブリッドと呼ばれる『i-MMD』では、エンジンは発電に特化して、発電した電力を使ってモーター走行をする構造になっています。
エンジン出力と車軸駆動を切り離す事により、エンジンの回転数と走行の関係を薄くしています。
これによってエンジンの回転変動が抑えられ、エンジンの燃焼効率を向上させてくれます。
i-MMDは中速域での速度変化が大きい時は必要な発電量変化を十分に平滑化ができないので、エンジンの燃焼効率が悪化してしまう一面があります。
また、アコードハイブリッドはモータートルクが大きく、スタートは静かでスムーズでパワフルに感じるでしょう。
燃費だけでなく、走る事の楽しみも求めるのがアコードハイブリッドのハイブリッドシステムなのです。
エンジンが発電機の役割をするから?
上記のようにハイブリッドの仕組みが異なる事からエンジンの作動する場面も異なります。
プリウス等のエンジンとモーターの両方を駆動力にするシステムでは、エンジンが苦手とする低速域ではモーターを使い、高速域に入るとエンジンが作動するなどして、お互いが得意の領域で働くのが特徴です。
ですから、エンジンはある一定の速度の領域で必要な時にだけ作動します。
アコードのハイブリッドシステムでのエンジンは発電機の役割りを担い、駆動とは全く関係なく動くことになります。
蓄電の量が少なくなってきたら充電するように制御システムからの指令が送られ、エンジンが始動して発電が始まります。
ですから、走行とは全く関係のないタイミングでエンジンの始動が起きるので、通常のハイブリッドやガソリン車に乗っていた方には違和感があるのでしょう。
そうしたエンジンの始動タイミングの違いで、これはバッテリーが空になるのが早いと勘違いして、燃費が悪いと思い込んでしまうのかもしれません。
ホンダ独自のハイブリッドの考え方?
ハイブリッドシステムはエンジンの始動の際のロスを少なくしようと考えられたものです。
ロスの多い低速域にエンジンでの走行時に蓄電した電気を使ってモーター走行したりするようなトヨタタイプのエンジンとモーターの併用ハイブリッドもロスを減らす1つの方法です。
アコードのハイブリッドシステムでは、エンジンでの走行でロスが発生するのなら、最初からエンジンで発生させるエネルギーを電気に変えてしまえば、ロスは少なくなるという考え方です。
ですから、電気をたくさん消費すれば、それだけエンジンの始動も多くなり燃費が悪くなると考えられます。
例えば夏場に冷房をガンガン使っているとガソリンの消費に直結すると考えられますね。
ところが、プリウスのようなハイブリッドシステムでは、エンジンでの走行時や減速時に蓄電されるので、バッテリーは常に余力をもっており、夏場の冷房等はいくら使っても余力の電力で充分にまかなえるので、燃費には殆ど影響しません。
そうした違いから、電力の使用の仕方によって燃費が悪くなるアコード型のハイブリッドでは、燃費が悪いと勘違いされてしまうのかもしれません。
燃費が良いハイブリッドシステムは何?
どのシステムも一長一短で、どれが良いとはいえません。
アコードのハイブリッドはモーターでの駆動になるので、走行性能が良く馬力も充分に備えています。
また、造りもエンジンは発電に徹しているので、モーターとの連携はなく至って簡単な構造とも考えられるので、異常がおきた時の原因もつかみやすいと考えられます。
乗ってみても違いのわかるシステムですので、反応や走行性能、静寂性なども考えて選ばれることをお勧めします。
また、ハイブリッドシステムは日々進歩していますので、そうした情報も良く集めておかれると損はしないでしょう。
トヨタのハイブリッドは冷房に強く、暖房には弱いと聞いたことがあります。
その強みと弱みの一部分だけを見てしまうと、燃費が悪く思えてしまうんですかね。
口コミを見てもカタログ燃費まではむずかしいけど、コンスタントに20km/ℓ位は計測されているようですね。
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まとめ
出典:http://newcar-news.com/?p=21726
今回は、2019年での新型アコードハイブリッドの実燃費が悪いという評判についてお届けしてきましたが、如何でしたか?
ホンダのハイブリッドシステムは、トヨタの考え出したハイブリッドとは全く異質のもので、他社のハイブリッドシステムにも、それぞれの特徴や構造の違いがあり、長所と短所を持ち合わせています。
運転も楽しめるハイブリッドも多くなり、スポーティーで、これがハイブリッドの走りかと思われる車もあります。
そうした構造の違いで、瞬間的に燃費が悪いと勘違いしたり、システムを上手く利用しないと、思ったような高燃費を期待できない走行をしている場合もあります。
まずは、自分の車の事を良く理解してあげて、ハイブリッドの素晴らしいシステムと走行を楽しんでください!
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