今回は、BMW 3シリーズのディーゼル燃費が良いのか悪いのか、燃費に関する評判についてもご紹介します。
BMW 3シリーズにはガソリン車やハイブリッドも存在しますが、主役はディーゼル車になっています。
ヨーロッパではディーゼル人気が衰えることを知らず、日本車のディーゼル車も海外で売り上げを伸ばしています。
人気もあるだけにディーゼル技術も日本より進んでおり、ディーゼルを好む日本人も海外からたくさんのディーゼル車を購入しています。
ディーゼル人気がある理由は、パワーもありますが燃費が良いのも人気の一つになっています。
それでは、BMW 3シリーズのディーゼル燃費は良いのか悪いのか、燃費に関する評判についてもお届けしていきますので、お見逃しなく!
ガソリン車より燃費がいいし、CO2の排出量もガソリン車の方が多いようですね。
日本ではガソリンより軽油が安くて、財布に優しい感じですが、海外でも同じなのでしょうか。
【目次】
BMW 3シリーズのディーゼル燃費は悪いって本当?
出典:https://clubmini.jp/14686
では、ディーゼル車は燃費がいいと言われますが、実際にはどうなのか、3シリーズではどうなのかを見ていきましょう。
カタログ燃費は?
3シリーズディーゼル320dのカタログ燃費は21.4㎞/Lとなっています。
それに比べて320iのガソリンエンジンのカタログ燃費は16.0km/Lとなっていてディーゼルの方が勝っています。
因みに排気量が3Lのガソリンエンジンの燃費が13.5km/Lで同じパワーを持ち合わせると考えれば、燃費に大きく貢献している事がわかります。
実燃費は驚きの20キロ㎞/L超え?
気になる実燃費ですが、街乗りの平均が13~15㎞/Lで、高速では20㎞/Lが平均のようです。
実燃費は、その車にあった運転が一番良い燃費を引き出すため、運転の仕方によって一人づつ違ってきます。
また街乗り主体の人もいれば、高速を多く使う人もいて、道路の状況にも左右されるため、どうしてもバラツキがでます。
ただ一般的平均値として捉えると、カタログ燃費の7割程度が実燃費と言われていますから、良い方といえるでしょう。
ガソリン車と比較すると、ハイオク仕様の2Lガソリンターボの実燃費が11.2km/Lで、3Lガソリンターボでは10.05㎞/Lと平均値が出ています。
やはり、その差は大きく、ディーゼルの燃費の良さが際立って見えます。
ディーゼルはどうして燃費が良いの?
ガソリンよりディーゼルの方が燃費が良い理由についてご紹介します。
圧縮比が高いから熱エネルギーのロスが少ない!
ディーゼルの圧縮比は14~16でガソリンは10~13が普通です。
つまり、ディーゼルの方が、より高く圧縮しないと爆発しないということです。
エンジンは、爆発し終わっても熱エネルギーを残していますが、このエネルギーを残したまま排気ガスとして外に出されてしまいます。
ディーゼルはガソリンに比べて圧縮比が高いので、ガソリンよりも熱エネルギーの排気ロスが少ないので、排気量も多くハイパワーで高燃費となります。
リーン混合気は燃焼時の圧力が大きく熱効率が良い!
ディーゼルエンジンは自己着火をする確実な高温が必要になります。
高圧にする事で高温になり自然着火が起こります。
高圧縮には薄い混合気を燃焼させる『リーンバーン』が必要で、リーン混合気の発熱量は少ないけれども、熱膨張率が高い空気との密度が高いので、燃焼時の圧力が大きくなり熱効率が良好となり燃費の改善になります。
吸気抵抗が少ないので燃費が良い!
ガソリンエンジンの回転数を調整するスロットルバルブは、吸気の抵抗となりポンピングロスとなります。
スロットルバルブを閉じ気味の時は、人が口をすぼめて空気を吸っているようなもので、大きく口を開いて吸い込む時より力を必要とします。
エンジンも混合気を吸い込む力はピストンが下がる時の負圧を利用しますが、スロットルバルブを閉じ気味にすると、ピストンが下がる時の抵抗となり、余分なエネルギーを消費することになります。
ディーゼルエンジンにはスロットルバルブが無く、回転調整は直接噴射する軽油の量で行うため、吸気抵抗が比べ物にならないほど少なくなります。
ターボ過給と相性が良いので燃費も良い!
最近のクリーンディーゼルには、ほとんどターボが装着されています。
ディーゼルエンジンは、高圧縮比のまま、高い過給圧をターボで掛けられるため、ターボの恩恵を大きく享受することができます。
ディーゼルエンジンがターボにもたらすメリットにはこんなものがあります。
- ターボ過給は圧縮比を上げるのと同じ効果があり、低回転での高トルク効果が大きい。
- ターボは、ロスとなる『排気エネルギー』を再利用する。
- ターボ過給は排気量アップと同じ効果があり、ダウンサイジングの効果が見込める。
3シリーズのターボでは『2Lディーゼルターボ』エンジンが使用されています。
これは2Lガソリンエンジンよりパワーは格段に大きく、3Lエンジンにも匹敵します。
同じエンジン様式で排気量が大きくなれば確実に燃費を落としますので、2Lより燃費は向上し、3Lと比べてもパワーは見劣りせず、燃費にはもっと大きな開きが出ることになります。
軽油が安いからガソリン代はハイブリッド並み?
このように実燃費も良いディーゼルですが、ハイオク仕様のガソリン車に比べると、リッター当たりの金額も原油高の昨今では大きく影響し、ディーゼル車が圧倒的に有利になります。
本体価格が同グレードと約20万円の違いで、ひと頃の計算では6~7年で元が取れるかと言っていましたが、現在のガソリン高では5年で元が取れるかもしれません。
因みに日本ではディーゼルに使用する軽油はガソリンに比べて安いのは当たり前になっていますが、海外では状況が違います。
ヨーロッパ等では、軽油の値段は日本のように安価なわけではありません。
むしろ軽油の方が、ガソリンより高い国もあるのです。
地球に優しいクリーンディーゼル!
日本では汚い空気をまき散らすイメージが強いディーゼルですが、実際は真逆になります。
ガソリン車の方が圧倒的にCO2の排出量が多い為、海外でディーゼルが人気なのも、これが理由の一つとなっています。
また、ディーゼルの技術も海外ではかなり進歩しており、クリーンディーゼルと呼ばれるように更に有害な物質の排出を少なくし、CO2の排出量も少なくなっています。
もちろん、燃費も向上を続けています。
デーゼルとターボの組み合わせは最高なんですね。
実燃費で20㎞/Lならカタログ燃費とほとんど変わらないですね。
BMW 3シリーズのディーゼル燃費に関する評判は?
出典:http://mangthuvien.com/nguoi-thong-minh-ca-doi-se-khong-noi-3-cau-nay-v2560.php
では、実際に乗った方に実燃費を聞いてみました。
ガソリン車と乗り比べてもらう事はできませんでしたが、個々に調査して比較もしてみました。
低回転では回転をあげる事なく加速が可能?
ディーゼルエンジンで特徴でもある低回転での高トルクが生み出す加速は、ガソリンではアクセルを踏んだ分だけ、ガソリン消費に直接繋がりますが、ディーゼルでは、その瞬間的なパワーで加速の時間を短縮する事も可能で、加速時のパワーもさることながら、燃費にも好影響をもたらしてくれます。
高速域では瞬間的に30㎞/Lを記録?
ディーゼル車の最も得意とする分野は高速域であり、存分にその能力を発揮してくれます。
最近の報告では、瞬間的な数字では30㎞/Lを記録したとも聞いており、高速使用の多い人は24㎞/Lの平均値も報告されています。
まだまだ伸びる余地もあるでしょう。
2015年のマイナーチェンジで更に燃費向上?
2015年のマイナーチェンジ前と比較すると、カタログ燃費では10%程度の向上になったようですが、実燃費はそれ以上に上がっているようです。
それまで平均で13~14Km/Lの報告が多かったのに対して、2015年のマイナーチェンジ以降では、20km/L以上の報告も多く、弱点であった騒音も改善されてきているようです。
ディーゼル分野では海外に比べて遅れをとっていただけに、ここにきて日々進歩を遂げているようで、20㎞/L超えが当然になってくるのではないかと思います。
BMW 3シリーズディーゼル燃費以外のデメリットは?
出典:https://www.tainavi-switch.com/contents/443/
今回の調査ではディーゼルの燃費に対する批判的な意見はありませんでした。
では、その他でディーゼルの不満に思う部分を聞いてみました。
一番のデメリットはカリカリ音?
ディーゼルのデメリットと言えば『音』です。
ディーゼルに乗った人は分かるでしょうが、俗に『ガリガリ音』とも言われる独特な音です。
これはディーゼルの構造上、仕方のないものですが、3シリーズでは『カリカリ音』と評されるまで、小さくなっているようです。
また2014年以降に発売されたものは、劇的に音が小さくなったとも聞いていますので、機会のある方は確認してみて下さい。
音は人によって聞こえ方も違いますので、どうしてもこの音が気になる人もいるようです。
トラック等のディーゼル音に比べたら、何とも静かに感じてしまいますが、気になる方には我慢ができないでしょう。
そうした方には、やはりハイオク仕様のガソリン車の静かさを求めてしまう事と思います。
また同時に、高圧縮の自然発火では音とともに『振動』も発生します。
高い効率の裏側には、こうしたデメリットも潜んでいます。
ガソリン車でも聞こえる?
ガソリン車は、プラグで電気火花を飛ばし、それを元にしてゆっくりと燃焼が進んでいきます。
ディーゼルのように同時に多数の場所で爆発が起きる仕組みではないので、音の発生は無いはずです。
しかし、何らかの原因でピストンで圧縮している途中などに、ガソリンの周辺の温度が着火温度に達っしてしまうと燃焼が始まりディーゼルと同じ現象が起こります。
これを『ノッキング』と言い、起きた燃焼は異常燃焼であり、エンジンにダメージを与えることになります。
つまりは、異常ですから不具合の発生です。
ノッキング現象が起きた場合は原因を突き止める必要があります。
街乗りでのアクセルの踏み直しが面倒?
ディーゼルにはアイドリングストップ機能が付いているため、アクセルの二度踏みが必要になります。
特に市街地等では、ストップアンドゴーの繰り返しの度に、アクセルを踏みなおししなければならないため、面倒に感じます。
アイドリングストップからの始動は早いものの、始動時の振動が大きいのも気になります。
それが短時間に頻繁に繰り返されるのは、大きなストレスになるでしょう。
音の問題は小さくして改善しても、人によって嫌いな音もあるから難しいいですね。
最近は音の不具合もかなり改善されたらしいですよ。
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まとめ
出典:http://jp.autoblog.com/2015/01/19/2015-bmw-1-series-photos-video/
今回は、BMW 3シリーズのディーゼル燃費は良いのか悪いのか、燃費に関する評判についてもご紹介してきましたが、如何でしたか?
ディーゼルエンジンがガソリン車に勝る理由がお分かり頂けたことと思います!
ディーゼルエンジンとターボの好相性もわかりましたし、3シリーズでもディーゼルとターボの組み合わせを使用しています。
また、BMWでは以前よりディーゼルに注目し、精度を向上させています。
第3のエコカーと言われてブームにまでなったディーゼルの更なる進化に期待ですね!
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