この記事では、アリストの故障しやすい箇所とよくある故障について詳しくご紹介します。
アリストは1991年10月にトヨタから発売されたプレミアムセダンです。今でもワイドでローな伸びやかな見た目とよく伸びる走行性能は人気です。
現行のレクサス『GS』モデルはとにかくかっこよくてセダン好きにはたまらない車種です。
アリストの一番の特徴はスポーツカーよりも優れていると言われる走りのポテンシャルです。
そんなアリストは故障しやすいのでしょうか?またよく故障する箇所があるのでしょうか?
アリストを購入したけどすぐ壊れるなんてことにならないように事前に故障しやすい部位を知っておきましょう。
それでは、アリストの故障しやすい箇所とよく出てくる故障についてお届けしていきますので、最後までお見逃しなく!
アリストってかなりかっこいい車ですよね?ちょっと高そうですけど乗ってみたい車です。
でも故障しやすい車であれば買っても修理が高く付きそうで怖いですね。
事前に故障しやすい箇所は知っておきたいです!
【目次】
アリストのよくある6つの故障原因は?

アリストは故障しやすい車なのでしょうか?結論から言えば車自体が故障しやすいという事はありません。
トヨタが自信を持って発売している車です。故障しやすいなんてことはないでしょう。もしかすると年式が古く走行距離もかなりいっていればもしかしたら故障が立て続けに出ることはあるかもしれません。
しかし、車がもともと故障しやすいというのは考えにくいです。では、『ここの部位は故障する可能性がある』といった部分はあるのでしょうか?
気をつけて見ておきたい故障ポイントであればいくつかありますのでご紹介していきます。
ブレ-キディスクの歪み
ブレーキディスクに歪みがあると一定以上の速度が出ている時にハンドルが異常に振動したり、左右にフラフラと揺れてしまいます。
この現象を『ジャダー現象』と言い、これが大きいと運転に支障をきたす可能性が高まります。
このブレーキディスクの歪みはブレーキローターの錆や熱で起きてしまうためにこまめにチェックを入れておくのが良いとされています。
いざジャダー現象が起きてしまうと何度も起きてしまうので一回でもこの現象が起きてしまったらすぐに修理をすることをおすすめします。
ブレーキディスクの交換になると工賃含めて大体3万円から高いもので10万円くらいで交換が出来ます。
ジャダー現象だけを食い止めるのであれば、『ジャダーストップフルキット』と呼ばれるものを取り付ける事で解決できるかもしれません。
価格はおよそ12,000円ほどで買えますが交換には専門的な知識を要しますのでおすすめしません。
ロアボールジョイントの劣化
ロアボールジョイントとは人間で言えば関節のような部分でクッション的な役割を果たす部品の事です。
この部分の劣化が起こると段差などの足回りからゴトゴトと異音が発生します。最初は大きな段差等でしかしなかったものが些細な段差でも音が出るようになってきます。
このまま放って置くと最悪の場合ジョイント自体が外れてしまい大惨事になってしまいます。
劣化が起こるのは走行過多によって起こる摩耗や重い荷物を乗せて長時間走る事、又は事故などの衝撃によって損傷して徐々に悪くなっていきます。
対策するにはボールジョイント自体の交換が最適です。ロアボールジョイントには修理というものがありません。
交換をするのであれば自分で行うのは難しく特殊工具が必要になりますので交換は工場に依頼しましょう。
部品代は約7,000円、工賃で10,000円前後かかるので摩耗をなるべくさせないような運転を心がけましょう。
ブッシュ類の故障
ブッシュとは車の足回りにあるサスペンションの関節部に付けられたゴム製部品です。
このブッシュに問題が出ることによってゴトゴトと異音が発生したり、振動を吸収しづらくなり乗り心地がかなり悪くなります。
このブッシュ類の故障はそのほとんどが劣化することで判明します。しかしブッシュの劣化は通常ではわかりにくいです。
ゴムなので悪くなるのも徐々になっていくものですし、乗り心地の体感も人それぞれなので全く気づかない場合も全然ありえます。
サスペンションがへたってくると段差での衝撃がダイレクトに響いて腰が痛くなる人もいるくらいです。
ブッシュの交換は大体早くても新車から10年位(10万km)は代えなくていいと言われています。
費用は工賃含めておよそ20,000円~30,000円を目安にしてください。もしもサスペンション毎交換になると全部で10万円近くかかるのでその点にはご注意ください。
エアコンの故障
アリストで多くでる故障です。エアコンを入れても全然涼しくなってくれない現象で逆に温風が出てしまうこともあるようです。
原因はコンプレッサーの圧縮不足によって起こります。コンプレッサー自体が壊れているのではなく圧縮不足なのでエアコンガスの圧力がかなり弱ってしまっているのでコンプレッサーを新しいものに変えれば治ります。
コンプレッサー交換には50,000円前後で交換が可能です。これは工賃込みの値段となっており、自分で治すには専門的すぎるので修理を依頼することをおすすめします。
もしもエアコン自体を交換することになった場合は、80,000円くらいの修理費用がかかります。
コンプレッサーの耐用年数(寿命)はガスの補充を定期的に行いエアコン自体も定期的につけていれば10年以上はもつといわれています。
運の要素が絡んでくるものなので普通に使っていても5~6年でだめになることもありますので注意が必要です。
ヘッドライト内に水が入る?
ヘッドライトを自分で交換した際に取り付けが不安定になっているとヘッドライト内に水が溜まってしまう事があります。
水が溜まってしまうと電球が切れるだけでなく、そこから電気系統に何らかのアクシデントが発生してエンジントラブルにまで発展する恐れがあります。
その場合の対処法としては、本体の裏のレンズとの境目を再度コーキングし直す必要があります。どこから漏れているかは分かりづらいので覆われている箇所は全てコーキングし直すのがいいでしょう。
またコネクター部分にも隙間ができてしまっている可能性がありますので水分が入らないようにゴムパッキンが密着しているか確認したほうが良いでしょう。
パッキンの交換であれば2,000円程度で購入できますので自分で交換してあげましょう。
ドアロックアクチュエーター
ドアロックの故障はアリストを含め多くの車の不具合として報告される頻度の高い修理箇所になります。
ドアロックアクチュエーターが故障すると自動ロックが効かなくなったり、動作不良で何故か二回ロックがかかってしまうなどの不具合が出てきます。
また、ロックをかけた際に運転席側のみロックがかかって他のドアが動作しないなどの不具合もでるようです。
原因としてはアクチュエーターの劣化や過電圧がかかることでヒューズが飛んでしまっている事が予想できます。
修理にはドアロックアクチュエーターの交換が必要になりますが、交換の費用は1,000円もかかりません。
しかし自分でドアを分解して交換するのは難しいと思いますのでディーラーに修理を依頼するのがいいかと思います。
意外に不具合が起こりやすい箇所が多くてびっくりしました。
でも壊れやすい場所がわかっていれば対処もしやすいですね!
アリストはタイヤ周りの故障が多いようなので、運転していて些細な違和感でも感じたらすぐにチェックをしたほうが良さそうですね。
4WSが故障しやすい?!高額修理の場合も?

『4WS』とは日本語で四輪操舵の事で、通常ハンドルを操作すると動くのは前輪ですが『4WS』の場合後輪にも舵角させることで操舵時の不都合をなくすものです。
日本の車ではそんなに多く普及しませんでしたが、アリストの一部のグレードではこの『4WS』が採用されています。
安定性が出る反面ハンドリングが不自然に感じてしまい、しかも不評だったのにプラスして何より不具合の発生が多く不具合が出た際の修理費用がかなり高額になるのがネックでした。
何と修理費用だけで20万円以上してしまうのです。
この4WSが搭載されいてるグレードの把握と修理に対しての保証については購入の際に十分に気を付けないと大変なことになります。
搭載されているグレードは?
4WSが搭載されているグレードは『V300』と『V300ベルテックスエディション』です。
このグレードには4WSが搭載されていますのでご自分のアリストのグレードを確認しておきましょう。
4WSの寿命は?
4WSのシステム自体に寿命は特に設定されていません。
しかし、経年劣化によってタイヤ周りはどうしても悪くなるのも事実です。
交換する目安としては大体5万キロを超えてきた辺りから交換を視野に入れたほうが良いかもしれません。
4WSの修理・交換費用は?
4WSの修理・交換にはかなりの高額な修理費用がかかります。
金額は最低でも20万円はみておいたほうがいいでしょう。しかもこれは部品代だけでこれくらいするので工賃も含めるともっとかかる可能性があります。
4WSと4WDの違いは何?
4WSは4つのタイヤがそれぞれ操舵されることを指し、4WDは4つのタイヤが駆動するという意味なので全く違うものです。
あくまで4WSはタイヤが4つとも動いているだけなので、それぞれが駆動して回るわけではありません。
四輪駆動の4WDは4タイヤが全て駆動して回るので力強く走ることができます。
4WSという言葉初めて知りました。確かに4WDと似ているので間違えやすいですね。
実際に4つのタイヤが操舵できるとなってもどんな時にいいのかが想像出来ません。
もしかしたら縦列駐車とかがすごくしやすかったりするんですかね?
アリストターボはタービンが壊れやすいって本当?

アリストターボのタービンは壊れやすいと言われています。アリストターボはツインターボエンジンなので、その中のターボチャージャーと言う部品が2個ついていてそのターボチャージャーが故障してしまうようです。
壊れる前兆としてエンジンから異音がしたりガタつく事が多くなってきて多くの人は気づきます。他にもマフラーから白い煙が出るなどの症状も出ます。
このターボチャージャーが壊れることを『タービンブロー』といいこれが起こると車は本来のチカラを出すことができなくなります。
原因はエンジンオイルの劣化や不足によって焼き付きを起こした時や異物が入り込むなどが考えられます。
片方のタービンが壊れても走れるの?
ツインターボの場合片方が壊れても実際乗る事は出来ます。
しかしエンジンに異物が入っている可能性もありますし、そのまま走り続けるとエンジンが駄目になる可能性が高まります。
そうなるとエンジン毎交換になる可能性があるため修理費用はもっと高額なものになってきます。
エンジンの交換になると30万くらいは交換にかかりますので片方でもだめになった時点ですぐに修理をするようにしましょう。
修理費用は?
ターボチャージャーの交換、修理費用はおよそ8~12万円程かかります。
中々の修理費用になりますので、対策としてこまめなエンジンチェックとエンジンオイルの交換は6ヶ月毎にしっかり行うなど事前に壊れないように対処しましょう。
せっかくターボエンジンを搭載して力強い走りが出来るのにタービンブローでエンジンを壊したら台無しですね。
マフラーから白い煙が出るのは結構わかりやすい前兆なので乗る際には毎回チェックしたほうが良いかもしれません。
エンジンオイルはタービン以外にも色々な所に必要なものなのでこまめにチェックしないといけませんね!
新車・中古車を買う時の下取り車を高く売る方法は?

新車・中古車を安く買うには、値引きをしてもらうのが圧倒的に早いですが、あなたに下取り車があるのならば、その車を下取りに出せば更に安く買えますよね。
しかし、ディーラーの下取り金額に騙されてはいけません!!!
ここで注意すべき事は、「ディーラーは下取り金額を低めに見積もっている」という事。
また、
と言ったセールストークに誤魔化され、あやうく損するといった場面も見受けられます。
やっぱり、1円でも高く下取りに出したいですよね?
そのためにも、ある程度の今あなたの乗っている車がいくらで売れるのか相場を知っておく必要があるのです。
そんな時に役立つのが、かんたん車査定ガイドになります。
そこで、下取りに出したい車を一括査定してもらって買取価格の相場を知ってその見積書を提示して、それより高くしなければ下取りに出しませんとあなたの下取り車を高く売るために交渉する最大の武器となります。
私もディーラーに車を下取りに出した時、ラブ4の初めの提示金額は40万と言われました。
そこで、車買取査定サイトから無料査定をしてもらった結果、57万円という買取金額が出て唖然としました。
あやうく17万円を損するところでした!
その後、私は再びディーラーへ行って車買取査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えたところ、車下取り価格を17万円+1万円UPしてくれました。
初めから相場以上の金額で対応してくれよと思いながらも、車買取査定サイトを知らなくては損するのは当たり前ですね。
だからこそ、下取り買取金額を出してもらう前に、利用していくのを忘れないようにして下さいね。
かんたん車査定ガイドでは、かんたん車査定ガイドで申し込み後、買取相場が表示されます。
まとめ

今回は、アリストの故障しやすい箇所とよくある故障について詳しくご紹介してきましたが、如何でしたか?
せっかくかっこいいアリストに乗るのであればなるべく修理費用にお金をかけずに車のカスタムに使いたいですよね?
アリストは故障しやすいと言われていますが、よくある故障の箇所を覚えておくだけで事前に対処はできるはずです。
せっかく乗る車なのでなるべくなら修理にお金をかけずにもっとかっこいい車にするためにも細かいチェックでメンテナンスしていきましょう!
かんたん車査定ガイド