この記事では、バイクのエンジンがかからない時の原因・対処法についてご紹介します。
通勤や通学など毎日の移動手段として、休日にふらりとツーリング、郵便屋さんや外食デリバリーなど、バイクは本当に便利な乗り物です。
出先で気になるポイントがあったら駐車スペースを気にせずに停車できたり、車では通れない道に入って行けたり、何と言っても『風』を感じて爽快感が味わえるのが醍醐味です。
本当にバイクって、機動性が高く便利で魅力たっぷりの乗り物です。
ですが、お仕事中や楽しいツーリング中に突然エンジンがかからなくなったら困ってしまいますよね?
それではバイクのエンジンがかからない時の原因・対処法についてお届けしていきますので、最後までお見逃しなく!
近所へのお買い物や休日の遠方へのツーリングなど、オンでもオフでも大活躍です。
生活に欠かせない存在のバイクのエンジンが、かからなくなった時の対処法を知っておいて損はないですね!
バイクのエンジンがかからない時にチェックするポイントは?
バイクのエンジンがかからない時は、どこをチェックしたらようのでしょうか?
バイクは操作スイッチや機能部品が、むき出しの状態なのでトラブルを発見しやすく便利な反面、外部の環境に影響されやすい欠点もあります。
急ぎの時や、お出かけ先などで、万が一トラブルが発生しても自分で原因のチェックポイントを把握できれば安心ですよね。
そのポイントについて確認してみましょう。
キルスイッチはONになってる?
バイクには『キルスイッチ』という安全装置が付いています。
原付など小排気量のバイクは一部のみですが、250cc以上のバイクにはほとんどの車種についていて、非常事態の時に電力をカットし強制的にエンジンをストップさせる装置がキルスイッチです。
例えば、走行中にスロットルがもどらなくなったり、転倒したときにエンジンがかかりっぱなしでタイヤが回転し続けているなど、事故発生時に車とは違う危険が伴うためにバイクには必須な安全装置になります。
緊急事態には非常に役に立つキルスイッチなのですが、通常走行時にOFFの状態だとエンジン始動の為に必要な電力が遮断されてしまい、エンジンがかかりません。
停車中にヘルメットをハンドル付近にかけたり、降車時に手がふれてしまったり、第3者の手でキルスイッチがOFFにされる場合もあるので、バイクでエンジンがかからない場合は、まずキルスイッチを確認しましょう。
ガソリンは入ってる?
次に多い原因は、エンジンを動かす為には無くてなならない、ガソリンが関係するトラブルです。
バイクを揺らしてみると、『チャプチャプ』とガソリンの音がするのにエンジンがかからない!そんな時はガソリンタンクの下部についている、燃料コックを確認しましょう。
最近のバイクはフューエルインジェクションが主流となっており、燃料コックが存在しない場合は関係ありませんが、燃料コックがある車両の場合は以下の点をチェックしてみましょう。
まずは、通常走行時であれば燃料コックが『ON』の位置になっているはずですので、早速確認してみましょう。
ONの位置に燃料コックのレバーがきていても、エンジンが始動しないようであれば、ガス欠寸前なほどにガソリンが減っていますので、『RES』のリザーブの位置にしてみましょう。
ガソリンが少しでも入っている状態なら、これでエンジンが始動するはずです。
ガソリンが十分に入っていて、燃料コックの位置もONになっていて問題がなければ他の原因が考えられますね。
サイドスタンドは払ってある?
さあ、出発だ!あれ、エンジンがかからない?ガソリンも入ってるし、コックもOK!キルスイッチもONになっているのに、どうしてエンジンがかからないのでしょうか?
きれいな景色を見て良い気分になったり、仲間内のと会話がはずんだりと、ついついやってしまうのがサイドスタンドの払い忘れです。
サイドスタンドを払わずに、そのまま発進してしまうとコーナリングの際にサイドスタンドが地面と接触してしまい、最悪転倒して大事故になりかねません。
そのため、サイドスタンドを払っていないとエンジンが始動出来ない仕組みとして、サイドスタンドスイッチというものがあります。
安全面を考えると、とても大切な機能であるサイドスタンドスイッチですが、不便に感じてしまうのも事実です。
サイドスタンドスイッチを無効化する方法ってあるのでしょうか?
『スイッチ』の名前の通り、サイドスタンドがかかっている状態のときに、スイッチが押されてエンジンが始動出来なくなっているので、このスイッチを常にONになるようにするだけで無効化することが出来ます。
具体的な方法としては、スイッチに繋がっている2本の配線をとりだして短絡させるという簡単な作業になります。
スイッチから切り離した配線をそのままつなげてもいいですし、買い替えや乗り換えで手放すときの事を考慮して、若干の手間と費用はかかりますがカプラーを使用して短絡させるのもいいかもしれませんね。
ギアはニュートラルに入ってる?
キルスイッチに確認、ガソリンやコックの確認、さらにはサイドスタンドも上がっているのに、エンジンがかからない!
他にもエンジンがかからない原因が考えられるのでしょうか?
バイクを止めた場所が坂道だったり、狭い場所を切り替えして停車したあとに多いのですが、ギヤを入れたまま停車してしまう場合があります。
そんな後の再出発の際に、うっかりニュートラルにせずにセルスイッチを押してもエンジンがかからずに戸惑ってしまうことがあります。
大抵の場合は、目の前のメーター付近にある『ニュートラルランプ』が点灯していないことに気づいて事なきを得るのですが、山奥や単独のとき、急いでいる時にはきちんと確認せずにあせってしまってうっかりミスをしてしまいます。
バイクはエンジンがかかからない理由はたくさんあるんですね!
どの原因の場合も、きちんとチェックポイントを押さえていれば、簡単に解決できそうですね。
急いでいるときこそ、楽しいときこそ、一息ついて落ち着いてやりましょう!!
バイクのエンジンがかからない他の原因は何がある?
バイクのエンジンがかからない原因をいくつかお話ししてきましたが、他にも原因は考えられるのでしょうか?
バイクを構成している部品やトラブルが発生しやすい場所を知っていると、万が一愛車のエンジンがかからなくなっても、落ち着いて対処できますよね。
通学・通勤に毎日使用したり、お休みにしかエンジンをかけない場合のバイクでは、バッテリー上がりや、プラグのトラブルが多いようです。
バッテリー上がり
バッテリーが上がってしまうと、エンジンがかからずにもうお手上げです。
なぜ、バッテリーが上がってしまうのか?
そもそも、バッテリーはエンジンが回転した動力でオルタネーターを動かし、発電した電気を充電しています。
しかし、バッテリーにも寿命がありますので、次第に充電ができなくなってしまい、使えなくなってしまいます。
バッテリーは上がってしまう前に、セルモーターを回す力が弱くなったり、ヘッドライトなどの灯火類が暗くなってきます。
エンジンのかかりが悪くなったり、ヘッドライトが暗いかな?と感じたら、バッテリーの寿命が近いかもしれないので、注意しましょう。
バッテリー上がりの対処法は?
バッテリーの状態に気を付けていても、急にバッテリーが上がってしまった場合はどうしたらよいのでしょうか?
まずは、友人や知人のバイクとブースターケーブルをつないで、再始動を試みるのが一番簡単で費用のかからない方法です。
ブースターケーブルを使用してエンジンが再始動出来たら、そのまま購入したお店や修理工場に行き、バッテリー電圧をチェックしてもらいましょう。
電圧が低いようでしたら、思い切ってバッテリー交換を行いましょう。
いずれも工賃込みで原付だと1万円程度、大型バイクの場合は3万円程度かかるようですので、マニュアルを調べて自分で交換してみても良いかもしれないですね。
ジャンプケーブルでエンジンがかかるようになったり、街中でのバッテリートラブルで、すぐに交換や充電できない場合はどうしたらいいのでしょうか?
バイクのレースがお好きな方なら、一度くらいは目にしたことがあるかと思いますが、バイクのエンジンをかけるのにバッテリーと使わなくも可能な『押し掛け』という方法があるのです。
押し掛けの方法は?
最近のバイクはオートマ化が進んでいることもあり出来ない場合もありますが、マニュアルトランスミッション車やオートマ車でもクラッチレバーが存在するバイクであれば、押し掛けが可能です。
押し掛けとは、文字通りにバイクを押してエンジンをかける方法なのですが、なぜエンジンがかかるのでしょうか?
エンジンの始動方法はセルモーターやキックペダルを使うやり方の場合はエンジンのクランクシャフトを直接回転させて、エンジンをかけます。
押し掛けの場合は、エンジンの出力の最終点であるタイヤを利用して、逆向きにエネルギーを伝達することによって、クランキングを行いエンジンをかけるのです。
実際の押し掛け方法ですが、フューエルコックを確認後、イグニンションをONにしてサイドスタンドを払い、ギヤを2速に入れてクラッチを握ります。
この状態になったら、周囲を確認してから走りでしてある程度のスピードがでたら、躊躇なく思い切ってクラッチを一気につなぎます!
エンジンがかかったら、すぐにクラッチを切り、少し空ぶかしをしてアイドリングが落ち着くまで様子をみてください。
押し掛けは体力勝負ですので、なるべく少ない回数で成功させるのがコツです。
プラグの状態が悪い!
押し掛けをしても、エンジンが動かない場合はプラグの不良が考えられます。
プラグとは、エンジン内で空気と燃料が混ざりあった混合気が圧縮された状態になったときに2~3万ボルトの火花を飛ばし爆発させる役割があります。
この重要な部品であるプラグが不調になる原因には、電極の消耗・劣化や燃えカスのカーボン類の付着など、様々な原因が考えられます。
これらの原因でプラグが十分な火花を飛ばすことが出来なくなってしまうと、エンジンの掛かりが悪くなったり、走行中に突然エンジンがストップしてしまうなどの重大なトラブルを招いてしまいます。
プラグコードが抜けてしまっていることもある?
プラグを外して電極の劣化がないか?カーボンのススが付着していないか?確認しても問題がない場合、プラグに電気を送るプラグコードが抜けているが考えられます。
プラグコードとは、エンジンのシリンダーヘッドに装着されたプラグに、イグニンションコイルからくる高電圧の電流をプラグに供給する電線のことです。
プラグ交換や、エンジン周りのメンテナンスのあとに、プラグコードをプラグに接続するのを忘れてしまい、エンジンがかかない場合もよくあります。
自分でバイクのメンテナンスをする場合に、やってしまいがちなトラブルの一つです。
古いバイクは混合気の不調も考えられる?!
今まで、お伝えしてきた原因をチェックしてもエンジンがかからない場合は、混合気の不調が考えられます。
どんなエンジンも混合気がよくないと、バッテリーやプラグが新品でもエンジンがかからなくなってしまいます。
特に、年式の古いバイクの場合は混合気の不調が起こりやすくなります。
エアクリーナーの詰まり
エアクリーナーとは、混合気作るための空気をきれいにろ過するための部品です。
素材は、不織布やウレタンフォームと言われるスポンジからできていて、汚れてきたら洗浄や交換をしなければなりません。
この素材の種類や目の細かさによって、空気の取り込まれ方に大きな影響を及ぼし、エンジン性能にかかわる非常に重要な部品です。
このエアクリーナーの劣化やよごれによって、空気中のゴミや異物が取り除かれない状態でキャブレターに送り込まれてしまい、詰まりの原因となってしまいます。
キャブレターが詰まっている
エアクリーナーの汚れや劣化が原因もキャブレターが詰まってしまうと、必要なガソリンが供給されす、最適な混合気が作れなくなってしまいます。
キャブレターのジェットと呼ばれる部品は、燃料を送り出す系統によって『メイン』『スロー』『パワー』の大きく3つがあります。
このうち、メインジェットとスロージェットが詰まりやすい傾向があります。
どちらも、キャブレターにとって重要なパーツですので、定期的な洗浄やこうかんがをしてトラブルを未然に防ぎましょう。
二次エアを吸い込んでいる
エアクリーナーを通過した空気は、その先に接続されているキャブレターへと送り込まれて、ガソリンと混ざりあってエンジンへ送りこまれます。
ガソリン量と、それに見合った空気が混ざりあうバランスが、エンジンのかかりの良し悪しに大きく影響するので、このバランスが崩れるとエンジンがかからくなってしまいます。
古いバイクの場合には、エアクリーナーとキャブレターの接合部分の『インシュレーター』という部品の劣化や破損が多くみられます。
この、つなぎ目部分が壊れていると、すきまから不必要な空気が流れ込んでしまって、ガソリンが要求するよりも、流入する空気の量が多くなってしまい、エンジンがかからなくなってしまいます。
バイクの年式によって、エンジンがかからない原因が違うのですね。
バッテリーが上がったり、プラグの交換なら自分でも解決できそうですね。
年代の古いバイクの場合は、エンジンがかからない原因を知るには、たくさんの知識や経験が必要そうね。
新車・中古車を買う時の下取り車を高く売る方法は?
新車・中古車を安く買うには、値引きをしてもらうのが圧倒的に早いですが、あなたに下取り車があるのならば、その車を下取りに出せば更に安く買えますよね。
しかし、ディーラーの下取り金額に騙されてはいけません!!!
ここで注意すべき事は、「ディーラーは下取り金額を低めに見積もっている」という事。
また、
と言ったセールストークに誤魔化され、あやうく損するといった場面も見受けられます。
やっぱり、1円でも高く下取りに出したいですよね?
そのためにも、ある程度の今あなたの乗っている車がいくらで売れるのか相場を知っておく必要があるのです。
そんな時に役立つのが、かんたん車査定ガイドになります。
そこで、下取りに出したい車を一括査定してもらって買取価格の相場を知ってその見積書を提示して、それより高くしなければ下取りに出しませんとあなたの下取り車を高く売るために交渉する最大の武器となります。
私もディーラーに車を下取りに出した時、ラブ4の初めの提示金額は40万と言われました。
そこで、車買取査定サイトから無料査定をしてもらった結果、57万円という買取金額が出て唖然としました。
あやうく17万円を損するところでした!
その後、私は再びディーラーへ行って車買取査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えたところ、車下取り価格を17万円+1万円UPしてくれました。
初めから相場以上の金額で対応してくれよと思いながらも、車買取査定サイトを知らなくては損するのは当たり前ですね。
だからこそ、下取り買取金額を出してもらう前に、利用していくのを忘れないようにして下さいね。
かんたん車査定ガイドでは、かんたん車査定ガイドで申し込み後、買取相場が表示されます。
まとめ
この記事では、バイクのエンジンがかからない時の原因・対処法についてご紹介してきましたが、如何でしたか?
キススイッチやガソリンコックの確認にはじまり、サイドスタンドの払うわすれなど、ちょっとしたことで、バイクはエンジンがかからなくなってしまうのですね。
バッテリーやプラグの状態など、普段のエンジンのかかり方に注意しておくと、事前に予防できそうなトラブルの原因もわかりましたね。
年代の古いバイクに乗っている場合には、エアクリーナーやキャブレターなど、より専門的な知識が必要なトラブル原因もあるんですね。
かんたん車査定ガイド