今回は、日本と米国でアコードのグレード数に違いがあるのか?についてご紹介します。
現行のアコードは、ハイブリッドの2グレードを用意しています。
既にアメリカでは10代目モデルのアコードが販売されていますが、日本との販売市場の違いからか、多種グレードが販売されています。
日本でもハイブリッド車が発売されるまでは多種グレードのアコードが販売されていたようです。
どのようにして現在のグレード数に至ったのか、その経緯を見てみたいと思います。
それでは、日本と米国でアコードのグレード数に違いがあるのか?についてお届けしていきますので、お見逃しなく!
販売する数が圧倒的に違うからじゃないですか。
でも2種類は少ない気もしますが、ハイブリッドのみでは、グレードも増やせませんね。
【目次】
米国ではアコードハイブリッド以外にも多くのグレードがある?
出典:http://blog.livedoor.jp/auto2014/archives/1068130983.html
アコードは40年以上前からアメリカで販売され、かなりの販売数がある人気車です。
当初は多数のガソリン車のグレードがラインナップされ、ハイブリッドの開発により、新しいグレードとして加えられました。
1976年からアメリカで販売開始
アコードは1976年からアメリカで販売され、トヨタのカムリと人気を2分しながら販売数を伸ばしていきました。
その大きな市場と販売数から、アメリカ現地での生産を1982年から開始し、1100万台以上を生産しています。
またアメリカでの販売累計台数は1300万台を超え、1年あたり30万台以上を販売していたことがわかります。
アメリカでは多数のグレードがラインナップ
やはり販売台数が多いだけに、ユーザーの多様な要望に対応するために、ガソリン車でも多様なグレードがあり、それに加えてハイブリッドもラインナップされる販売形態になっています。
ですから、アコードハイブリッドは後から追加された1グレードに過ぎません。
販売数が増えるとグレードも増える?
日本においても海外においても、販売台数の多い車は必然的にグレードも増える傾向にあります。
多くのパワートレインから選び、内装などもグレード別で選択が可能となります。
これは一見するとユーザーの為のようにも思えますが、生産者にとってはグレード分けすることによって、それぞれの大量生産がスムーズに行える大きなメリットがあります。
そのグレードごとにラインを作る事も可能で、単純生産ができるのは、量を作るには最善の策です。
1台ごとにオプション装着を変えたりせずに、流れ作業で生産できるので、売れれば売れるほどグレードが増えるのが普通になります。
売れないとグレードは減る?
上記と反対に考えられますから、販売台数が減っていけばグレードを減らす方向に進んでいきます。
たくさんのグレード別の生産ラインがあって、販売数がある時は効率が良いグレード別のライン生産になりますが、販売数が半減したとすれば、ラインがフル稼働しなくなり、多くのラインで手待ち時間が多くなり、無駄な時間が増えて人件費だけが増える事になります。
ですから、今度はグレードを減らして、販売アイテムを絞り込むことによってライン数を減らして製造するようになります。
販売台数が増えていればグレードを減らす必要は無く、逆にグレードを増やす方向に動くようですね。
日本でも前はガソリン車が売られていたみたいだけど、販売数が減ってハイブリッドのみの販売になったのかしら。
日本と米国でアコードのグレード数に違いがある理由は?
出典:http://www.faminet.co.jp/blog/item/51811
アメリカと日本では販売の規模が違いすぎて比べることも難しいほどです。
販売台数も比較にならない程ですから、生産体制や販売の仕方も変わってくるのも当然でしょう。
それがグレード数の違いにどのように関わっているのかを見てまいります。
日本での販売台数は米国の100分の1?
アコードハイブリッドは日本で月に200台前後の販売数となっていますので、多めに見ても1年で3,000台と考えれば、アメリカでの年間30万台の100分の1しかないため、アメリカのように多種グレードの販売は、原価に直接ひびくのでグレードを減らさざるを得ないのです。
そこで、販売が好調なグレードに集中するため、生き残ったのが『ハイブリッド』という事です。
ガソリン車とハイブリッドでは基本構造も異なる為、ハイブリッド1本に絞った方が都合がよく、その中でメーカーオプションを選んで2グレードを選択したと考えられます。
ホンダは日本での販売増を諦めた?
日本と海外では、マーケットの規模が全く違います。
日本の人口も減少気味で高齢化がすすんでいるため、日本での販売よりも人口の多いアジアやアメリカへシフトしているのは自動車業界全体の流れでもあります。
しかしホンダは、軽自動車やコンパクトカーを除いて他のメーカーに比べて日本国内での販売は遅れをとっており、なかば諦めのホンダとも思われています。
軽自動車で、N-BOXが奮闘していますが、軽自動車自体の利益が薄い事もあり、経営全体を押し上げる事にはなっていないようです。
そうしたことで、縮小できる部分はかなり縮小しているのがハッキリと見えるののが、最近のホンダの特徴です。
ホンダの売れ筋車種はグレードも多い?
ホンダでの売れ筋のフィットのグレードは10種、軽自動車でありながらN-BOXは9種のグレードを持ち、アコードはハイブリッドの2種、同様に巻き返しを図るハイブリッドのインサイトも2種グレードになっています。
ハイブリッドが辿り着いた究極のパワートレインであり、そこに絞り込んだために、グレードの作りようもなくなったようです。
これで販売台数が伸びているのなら別ですが、先細りになっているアコードはハイブリッドの2種だけの販売となっても、廃盤にならないだけ良いのかもしれません。
ホンダは完全に日本より海外に目を向けていることがわかりますね。
でもこれからは簡単には海外でも売れる時代ではなくなると思います。
長く人気を保つのは大変ですよね。
アコードはモデルチェンジでグレード数に違いが出る?
出典:http://minkara.carview.co.jp/userid/108694/car/1450313/profile.aspx
日本でのアコードの販売も、現在のようにハイブリッド2種のみの販売ではありませんでした。
どのような経緯で現在のグレード数に至ったのかを見ていきましょう。
アコードのグレード変遷をご紹介
最新のモデルから遡って3モデルのグレードを記載しました。
グレードが絞られているのがハッキリと分かります。
アコードハイブリッド(2013年4月発売モデル)
グレード | エンジン | 駆動 | 燃費 | 価格『8%税込』 |
ハイブリッドLX | 2ℓ直4DOHC+モーター | FF | 31.6㎞/ℓ | 385.0万円 |
ハイブリッドEX | 2ℓ直4DOHC+モーター | FF | 30.0㎞/ℓ | 410.0万円 |
アコード(2008年12月発売モデル)
グレード | エンジン | 駆動 | 燃費 | 価格『税込』 |
2.0 20LT | 2ℓ直4SOHC | FF | 13.2㎞/ℓ | 256.9万円 |
2.0 20LT インターナビパッケージ | 2ℓ直4SOHC | FF | 12.8㎞/ℓ | 302.9万円 |
2.4 タイプS | 2.4ℓ直DOHC | FF | 11.2㎞/ℓ | 374.4万円 |
2.4 タイプS アドバンスパッケージ | 2.4ℓ直DOHC | FF | 11.2㎞/ℓ | 401.4万円 |
アコード(2002年12月発売モデル)
グレード | エンジン | 駆動 | 燃費 | 価格『税込』 |
2.0 20A | 2ℓ直4DOHC | FF | ― | 209.5万円 |
2.0 20A 4WD | 2ℓ直4DOHC | 4WD | - | 231.1万円 |
2.0 20EL | 2ℓ直4DOHC | FF | ― | 231.1万円 |
2.0 20EL 4WD | 2ℓ直4DOHC | 4WD | ― | 252.7万円 |
2.4 タイプS | 2.4ℓ直4DOHC | FF | ― | 257.0万円 |
2.4 24TL | 2.4ℓ直4DOHC | FF | ― | 273.2万円 |
2.0 ユーロR MT | 2ℓ直4DOHC | FF | ― | 273.2万円 |
※このモデルでのカタログ燃費表示は表示形式が異なる為、表記してありません。
販売好調時はグレードが20もあった?
日本で販売が好調な時は月に1,000台以上を売り上げていたアコードです。
最高の販売時期には、グレードも20くらいはあったでしょう。
現在の販売台数は5分の1以下になっており、日本でのガソリン車およびセダンの人気の低迷もあり、ハイブリッドの1本に絞った販売となったようです。
その時は、グレードも20もあったという事は、グレード数は今の10倍ですね。
フルモデルチェンジになったら、グレードの数はどうなるんですかね。
新型アコードが日本で発売された場合のグレード数の違いは?
出典:http://www.as-web.jp/car/12350/attachment/4160425b_003h
2019年末には日本でも発売が予想されるアコードのフルモデルチェンジですが、日本ではいくつのグレードが用意されるのでしょうか。
現在のアメリカからの情報も含めて予測してみます。
アメリカでも販売不振に陥っている?
アコードはトヨタのカムリと共にアメリカで絶大な人気を博していましたが、10代目のモデルチェンジ後は、かなり厳しい状況を強いられているようです。
対するカムリが販売台数を伸ばしているにもかかわらず、アコードは販売が伸び悩んでいます。
リース料金が高いとか、モデルチェンジのサイクルが早すぎたとの理由もあげられていますが、アメリカでの販売に本腰を入れるのなら、戦略をもっと綿密に考えるべきであったでしょう。
日本ではアコードハイブリッドだけの販売に?
あまり大きな変更もなく値上げだけが目立ったアメリカでの販売は、アコードだけでなくホンダ本体も相当な痛手を負うことになりそうです。
そして日本で行われるであろう、10代目アコードハイブリッドの販売がどのように行われるのか気になるところです。
ハイブリッド以外の選択肢も考えられましたが、アメリカでの評価が悪いのですから、ラインナップの追加は考えられないところでしょう。
日本のフルモデルチェンジでも、アメリカで販売されているモデルの中から『ハイブリッド』のみを選択して発表されることでしょう。
じゃあ日本での販売も現在と同じ少数グレードの可能性が高いようですね。
同じハイブリッドのインサイトも2種グレードのみだから、ホンダの日本での販売の傾向が分かりますね。
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まとめ
出典:http://automove.jp/?p=21761
ここまで、日本と米国でアコードのグレード数に違いがあるのか?についてお届けしていきましたが、如何でしたか?
現在のアコードの販売グレードが2種のみになった経緯が理解できました。
販売好調であった時には20種もあったグレードが、販売低迷に引きずられるように少なくなり現在のハイブリッドのみの販売となったようです。
日本でのモデルチェンジ発表が待たれるアコードですが、良い材料は今のところ少ないようです。
イギリスからの工場撤退を決めたホンダが、日本でどんな風に巻き返しを図るか、期待しています!
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