今回は、車を新車で買う時のローン組み方や種類についてご説明していきます。
最近では、中古車や軽自動車の価格全体も上がってきており、特に新車購入の際にはローンを組むのが普通になっています。
販売店側もローンを組んでくれた方がバックマージンが入るせいか、現金一括払いでも喜ぶ事は無く、しつこくローンを勧めてくる店舗もあるくらいです。
一口にローンと言っても、金利の内容が複雑で購入金額や審査によって金利が変わってくる事もあるので、正しい知識を持っておく必要があると言えます。
それでは、車を新車で買う際のローン組み方について解説していきますので、お見逃しなく!
金利が低い方が良いことは分かるけど、あまり詳しくは理解してません。
月々の支払いと期間は分かるけど、どのローンが得なのか損なのかわかりません。
【目次】
車を購入するときのローン組み方には種類があるの?
出典:https://money-goround.jp/article/2017/03/24/3958.html
ローンの種類の特徴を見てみましょう。
ディーラーローン
ディーラーローンは、新車を売りたいディーラーと契約している信販会社のローンで、商談したその日に、ローン審査の結果が出る事も珍しくありません。
また、ディーラー提携ですので、面倒な手続もありませんし、購入手続きと同時進行でローンの手続きも代行してやってくれます。
言われた必要書類を揃えるくらいで、審査も易しく納車までラクに進むことがほとんどです。
ですから、金利は他に比べて高めですが、そのままディーラーで取り扱っているローンを利用する人も多いようです。
また、キャンペーン等も行っており、同じメーカーでも金利が違う事もあるので注意して下さい。
銀行型ローン
銀行系のローンは、手続きなどで時間が掛かったりもしますが、金利が低いのが大きな魅力です。
金利が低い分、ディーラーローンに比べて審査は厳しくなります。
目安として、ご自身の年収のおよそ半分程度なら借りられます。
契約者の勤務先や勤続年数によって借りられるかどうかの審査がされ、そこでOKが出れば契約ができると言う事になります。
その審査が厳しいということで、手続に1か月程度などと、他に比べると長い時間がかかる場合がほとんどです。
また、銀行への来店が必要な場合もあります。
審査に通らず借り入れができないこともあります。
このような場合には、ディーラーローンを検討してみましょう。
残価設定ローン
残価設定型ローンとは、簡単に説明しますと、車の本体価格から残価を引いた金額を、月々定額で支払っていく方法です。
例えば、200万円の車を3年の残価設定型ローンで購入した場合には、3年後のその車の価値『残価』を新車価格の半分の100万円と設定すると、200万円『新車価格』-100万円『残価』=100万円『プラス利息』を3年間で支払います。
通常のローンであれば、200万円『プラス利息』を3年間で支払わなければならないため、残価設定型ローンでは毎月の支払額を安く『上の場合では残価を引いた半額の100万円』済ませられます。
様々なメリットがある?
また、月々の支払いが低く抑えられるため、手が届かなかったワンランク上の車を買うことができるなどのメリットもあります。
しかし、ローンが終わる3年後には、その車をディーラーに返却するか、残価分『上の例では100万円』を払って買い取るか、もしくは残価分を再びローンを組むかのいずれかを選択することになります。
また、残価設定型ローンは、3年後にその車を返却し、新しい車に買い替えてもらえる可能性が高いため、ディーラー側にとってはメリットが大きいローンです。
ローンの保証人は必要無い?
普通の車のローンの場合では、特別な事情が無い限り、購入する車が担保となることもあるので保証人を必要とすることはまずありません。
但し、利用者が未成年であったり、収入が安定していないと判断されるような場合には、信用力が無いと判断され、保証人を必要とされることもありますので注意してください。
また、他社からの借り入れが多かったり、住宅ローン以外の借り入れがある場合にも同様な事が考えられますので覚えておくと良いでしょう。
自分に合ったものを選ぶのがいいんでしょうけど、まだ良く分かりませんね。
残クレも良さそうだけど、カスタマイズできないとか、走行距離まで制限されるとチョット考えますね。
新車購入時にはローン組み方以外にもローン金利を確認しよう!
出典:http://www.minnadeooyasan.jp/9487
新車ローンの金利とは、借りた金額に対する『利子率』のことで、例えば100万円を3%の金利で借りた場合、1年で3万円の金利を負担することになります。
金利が高くなる、あるいは借りている期間が長いほど、支払う利息負担は大きくなりますが、返済方法にも種類があり、金利や利息が関係します。
こうした部分も知っておく必要があります。
2種類の金利が存在している?
金利の種類には固定金利と変動金利の2種類があります。
また、最近では一定期間で金利選択できる『一定期間固定型』と呼ばれる固定金利も存在します。
固定金利は返済期間中の金利は『固定』という契約になりますが、変動金利の場合は借入期間の間に金利が変動ます。
通常は固定金利よりも変動金利の方が低く設定されていますが、一般的に景気が良くなれば金利は上昇しますので、支払額が増えるリスクがあります。
固定金利はその逆で、金利は固定されますが、たとえ金利が下がったとしても、その恩恵に預かれないというデメリットともリスクとも言える部分があります。
変動金利の総返済額が判明するのは、ローンを完済した時です。
ですから、ローンを組む時点では、変動金利と固定金利のどちらが得かはわかりません。
専門家の意見も真っ二つに分かれており全て推測ですので、ご自分で判断するしかありません。
金利の相場はどれくらい?
ここ数年は、景気の状況に応じて低い金利が続いています。
年収や年齢など、審査が厳しい銀行系ローンの場合は低金利の場合が多く、2~4%の金利で借りられる場合があります。
一方、ディーラー系のローンは審査が甘いかわりに4~10%など、銀行系のローンに比べると金利は高くなります。
タイミング良くキャンペーンを行っている金融機関もあります。
ネット等で簡単に金融機関の比較ができますので、シミュレーションも合わせて、金融機関のホームページ等を見ても良いでしょう。
返済方式も2種類ある?
新車ローンの返済方式に『元利均等返済』と『元金均等返済』の2種類があります。
元利均等返済は毎月の返済額が一定ですが返済当初は元金がなかなか減らないというのが特徴です。
元金均等返済は返済する元金が一定で、これに利息をプラスするというものです。
返済初期は支払う金額が高く、元金が減るにつれて金利が減るので支払額が減るという特徴があります。
どちらにしても、毎月支払う金額と、返済後の総支払額の二つを比較して、無理せずに納得の行く返済計画を考えた上で、契約するようにしましょう。
キャンペーンの時を狙うのもいいですね。
ディーラーのローンは手続きが簡単でいいと思っていたけど、銀行より金利が高いんですね。
ローン組み方を決めるときは返済計画を立てるのも重要!
出典:https://urunara-urunara.com/loankumikata
きちんとした返済計画を立てる事は大事な事です。
生活費や車の維持費も計算して、無理なく支払える金額での返済を考えましょう。
また返済期間についても、今後の生活プランもあるでしょうから、そういう要素と返済可能金額を熟慮して細かく計画を立てましょう。
月々とボーナス時の支払い額は?
新車ローンの平均支払額は、借入額と借入期間、借入金利によって決まります。
ディーラーローンが必ずしもベストとは言えませんし、ご自身にとって無理のない返済方法の選択が大切です。
銀行のローンの等はネット上でシミュレーションできます。
もし、銀行の窓口等で相談すれば、月収や年収に合わせて、このぐらいの支払いがいいのではとアドバイスもしてくれます。
ボーナス時の支払いも、給与体系等によって相談にのってくれますので、契約しなくても相談するだけで勉強になるでしょう。
月々の支払いや、ボーナス払いの金額はそれぞれで全く異なるため、金融機関のプロに相談した方が、明解な回答が期待できます。
支払い期間はどの位が普通なの?
新車ローンの返済期間は3年、5年が一般的ですが、最近では7年もあります。
また、審査が通れば、頭金ゼロでの借り入れも可能です。
返済期間に3年や5年を選ぶ人が多い理由には、新車購入から3年目にやってくる車検、それ以降は2年毎にやってくる車検が関わっています。
また、自動車保険や毎年支払う自動車税も念頭において、無理のない返済期間を選びましょう。
返済期間は最長で10年?!
ディーラーローンの最長は7年が多く、今のところ長くても8年までですが、銀行系ローンであれば、最長10年のマイカーローンも存在します。
長く借りられることで毎月の返済額は低くなりますが、支払期間が長いので、総支払額が高くなることも念頭に置くべきです。
また、長く乗れば自動車の故障リスクや修理代金も高くなりますので、ローンの支払いが残っている間に事故に出会うリスクも考慮して、任意保険への加入は必須であろうと考えます。
特に、新車の場合は車両保険に入っていないと思わぬ事故で、ローンのみが残ってしまうこともありますので、リスクも頭に入れて保険の加入を検討されることをお勧めします。
頭金は入れるべき?
頭金は、あくまでも毎月の返済額を減らすための手段として考えるのが良いでしょう。
金利が低ければ、頭金ゼロ円で借り入れして、手元の現金を他のことに使用することも可能です。
まさかの事態に備えて、手元に資金を残しつつも、生活に余裕のある返済ができれば、それも一つの選択でしょう。
本当に参考までですが、頭金の平均は50万円前後と言われます。
軽自動車や小型クラスの購入では、20~30万円が最も多く、普通車クラスでは50万円~100万円の頭金が多いといわれています。
あくまで参考として、無理のない計画を優先して下さい。
無理のない金額っていっても返済期間が長くなりすぎるのも困りますね。
一度銀行で相談してみるのはいいですね。
車の新車購入時のローン組み方は?
実際にローンを組む手続きを順を追って説明します。
ローンの見積もりを取ろう
銀行系ローンや、残価設定型ローンは、銀行のホームページや、各車のメーカーでもシミュレーションができ、総支払い額まで見積もりできます。
ディーラーローンでは、各ディーラーで金利が異なる場合もあるので、値引き交渉の時に合わせて聞いてみても良いでしょう。
ディーラーでは、ローンを組んでくれるとローン会社からバックマージンが入るので、その分の値引きも上乗せしてもらってもよいでしょう。
無理のない金額を正直にいって、ローンの見積もりをしましょう。
ローン審査に通る必要がある?
ローンには必ず審査があります。
定職につていない方や、収入が安定しない人は、この審査でローンが組めないと判断される事もあります。
ただし、ローンの種類によって審査の基準が異なりますので、銀行で断られても金利は高くなりますが、別のところでは審査が通る事は良くありますので、ご注意下さい。
審査に通らない理由は?
新車ローンの審査に通らない理由は、はっきりと当事者には伝えられませんが、いくつかの原因が考えられます。
年収に対する年間の返済額が高い可能性があります。年間の支払い額は、おおよそ年収の40%以下という基準があります。
ただし、年収の40%の金額を毎年支払う生活は楽ではありませんので、年収の25%以下が無理のない返済額と思われます。
また、過去に借り入れした際に、支払いに関する問題を起こした事があると、借り入れ金額が低いのに審査が通らないこともあります。
他にも、他社から既に融資を受けている場合は、借り入れ総額が年収の50%を超えると融資がストップされる事もありますので気を付けてください。
審査が通ったら契約しよう!
とにかく早く手続したいというのであれば、ディーラーローンが最短でしょう。
しかし、先述のように金利は安くはありません。
急がないのであれば、およその予算を決めてディーラーへ行ってみましょう。
あと少しで目標とする毎月の支払額に手が届くのであれば、頭金を用意する代わりにディーラー担当者へ、思い切って指値で値引くという交渉も行ってみるのも良いでしょう。
ローン会社からディーラーへのバックマージンの事はお話ししましたが、ローンを組んでもらえれば、営業マンはダブルで嬉しいのです。
これから一生懸命に支払うのはあなたです。
安くできるものは、今のうちにできるだけ値切っておきましょう。
1件目がダメでも、他店に行って相見積もりをするか、銀行系ローンを探すという方法があります。
契約までの時間は伸びますが、長い支払いとのお付き合いになるのですから慎重に契約する事が肝要です。
手続に用意するもの
ローン審査を終えて、いざ購入契約のサインをしてしまえば、あとはディーラーの担当者から請求される書類と印鑑を用意するだけです。
普通車の手続に必要な書類は実印、印鑑証明書『軽自動車は住民票になります』、委任状、車庫証明『地域により軽自動車は不要の場合があります』です。
契約が終われば、ローン返済が開始するのですから、自動車保険の手続きも忘れないようにしましょう。
ディーラーローンでは、購入と並行してローン審査を行ってくれたり、手続きも代行してくれるから助かります。
でも銀行の方が時間がかかっても金利が安いから迷いますね。
保険も加入しておかないと安心できないですね。
新車・中古車を買う時の下取り車を高く売る方法は?
新車・中古車を安く買うには、値引きをしてもらうのが圧倒的に早いですが、あなたに下取り車があるのならば、その車を下取りに出せば更に安く買えますよね。
しかし、ディーラーの下取り金額に騙されてはいけません!!!
ここで注意すべき事は、「ディーラーは下取り金額を低めに見積もっている」という事。
また、
と言ったセールストークに誤魔化され、あやうく損するといった場面も見受けられます。
やっぱり、1円でも高く下取りに出したいですよね?
そのためにも、ある程度の今あなたの乗っている車がいくらで売れるのか相場を知っておく必要があるのです。
そんな時に役立つのが、かんたん車査定ガイドになります。
そこで、下取りに出したい車を一括査定してもらって買取価格の相場を知ってその見積書を提示して、それより高くしなければ下取りに出しませんとあなたの下取り車を高く売るために交渉する最大の武器となります。
私もディーラーに車を下取りに出した時、ラブ4の初めの提示金額は40万と言われました。
そこで、車買取査定サイトから無料査定をしてもらった結果、57万円という買取金額が出て唖然としました。
あやうく17万円を損するところでした!
その後、私は再びディーラーへ行って車買取査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えたところ、車下取り価格を17万円+1万円UPしてくれました。
初めから相場以上の金額で対応してくれよと思いながらも、車買取査定サイトを知らなくては損するのは当たり前ですね。
だからこそ、下取り買取金額を出してもらう前に、利用していくのを忘れないようにして下さいね。
かんたん車査定ガイドでは、かんたん車査定ガイドで申し込み後、買取相場が表示されます。
ディーラーの下取り買取価格と比較したい方・すぐに相場を知りたい方は、無料ですぐに利用できるのでお早めに利用してくださいね。
かんたん車査定ガイド
まとめ
出典:https://nanapi.com/ja/97640
ここまで、車を新車で購入する際のローン組み方について解説してまいりましたが、如何でしたか?
ローンを組むまでには幾つかの段階を踏んで契約という事になります。
ローン自体もローン会社の商売ですから、なるべくお得なローンを選ぶ事が大切です。
特に長期のローンを組む場合には、アクシデントに備えた保証も伴います。
大切なお金を支払っていくのですから、良いローンを選び、しっかりとした返済計画をもってローンを組みましょう。
かんたん車査定ガイド